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私としては、おもしろかったっす!さすが新選組ファンの三谷脚本。キャラが立ってて、楽しかったです。藤原・沖田ナイス。さわやかな好青年でいくのかと思ったら、「楽しく人斬り」だし、子供時代も明るく自信家で私はとっても好きー。沢口おみつ姉もテンション高くて、この姉弟の性格が出ていていいですよね。「縦に長いコブができてる」「だから触らない!」
山本・土方、最初あまりに線が細くてどうしようと見ていたのですが、10年前になるとがぜん土方らしくってナイス!いきなり女たらしまくり、最低しまくり、性格ゆがみまくり、勝ちゃんに頼りまくり。そうそう、土方ってこういうチャラ男なのよ。あと、武田、ハラダ、島田の3田がナイスー。ハラダ、島田はまさにイメージそのまま、武田は「あっそーか、こういうタケダなのね!ええやんか」でした。石黒・桂、ほんまいやな男ですね。でもあの髭の濃さでは、のちのち女装できないやん…。意外に江口・竜馬が、それなりにはまっていてよかったです。つうか、竜馬って案外演じやすいのかもね。だってキャラ決まってるやん。田中・周斎先生と野際・ふでがやはり重鎮。周斎先生を見てて、近藤はこの人にほれて養子になったのね、と納得しました。
つうわけで、私って意外と一応なんでもスタートは「肯定」の人なんです。
だってどんなドラマも小説も、最後まで見ないとわかんないじゃない。特に芝居系の役者さんとか、脚本って、どんどんテンションが上がっていくじゃないですか。
さて、慎吾・近藤。いやーーー。正直、むずかしいっす。力はいりすぎ。慎吾くん、そんなにまじめにやんない方がいいよ。山本土方が「勝ちゃんはいつもまっすぐだな」を連発してたけれど、まだ慎吾くん、近藤の「まっすぐさ」を自分のものにしてないのかも。むずかしいですよね。「まっすぐ」なキャラって。ゆがんだキャラの方がずっと解釈もしやすいし、自分なりのゆがみ方もつくれるし、演じてもおもしろいのかも。描くときも、ゆがんだキャラの方が描きやすいですよね。あくまで私の場合なんですが、まっすぐなキャラって、描いても楽しくない…。笑。いや、作者が描いてて楽しくないキャラって、見ててつまんないと思うんです。色気も出ないというか。やっぱ、作者が「こいつ、やな奴ー」とか、「こいつ、めっちゃかっこええー」とか思えないと、キャラ自身も動かない。演技もそうなのかも。
でも、10年前のシーン、宗次郎に対するシーンあたりでちょっとよかった。
慎吾くん、宗次郎との関係に糸口をつかむか?宗次郎が兄、師と慕う近藤。宗次郎に慕われる優しい、強い近藤。そのあたりでしょうか。
野際・ふでとのシーンでふと思ったのは、この近藤は「心の中でいろいろ考えているけど、気をつかって明るく笑顔で振舞っている」キャラ作りなのかも?だとしたら、この慎吾・近藤の力はいりすぎも、そういうキャラだからあえてそういう演技なのかも。とまで、ふと思いましたが…考えすぎやね。笑。
あと、土方とのやりとりもこれから徐々になじんでいくのでしょうか。
山本・土方が、見てるうちにだんだん「歳さん」の顔になっていったので、山本・土方にリードされてなじんでいくかも。笑。最後のボロ舟のシーンはバカ丸出しでナイス!勝&歳の「ああ、こいつらほんとにバカだったんだなぁー」加減が、とってもナイスでした。笑。
いずれにしても、私としてはとっても楽しく観ました。わかりやすいし、展開が早いし、会話も今感覚ですごく笑えるし。そういうことって大切だと思うんですよ。幕末とか、歴史上の人物とかいうと、自分たちとぜんぜん関係ない感じになってしまいがち。でも歴史というのは、私たちと同じ五感をもった人間が、普通に生きてた、その場その場に起きた小さな出来事に普通に対応していって、それが積もり重なりなにかの結果になっていく。そういうことであって、それがめちゃくちゃおもしろいわけです。特に幕末なんて、本当に近い歴史なんですから、「ああ、そりゃそう思うよね」的なことって大切だと思うんです。歴史に出てくる彼らが感じたこと。たとえば「寒い」とか「怖い」とか「臭い」とか(変なたとえだけど、こういう感覚って一番変わらないし、強烈なので)そう感じることは、今の私たちとまったく同じでしょう。そこから、歴史のおもしろさ、怖さが理解できていくと私は思っています。だから、時代考証に沿ってなくてもいい、少し変な言葉遣いがあってもいい。大切なのは歴史上の人々を生の人間としてとらえることであって、けして年号を記憶したり、考証の正確さを競ったりすることではないのでは。もちろんあまりに時代を誤解させるようなことはいけないけれど、学術論文ではなく創作物なら、表現手法として、それでいいと私は思うのです。はい。
