第11回 母上行ってきます 第16回 一筆啓上、つね様

どないや?NHK大河「新撰組!」
第12回 西へ! 第17 回 はじまりの死

第1回〜第10回
第13回 芹沢鴨、爆発 第18 回 初出勤!壬生浪士組

第21回〜第30回
第14 回 西へ! 第19 回 通夜の日に

第31回〜第40回
第15 回 行くか、残るか 第20 回 鴨を酔わすな

第41回〜最終回


第11回 母上行ってきます

いよいよ第一の山場に近づいてきました。今回はインターバルという感じ?「すうすうするんでしょ」「しまったと思ってるんでしょ」が今回のヒット。沖田の月代…。ううっ。なかなか慣れないよね。

お琴さん、まだ来るのかー。笑。あれからまだつきあってたの?お琴さんって、ほんまずるい女の代表役なのね。これから後半などでも、からんでいくのでしょうか?化けそう。いや、化ける、というのは、お化けになるのじゃなくて、すごく味のある役回りになるという感じ。木原敏江、最近は私がマンガあまり読まないせいか、見てないんですが、この方の描く女性はすごいの。最初弱々しくてなにも意味のない脇役かと思ってたら、心の中に複雑な執念を持っていて最後にストーリーを変えてしまうとか、「私はか弱い女だもの」というだけの理由で自分かわいさに主人公の運命を落とし入れてしまうとか。そんな女性に化けるか?お琴さん。

ふでさんと近藤の和解、泣かせますね。でもふでさんの近藤への理解は「息子」というより「同志」に近いですね。というのは、見ていて母親としてはぐっと来なかったから。むしろ前回の周助先生の方が、親としてぐっときました。だからふでさんはやはり母親としてではないのでしょう。ともに同じ戦いを続ける者として、二人は和解したのでしょう。

おつねさん、ひたすら可愛いですね。好きー。いまさらですが、「ふわふわ卵」ってどう作るのでしょう。あれって、卵丼の卵みたいなもの?
桂、久しぶりに出ました。また小ずるい言動をするかとわくわくしていたのは私だけ?笑。

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第12回 西へ!

この回、放映時間がかぶった「ワンピース」を子供らが、というか私も一緒に見てたので新撰組はビデオにとっておいて、その後なかなか見れず…感想遅れました。すみません。

さて感想〜。いやいや、いよいよ土方が本領発揮っすね!賄賂あり、詐欺あり、暴力あり、口封じありでもうどろっどろ。いいぞーひゆーひゅー!お琴さんとのどろっどろのあとに、近藤のおみつ姉とのさわやかなペパーミントのようなプラトニックラブ、そしておつねさんとの夫婦愛…いやー、もうなんつうか、土方、ろくな男じゃねぇな!いいぞ!
捨助、かわいそうすぎ…いじめられっ子…そうか、やっぱ「松本捨助」とは別だったのね。
あと、賄賂を使った土方に近藤が「怒らないから言ってみろ」と言うのも「ほほう」というかんじ。で、土方が言うと近藤は怒るというよりも「ああ、やっぱこいつって」という感じで「あとは俺がなんとかするから」みたいな始末にするのね。ふんふん。局中発度や、粛清についての今後の展開が見えますね。
話が前後しますが、おみつ姉、今回はいっそうさわやかミント味でした。「あのころが一番楽しかったね」という台詞に、「そうやなぁ、これからを考えるとこの時代が一番楽しかったということになるのかもなぁ」と実感。だって新撰組にのしあがっても、そのときの彼らの関係とか考えると、きっと「あのころが一番よかった」ときっと誰か言いそう。
新撰組でこんなに手間ひまかけて試衛館時代を描いたものって少ないだろうから、(いや、こないだふともう放送回数の1/5は使ってるから、新撰組時代の事件や人間関係考えると、間に合うのかなぁという気もした…)この時代の思い出が大きな伏線になっていくのでしょうね。