うーん。年配の、大河ファンにはどうなのかなぁ。やっぱりめちゃくちゃ言われるのかなぁ。とほほ。新撰組ファンの人にも言われちゃうかなぁ。とほほ。でも監修が山村竜也さん!なので、変な思いこみや誤解のシーンは絶対ありませんね。それはとっても安心です。よかったです。 |
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いや、不思議なもので、慎吾君の顔が「香取慎吾」ではなく見えてきましたね。これは単に、初回のこちらの不安が薄れているからでしょう。でもやっぱ気になるのは「声」。慎吾君は声質が軽いというか、高い方?なので、近藤のイメージと相当違う。試衛館時代は、この声で多分OK。慎吾君は、多分大器晩成というか、演じているうちにどんどんはまっていくんでしょうが、この「声」をどう「局長」近藤にしていくのか、そのへん少しはらはらっす。
いや、やはり土方いいですね。鬱屈した性格というか、卑屈な性格というか、ファンとしてはとっても嬉しいです。こういう鬱屈したものがないと、後の副長時代のはじける陰険さ(…)は理解できないですよね。近藤との距離の置き方もさすがです。変にべたべたせず、男同士の友情というか、微妙に「憧れ」と「嫉妬」とプライドが入り混じって。
今回の「おおおおおお」はやはりハラダ!ハラダー!そうや、あんたはそうでないと!もうちょちょぎれにナイスー。本物のハラダはすごい美男子だそうですが、ハラダだもん。こうでなくちゃ。永倉も出て来たし、「あっ、新選組のおもしろさって、なんかRPG」と気づいた私。「女の好みは小柄でお茶目」で、「やっぱピチピチギャルのまさこちゃん」を連想したのは私だけではあるまい。笑。それにしても永倉、老けすぎ。笑。
相変わらずイケてるのはおみつ姉ですね。めちやかわいすぎー。好きー。このおみつ姉で、沖田という奴が想像できてナイス。沖田本人がなかなか出ないのも、さすが新選組ファンの三谷脚本でしょうか。思うんですが、あまり新選組を知らない作家ほどやたら沖田中心にドラマを書くような気がします。もちろん、沖田主人公の話なら別なんですが、新選組そのものを描くとき、沖田ばかり追うよりも、近藤と土方を追わないとぜんぜんわかんないと思うし…。
今回は、そのへんきっちり押さえていて私は嬉しいです。
あと、土方長兄、(すみません、今名前忘れました…)この人を出してくれるなんて、と少し感動でした。 |
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あちこちのサイトでも話題になってましたね。「香取大明神」。私もあれはギャグかと思いました。でも天下の大河でそんなことするわけないし。ネットで調べたら、案の定ちゃんとした武人の神様ということで、昔からああして掛け軸で奉っておくものだそうです。はぁー。でも、あえてあんなに見えるように画面に出すあたり、演出のお茶目?笑。
今回は女性を意識でしょうか。ふでにスポットをあてて、その年代の女性の複雑な心理を描いて、より女性の視聴者をターゲットにしたのかな、とも思います。「私のことがお嫌いですか」という慎吾・勇に、ぴくぴくとひきつる複雑な表情のふで。女性同士ならともかく、若い男性にこの憎悪は、反面の恋愛感情か?とか深読みもできませんか?いや、これは香取慎吾に「俺が嫌い?」と言われて動揺しないおばさんはおらんやろう、えへへへへ、という下世話な個人的感情かも…。汗。
道場で、橋本左内と竜馬と三人で話す間、どたばたといろいろな人が登場するあたり、「舞台」ですね^.^。沖田ー。一歩間違えれば狂気っぽいかんじの、あのテンションの高さ。好きやなぁ。「命つきるまで近藤先生のために」とかいうパターン化した悲壮なキャラにはならないことを期待。あの狂気に近いテンションで、そのまま狂気に突っ走ってくれれば、今までの沖田を打ち破る沖田になるのでは。
石田散薬、売りまくってましたね。歳、口上うめぇー!つるつるつるっと人をだます口上は、やはり土方の得意ワザ。今回も十分鬱屈してて、勇が真正面から屈折していく(変な言い方ですね…)のに対して、変にねじれて屈折しているのが対照的で、嬉しいっす。
ふと思ったのは、最終的に土方は近藤のために新撰組を作るのか、それとも近藤を踏み台にして新撰組を作るのか。どっちに、この土方は描かれるんだろう。このままでは「あんたのために俺は命を捨てる」的な土方じゃない気もする。おお、かっこええやんか。でも大河でそこまでやるのか?
次回はどんどん仲間が増えるということで、ハラダや斎藤も出てきそう。さらに芹沢まで?くー、サービスしすぎー。 |
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いやいやいや、オールスターズでしたね!斉藤、山南、芹沢とおつねさん。オダギリ斉藤、めちゃかっこええっす!香取近藤と並んで画面に入ってると、「かつてNHK大河でこんな美しい画面があったろうか」と思いました。いや、美しいというか、むさくるしいけどな。土方対山南の初対決も見れたし。山南、上目遣いが苛立ちを誘いますね。山南、言ってる台詞は正義っぽいけど、目つきがいやらしくてのちのちの彼のジレンマを予想させてくれます。もうすでに土方、イライラしまくりでナイス!そういえば土方、総髪になってましたね。前回よりもだいぶ月日がたったようですね。
にしても、芹沢、いきなり料理してるかー!?「もっと噛め」「飲み込め」にサディスティックな圧迫感が出ていました。佐藤浩市、でも貫禄がまだまだ…。私は父の三国連太郎が好きなんですが、息子、もう少し年とってからやってほしかったっす。キャラの豪快さに、線の細さが負けてますね。うーん。…すみません。芹沢については、力入ってしまうの。好きだから。芹沢、水戸藩士として出て来たから、水戸藩士としての気骨がのちのちどう新撰組の中で浮いていくのか?どんな風に描いてくれるのか、楽しみです。
土方と周助先生のやりとりは笑いました。やっぱ田中邦衛、上手いよね。おろおろおろっとして、いい親父出てます。土方、完全にプロデューサー&マネージャーしてていいですね。あまり新撰組を描いたドラマや映画では、土方のこういう面はクローズアップしてなかったのでは。ファンはとっくに知ってることでも、一般の人は土方のイメージは偏ってるし、知ってもらえるとファンとして嬉しいよね。「…負けた」も笑。関係無いけど、最近「トリビアの泉」で土方の有名なのろけ文のことや、近藤のげんこつの入る口という、ファンなら常識の話が「へぇ」連発でいい賞金になってますね。「ええっ、そんなことがトリビアでいいの?」と毎回驚いて悔しい思いをしてます。じゃあ「沖田総司はひらめ顔だった」でもいいの?笑。
毎回思うけれど、非常に明快でわかりやすいですね。今回の水戸藩の話でも、近藤が、身近な同じレベル、いや、自分より下と思ってさえいた人物が、「国士」として、歴史を変える大事件にかかわり立派に死んでいく。解説する山南。ショックの近藤。
展開、手法としては単純ですが、わかりやすくていいです。とにかく幕末史については「誰がどっち側(左幕か倒幕か)か、尊王と開国ってなに?」から、複雑でわかりにくいということなので、わかりやすく説明してくれてから、どんどん深いテーマに入ってくれればいいかな、と思います。 |
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今回は源さんでしたね。藤堂が出てきて後の八番隊隊長、というテロップが出たので、ふと源さんも隊長になるのよね、でも弱そう…と思ったとたん、斉藤相手にめっちゃかっこよかったので、「おおおお、俺の声が聞こえたのか?」とあたふたしてしまいました。笑。私、源さんも実はすごい人だったんだと思ってます。(どのキャラにもそう言ってるな、わし…)そもそも、いつも老人みたいに描かれるけれど、近藤達より何歳か上なだけで、老人なんかじゃなかったし、兄弟子で、近藤らが一目おいてたんですからすごく出来る人だったはず。人柄は温和だったんでしょうが、二人を抑えられるだけの人だったのでしょう。
で、桂。爆。そうかー、この桂はとことんこういう嫌われ者キャラなのね。笑。いるいる、こんなエリート、みたいな。桂、たいがい完璧な人物みたいに描かれるから、こういうマイナスイメージもいいですよね。たしか明治政府でも人気なかったんじゃなかったっけ。