今回も芹沢さんは「食え」の圧迫感。あれですね。ものを食べるという行為は、ある種の官能であり、恥ずかしい行為でもあり、根本をいえば生き物を殺して食らうという行為だからでしょうか。やっぱ芹沢、まだまだ線細いっすね。ううむ。でも冷え冷えした「怖さ」はいいですよね。
しかも次回は「芹沢、大爆発!」…大はついたっけ?
みんなが期待する大焚き火ですね。ハラダは一緒に踊るのか?このぶんだと永倉は参加しないようですが、ハラダはガンガン喜んで薪もってきて踊りそう^.^。期待してます。

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第13回 芹沢鴨、爆発

 もうもうもう、今回ちょちょぎれにみんなかっちょよかったっすー!芹沢、かっちょよすぎー!(…まず芹沢か?笑)奴はただの暴れ馬ではない、というのに感激っす。そうよ、そうなのよー!にしても、芹沢の近藤に対する視線に「愛」を感じてしまった俺って変…?いや、司馬遼太郎の小説でよく出てくるでしょう。誰それが「この男の気性を愛していた」という表現。あれです。大焚き火の最後に根負けして近藤から視線をそらす芹沢に「近藤ってあほやから、俺やっぱ好っきゃなぁー、仕方ないやンけ」(なぜ大阪弁…)みたいな諦めを感じてしまった。新見も土方と同類項だし、結構好きなんです。大焚き火でお互いを「ブレイン」として本能的に嗅ぎ取っていたような会話もあったし、わくわくですね。
 ハラダ、さすがに焚き火に参加しなかったっす。代わりに沖田義兄が(笑)。でもこれだけマニアに新撰組描いてる三谷さんだから、ハラダが焚き火に参加していたという話も知ってて、でもそれじゃあ話が破綻してしまうからしなかったのかも(笑)。焚き火を見て、一瞬嬉しそうなハラダ…ナイスー!
 ハラダといえば、今回の「爆」は、土方「今の話、聞いてたか」ハラダ「いいや」土方「そうか」にっこり&土方の「こういう交渉事は話が通じない奴がいいんだ」でしたね。今回は土方大爆発というかんじで、腕の見せ所。こうしてどんどん近藤は土方の御輿に乗せられていくのだなぁ。山南もいつのまにか、近藤のブレインになっていて、のちに山南を失ったときの近藤というものを想像させられてしまいました。
 にしても、これだけ立ちまくりのキャラにこれだけ信頼され、愛される近藤…でも慎吾君の近藤はいまだ不鮮明なのだった。すまん。脚本自体の穴か?狙いか?

 沖田………みんなに月代言われて…笑。芹沢にまで…。だってひらめだもんなぁ…。あの藤原竜也が、月代にするとああも立派なひらめになるとは、キャスティング段階で見越していたのでしょうか。いまさらですがお見事です。

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第14 回 西へ!

 芹沢ー!かっちょよすぎー!ここまでかっちょよくてええのか?笑。つうか、芹沢一派が俄然重みを増してきました。新見、さすがいい役。ナンバー2にそそられる私としては、またまた萌えました。「店の方いいんですか」という近藤の問いに、あっ、そうかー、芹沢って板さんもしてたのね、と気づいた俺。芹沢には食べ物、というパターンは定着したようで、今回も「汚れてないものを見ると汚したくなる」と言わせつつ、料理をぐちゃぐちゃにしてましたね。
 あのシーンで思ったこと。そうか、汚れてないのは沖田なのね。主役の近藤じゃないのね。そういえば、近藤はもう人を斬ってるからかな。だから心が誠実という設定でも、すでに血の匂いがするということなのね。じゃあ土方は?土方、いつ人を斬ったっけ…。つうか、この人の場合、別の意味でとことん汚れてるからなぁ。今回も「京の女は違う」とか言って喜んでたもんな。芹沢の眼力は本能的にこの人の汚れ具合を察知していたのでしょう。爆。
 だんだん狂気じみてきた芹沢。これに対していまのところ狂気は帯びていない土方がどう成長しどう粛清するか?とっても楽しみです。