芹沢と近藤のシーンで、ほんの少し、向こうのほうで「局長・近藤」の顔がちらっと見えたような気がしないこともないです。芹沢が「けっ」みたいに笑うわけですが、そこには近藤に対する「まだまだだけど、かわいい奴」みたいな印象も感じました。笑。かわいい奴…今書いてて、自分で少しゲロゲロですが。笑。個人的に芹沢は近藤を嫌ってはいなかったと思ってますので。近藤にとっても、芹沢はひとつの目指す壁ではなかったかとも思うし。
香取慎吾と佐藤浩市の演技力と存在感の差が出てしまっていたシーンではある。でも、その差ってそのまま芹沢と近藤のチカラの差にも見えました。そこまで計算していたのかどうかはわからないけれど…。
いや・・・わしって、芹沢になるとなんか力入るな…今回も…。
関係ないけど、後に浪士隊として京にのぼったとき、近藤らと芹沢らが同宿になって、芹沢がでっかい焚き火をして宿の主人を困らせたというエピソードありますよね。伊東成郎様の講演で「このとき、近藤も困り果てたという風にされてますが、実際には原田や永倉も一緒に薪をどんどん投げ込んでたらしいんです。いったいこれはなんなんでしょうかっ」という大爆笑ネタがありました。天にもどくような大焚き火をして、近藤は困っているのに、まわりでそらもっと燃やせ、そらもっと火をつけろと喜んで走り回るハラダとナガクラ…想像しただけで、爆笑っす。
でもこうして展開してきますと、「みんな実は知り合い」という感じではないですか?そういう伏線のはり方は、舞台的というのでしょうか?確かに後々の運命を想像させてくれるし、後半いろいろなおもしろい展開ができると思います。でも、世界がコンパクトになってしまう気がする…。言い方、よくわかんないんですが。
物語を描くとき、伏線をはって、実はあのときこういう関係があった、とすると、楽しいんですよね、確かに描く者にとっても。一枚の白い紙に、その伏線でキャラと相手のキャラの間を一本線でつなげて描いてみるとします。で、そういうキャラ同士の伏線を、それぞれ線をつなげていくとします。すると、わーっと線がいっぱいできて、ひとつの黒い塊になると思うんですよね。濃密な。でも、その外側は真っ白なままで、その黒い塊だけで転がっていく。そんな気がするんです。密度は濃い。でも、その中以外の世界がない、みたいな。私の場合は、それはちょっとよくないな、みたいな気もして…。
でも幕末って、すごく人間関係狭かったりしたらしいし、江戸で道場なんていったら互いに知ってたろうし。有名人はあちこちで顔だして知り合い作ってたらしいし。案外、こんなコンパクトな世界からスタートしてたのかもですね。そもそも今は「仲間集め」の段階だろうし…。
おつねさん、美人やんかー。賢い女性だし、よかったですね、おつねさん。
香取慎吾…そういえば、スマスマでお菓子かなんかやまほど口に突っ込むギャグやってたけど…ひょっとしてそれで選ばれたのかとふと思いました。笑。 |
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いやいやいや、今回言いたいことは皆さん心はひとつ、でしょう。歳、エロすぎ。笑。「満足ですか」「満足した」。したかったのか、満足…。異人に興味はないが、異人が抱いた女に興味がある。というのもさすが土方!「行きつくところまでいかないと言えないな」で同感っす。あれだけ事態が盛り「上がっていても、彼のアイデンティティはぶれなかったのね。笑。
週刊誌で、「土方は女好きではない。無礼だ」と怒ってる知識人の意見が偉そうに載ってましたが、誰がどう考えても、女好きにしか思えないっすよね、土方って…。あれだけ表に出してたかはわからないけど、それが土方のひとつの魅力だと思うんですが。女好きで、軟派の悪人で、それが新撰組になると鬼になってしまうというギャップがめっちゃかっこいいんちゃうんかなぁ。このへんのかっこよさは、女も男も共通に感じるのでは?
土方がマントを借りてナニするシーン、ヒュースケンが「お似合いです」と言い土方が「これはどこで手に入る」と聞く会話。これはのちのちの土方が洋式軍隊に惹かれることを暗示していて、なかなかおいしかったです。
ヒュースケン。川平慈英…。意外にぴったりしていてよかったですが、小せぇえー!香取近藤がまたでかいから、余計…。あかんよ、ここまで小さくみえては。やっぱ当時の異人のイメージ、でかくて怖いというイメージがあってこそ、攘夷という意識が理解できるんだから、こんな小さい異人ではあかんのではー。笑。「名前を言えるまで30年かかりました」が不発続きでかわいかったけど。
ヒュースケンというと、私は手塚治虫の「陽だまりの樹」のヒュースケンをイメージします。やっぱすごいっす、手塚治虫。若くして日本にきて、貴重な青春時代を摩滅させていくことへの焦り、白人のもつ日本への憧れと卑下。生のヒュースケンとは、手塚ヒュースケンだったのか、清廉潔白な三谷ヒュースケンだったのか。どっちでもないし、どっちの側面もあったのでしょうが…。でも三谷ヒュースケン、愛すべきミニマムちゃんでした。
でな、近藤。すみません、私、今までこの近藤が土下座するまで攘夷について考えていたとは思っていませんでした。「出て行ってください」はまぁわかるけど、土下座まで痛切に考えていたとは。ちょっとびっくり。
近藤という人は、ある意味「情が厚いが考えが浅く、時代の流行にのりやすい」人だったという評がありますが、それなのかなぁ、とか思ってしまいました。笑。ぜんぜん自分は当事者になってないのに、なりきってしまって土下座までしてしまう…おお、それならありそう!
山南、もうねちねち度満開!この笑顔のねちっこさったら。のちの土方のキレ様を彷彿とさせてくれて、私は毎回踊りまくりっす。(意味不明)なぁーんも考えない沖田もナイス!永倉も加わって、いっそう試衛館の貧乏度アップで、清河八郎も出てきたし、浪士隊への予感…。 |
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ハラダー。誰だよおまえはっ!笑。画面のあちこちで、そこにまじってるハラダの笑顔に笑いまくりっす。もうイメージ通りでナイスすぎー。バンキー!「みたいなー」!こういう展開で入門となるとは。本物は美青年、はどうなったのか。笑。でもまたまた偉い人には怒られてしまうんだろうなー。でもめちゃナイスやから、許してほしいなぁ。
対戦?ではいよいよメンバーほぼ全員そろって、腕をふるうあたりすごく楽しかったです。沖田、このドラマでは本当に純粋な子供ですね。純粋な子供、というのは、「恐るべき子供達」というか、快楽を求めるがゆえに残酷さも持ち合わせているという意味で。本当に「強い」ことを楽しんでいるのね。藤原沖田なら、そういう恐ろしさも表現できるかも。
今回の「爆」は「多摩勤皇党」でしたね。「多摩勤皇党」と叫ぶ近藤。「はああああ」という表情の土方。実際近藤なら喜んで大声で連呼しそうですよね。いやいや、「土佐勤皇党に私も加わりたい」と、近藤なら言ったかもです。まじに。
今回も土方マニーにはうっとりのシーン◎でした。「俺はもう勝ちゃんには必要ないんだ」うひよー。ヒューヒュー。憎いよこのっ。ある意味脳天気に「俺も時勢にのりたい」しか考えない近藤と、「俺って…」と苦悩する土方。さすが、ツボをついてくれますなー。そこで同人なら、「俺にはおまえが必要なんだっ」と近藤、となるでしょうが、そこはオトナで周助先生の心にしみる言葉でした。
試衛館、めっちや楽しそう!こんな楽しそうな試衛館が今まであったろうか。あえていえば、やっぱ木原としえに近いよね。この楽しさ。ああ、ここでおさんどんしたいー。「節約生活メニュー」でご飯を作ってあげたいー。つねさんとは言わん。ふででよろしいから、体験させてくんねぇかなぁ。 |
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ハラダ絶好調で嬉しい私です。しょっぱなからみんなでご飯楽しく食べてて、もぅ「いいなぁ、ご飯作ってあげたいなぁ」の連発ですー。つねさんの「食客とは、こうして普段ご飯を食べさせてもらって、いざとなったら主のために命を捨ててお助けするものです」というのに、のちの新撰組に至るひとつの要素を見ました。やっぱ食べ物の恩は強いよね。
伊東甲子太郎出ましたね。うーん、やな奴。笑。「この話はここまで」。きっとのちのち、この台詞に土方がキレるのだろうなぁ。笑。のちにかかわって、粛清されていくキャラの言動のはしばしに、土方を刺激しそうなネタが仕込まれていてファンとしては楽しみでなりません。