八木家の人々、キャスティングは関西メンバーをそろえてくれましたね。関西弁って関西者にとっては結構気になるところなので、これは嬉しいです。
 関係ないんですが、実は私、少し前は近藤にキャスティングするなら伊東四郎をイメージしていたところもあったのです。お人よしで笑顔がよくて、とぼけたところがあって、いざとなるとにらみがきく、みたいな。

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第15 回 行くか、残るか

「清河さんー!ありがとー!」かぁ。ううむ。三谷さんって、ほんま「悪人」は出さないよね。みんな「愛すべき人」になるあたり、いいなぁ。清河ってめちゃイメージ悪いもんなぁ。
 でもほんとに近藤は清河を助けようと思ってたかというと、?ですよね。そこまで賢い人だったか?みたいな。そこまで守りに入るか?みたいな。
近藤という人って、単にやさしいとか、信頼できるとか、いざとなると強いとかだけじゃだめだと思うんです。すごい狂気もあるのでは、と思うんです。そのへんのキレるところもそろそろ見せてほしいです…。

いよいよ斉藤登場!不精ヒゲかっちょいいっすー。
試衛館のメンバーが、これだけ和気藹々と結束してて、今回からなんとなく参加する斉藤。うーん。のちのちまで距離感あるの納得ですね。ハラダなんてもともと関係ないのに真中にいるけど、ハラダは性格ですか。茶屋で出てきた「まさ」って、もしかしてあの「まさ」さん?ハラダの?

それにしても八木家のひでさん。…土方、おまえならとっくに気づくようなものだが…。先週腕とか触った時点で、おまえの野生の本能で気づくのでは?それともお梅さんに気をとられて、気づかないのか?

ところで、もう15回。…まだ新撰組できてません。…この細かさで、年内に流山までできるのかー?大丈夫かー?このさき、局中発渡も力士事件も芹沢粛清も池田屋ももてもて土方も山南脱走も沖田の労咳も武田も油小路も伏見戦争も近藤襲撃も甲府もいっぱいいっぱいあるんだぞー。描けるのかー。

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第16回 一筆啓上、つね様

いよいよ斉藤大活躍ー!大、じゃないけど、役割は結構でかそうですね。オダギリ斉藤、かっちょいいっす!不精ヒゲの斉藤というのもあまりなかった気がしますが、オダギリ斉藤はまったく見苦しくなく、かっちょよすぎー。ううう。久坂のシーンで、いきなり物陰で斬るスタンバイは、怖くていいでした。久坂。そう。久坂。例の似顔絵に似てるというキャスティング?笑。目ぎょろっとしてるやつ。いや、大河に出すとみんなそれなりに時代物の役者に見えるものだと思いました。どうでもいいど、高杉、顔出してくれへんだ…。くーっ。

でも「将軍警護」といいつつ人垣の後ろでうろうろしてるだけというのが笑えて、リアルですよね。新撰組の結成前後というのも、なかなかリアルにはわからないものですが、こうして描いてみてくれると間抜けでわかりやすいですよね。

「いい人だー」が好き。笑。
佐々木只三郎、かなり出番多くて、のちのちの見廻組との因縁を予感させてくれました。
伊吹吾郎。…いや、これは役者名ですが、この人が出ると「おお、時代劇」と思わせてくれるのがいいですね。やっぱり定番の、ずしっとしたところがないとだめだからかも。じじばば用か?と思わせるほど、ただただいい役。