藤堂も加わりました。伊東とのやりとりを見てると、のちに高台寺党に入るいきさつが、これまでの解釈とまた違ってきそうな気がします。藤堂が伊東に新撰組参加の橋渡しをして、近藤より伊東に心酔した、というより、伊東が藤堂をあからさまに利用して、なかば脅しに近い言葉で強引に仲間にした、という形になるのかも…。油小路で、この気弱で優しい藤堂は伊東に利用されたまま、おろおろと殺されてしまうのだろうか…。泣。
それにしてもふと気がついたのですが、おのぶ姉、なぜここにいるー?みおが「どうしてここにいっぱい集まってるの?」と、試衛館を見て質問してきて、説明してたのですが、よく考えればおのぶ姉、なぜここに…笑。このころ、結構小さい子供もいたはずだし、一応武家の妻なんだし、どうやって家を抜け出してきてるのやら。
でもこのドラマのおのぶ姉って、多分キーパーソンなんでしょうね。私はこういうキャラを「天使の役割」と勝手に位置付けてるのですが、登場人物の岐路に助言したりしてストーリー展開させるキャラ。作者の投影でもあり、主役格キャラ同士では作者の意図する方には動いてくれないから、登場させて、意図する方にもっていかせることができるキャラ。
今回なら、松山藩の陣におのぶ姉まで行かせて、彼女の明るさと好奇心を理由として、近藤と英国人との人間同士の交流を描いて、近 藤の「尊王攘夷派」への疑問と憎しみを生み出したわけですよね。
おのぶ姉はテンション高い沖田の姉だし、近藤と同世代ということで、そういう役割に設定するのにちょうどいいのかもしれません。だから、結構無理を承知で登場させてるのかも。
土方、今回えっちしてただけ…。この男は…。お琴さんを見た瞬間の目というのが「おっ、美人」ではなく「おっ、結構いい女。やりてー」だと思いませんでしたか?笑。山本土方、上手いというかなんというか。笑。 |
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今回はお琴さんという最低女と、対していい女であるはずのつねさんのおバカという「女の浅はかさ」と、なーんも芽が出ない人生の「だめ男」という、とってもわかりやすい類型的な男女のジレンマではありましたね。
土方、最低男すぎー。笑。でもお琴さんといえば、通例ひたむきに土方に尽くす女、というキャラだけに、この最低女ぶりはナイス。結婚しない、と名言されておいて、関係を作ればもうこっちのもの、私のこと好きでしょ、「結婚しないって言ったじゃん」ひどい!私ってかわいそう!みたいな女?兄ちゃんが、しかも自分の手は汚さず手下使って土方たたきのめしてても、きっと「ああなんてかわいそうな歳三さん。でも私が悪いんじゃないのよ。勝手にお兄ちゃんがやったのよ。あなたにひどい目にあわされたのに、あなたを哀れむ私ってなんてかわいそう」かな?ナイス!
一種最高の男である近藤に賢くていい女のつねさんがついてて、 対照的にこの二人。最低男の土方には最低女しかつかない、ということでしょうか。いや、私なんかはこういうどーしようもなく鬱屈してる土方が好きなんですが、また「まっとうな」歴史ファンのおじさんとかには激怒されちゃうかなぁ。しくしく。にしても、土方、なんか2回に1回は殴られてるような…。これものちの「とにかく敵を見つけたら殺せ」主義の伏線?
関係ないけど、関西でこないだまで夕方「愛という名のもとに」を再放送していて、江口と山本君が出てました。山本君、まだ若くてひょろっとしてるけどやっぱ首太…。笑。
「武士じゃない」と名言されてしまう近藤。踏みにじられて、侮辱されて、奥底で憎悪に近いものを育てていくのか?とも今回慎吾君の大きな目に思いました。これって「奥深い黒い憎悪を明るくまっすぐなかたちで明確にしていく」という、すごく意外な方向付けなのかなぁ。…すんません。私もなに言ってんのか。
でも土方の屈辱・憎悪→屈折→「てめぇら、みんなやってやる!」→新撰組の冷酷な&創造的な副長という図式は、とてもわかりやすいよね。対してこの近藤って、屈辱・憎悪→「俺は屈折してない」と思ってる屈折→「俺こそが本物の武士になる」という前向きな復讐心→「とにかく最強になる!」という明るい建設的な殺戮集団の形成…か?もしかして。すっげーわかりにくいんですが、明るく前向きな殺人集団というとんでもない方向かもとか思ってしまうのだった。
いや、多分ここで屈辱をバネに、近藤は高すぎる理想を持ってしまうということなのでしょうね。
でも、のちのち芹沢、伊東らを粛清するときは、この近藤はどう描かれるのだろう。単に土方に操られるようには描かれないだろうし。自らの意志で粛清を決定していくのだろうが、そのときの近藤というのは、「苦悩して、断腸の思いで」というパターンか?それとも「憎悪の黒さを明確で前向きな理論に変えて」しまうのだろうか?
そういうことも想像させてしまうのは、結構香取近藤のキャスティングの狙いなのでしょうか?
勝海舟、私思わず北野武かと思いました。意識してる?笑。タケちゃんってやっぱ勝海舟ぴったりやもんね。佐久間象山もそろって出てくるので思わず「ほら、みお、変な人ばっかそろったよ」と美緒に言ってしまいました。ここに山内容堂なんて揃えて出してほしいなぁ。もうイッちゃってるおっさんばっかで、めちゃ楽しそう!^.^容堂公も私、タケちゃんぽいイメージあるので、出てくる人みんな北野武…くらくら。
ナガクラの山口、存在感ありますよね。ついこないだ別のパラエティで「ディズニーアニメのブルドッグが悪巧みしてる時の真似」というのをやってて、すげークリソツで子供と大笑いしてみてたの。ということは、山口、ナガクラやるときは「役作り」というより「永倉というキャラの真似」を演じてみてるのか…?笑。 |
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ほんとに「いよいよ浪士組」ですねー!!近藤、土方、沖田、山南、井上、永倉、ハラダ、藤堂とそろったラストは「いよいよ」感たかまりまくりです。そろって「京に行くぞ」と決めるシーンで、なんか里見八犬伝というか、RPGのパーティーがそろったみたいなイメージでした。キャスティングの妙極まれりというか、こんだけ個性強すぎの面子は今までになく楽しみです。ハラダ、がんばれ。笑。今回もキレまくってくれてありがとうー。永倉と妙な連帯感を持ち始めたようで、それもチェックですね。それにしてもまだ斉藤戻って来ない。いつごろそろうのでしょう。浪士団が京にのぼるあたりじゃなかったっけ。
沖田、ついに月代…。あああ。藤原君の可憐さが…。月代では可憐にはなれないっす。いや、沖田はオトナになりたかったんだろうけど。「総司は俺が面倒見る」「土方さん」というあたりに、「おお、新撰組やん」と少し照れくさかったっす。そういえば、土方が「勝ちゃん」ではなく「近藤さん」と呼んでましたね。
あっ、今ふと思ったけど、土方は近藤を「近藤さん」と呼ぶけど近藤は土方をたいがい「歳」と呼ぶのだね、どの作家でも。土方の近藤に対する呼び方は、場面で微妙に変わるけれど、近藤はほとんど「歳」。そうかー、近藤って単純というか、裏表とかあまり考えてないというイメージなのだ。いや、たいした話じゃなかったっす。いまさらこの二人の性質を改めて考えただけです。
芹沢、出ました。しっかり「悪役」ぽい仲間連れて。もうベタに悪役!って感じやんか。でもあれね、この芹沢の「悪」って、自分で暴れる粗暴タイプではなく、冷静な裏の顔役っぽいかっちょいいタイプなのかね。それはそれで嬉しいっす。
今回清河に説得される近藤を見ていて思ったこと。香取近藤、ほんまに「真っ白」すぎ。笑。自分の積極的な主義とか主張はないのね、まだ。でもなんか世間はどんどん行っちゃってるし、俺も今なにかやらなきゃ年とって死ぬだけだから、という焦り。なにか熱血な主張言われたら、素直に染まってしまうのだ。近藤ってそうだったのかもなぁ。今見るかぎり、土方の方が結構自分の模索に具体性を求めているようだし。他の面子がキャラ立ちまくりなだけに、近藤のこの真っ白さはドーナツ現象のような不思議な感じ。毎度言ってるのだが、狙ってるのか?単に実力不足か?笑。
次回予告は玄関にピンポーンで見れませんでした。どうなるのか?いよいよ京か? |