第17 回 はじまりの死

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いかん。いかんぞ、近藤君。このままでは芹沢に、隊長ばかりか主役まで奪われてしまうぞ。でも芹沢は君のことが大好きなのかっ?複雑なラブラブ関係だっ!
と思わせた今回。もう芹沢、キャラ立ちすぎー。前回お梅さんとのからみで相当かっちょよかったけど、今回は「弱さ」も見せてぐぐっと女性のハートわしづかみではっ?俺だけ?笑。
殿内を殺して、近藤に「間違えたんだよっ」とおろおろと弁解してしまうくだり、沖田との竹とんぼシーンよりキてました。芹沢ー。おまえ、近藤のことマジ好きなのね…。なのに近藤は「芹沢は人殺しだ」とか断じてしまって…。青い、青いぞ。つうか、甘すぎ?芹沢が斬ったことをごまかして、伊吹吾郎に去られてしまい、「これでよかったのか」と土方に言い捨てて出ていく近藤。そして「もう2度とあいつにこんな思いはさせない」と言う土方。…近藤、甘すぎー。土方のせいか?隊長なら、組織のことを考えて判断すべきで、土方の意見に反対するなら、「俺は公明正大に組織を作る」という方向をだすべきであって、土方に「これでよかったのか」と怒る道理はないのだ。だし、土方、近藤に甘すぎ…。
つうか、まぁ近藤という人の弱さはこういうところだったのかもなぁ。正義は心に持っているのに、具体的な行動に出せないというか。でも香取近藤、土方に言われたとしても最後は自分の責任という顔を見せねばリーダーになれんぞー。不安。
で、芹沢。ラストの近藤との見詰め合うシーンは、もうラブラブでした。…わし、変?芹沢の複雑ーな思いは、近藤に通じるのか?

今回も斉藤、ダークに暗殺者しててよかったね。やはり他のメンバーとのカラーの差が明確で、なるほどと思います。
ところで「はじまりの死」というタイトルは結構好き。新撰組の宿命を暗示していて…。

第18 回 初出勤!壬生浪士組

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本放送で見れず、土曜再放送でやっと見ましたー。

次回予告を見てのことを先に言うのもなんですが、そろそろ芹沢粛清方向?とすれば、今回の沖田の失恋も、相撲もみんなテンションを高めるエピソードだったのね…。
三谷脚本の性質として「悪い奴はいない」で、このドラマを見てると芹沢一派も気のいい奴らばかりに見えてきます。他の新撰組では、必ず下品な悪人ばかりなんですが。相撲大会もそうだけど、話してみればいい奴、で、こうして笑顔で結構仲良くしてたのかなぁ。それで、野口とか近藤達にまっさきに殺されてしまうんじゃなかったっけ。誰だっけ。今回こんなに仲良くしてたのに、全員彼らに殺されるのねー。それで沖田も、お梅さんをまきぞえにしちゃうのねー。そういえばこの相撲に土方は参加してないじゃん。だから土方は粛清命令だせたのということなのかしらー。
という愕然というか、悲劇というか、改めて新撰組の血塗られた一面(つうか、全面そうだけど^.^:)を感じます。

私、最初又八って山崎かと思ってました……。すんまそん。

そうかー。芹沢、あと少しなんかー。くくく。目の保養がー。最近はこの時間、芹沢一筋だもの、わし。

土方、だんだん「土方」になってきました。いいぞ。もっと陰険になるんだー。山本君、首肩太いからか、羽織袴、似合うっす!

第19 回 通夜の日に

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島田登場! 私は島田ってもっと冷静なイメージだったのですが、照英でもオッケーかな? 登場シーンで、まず思ったことは、「こいつが土方おんぶするのか」ということでした。例の宇都宮戦の、土方重傷時のね。一瞬照英と山本くんのガタイ見比べてしまいました。笑。
斉藤、ガンガン来てますね。影のあるキャラで、もう女性のハートがっちりじゃないでしょうか。強いし。屈折したうつむき加減の不精ヒゲがたまりません。
でもやはりセリー?芹沢、かっこよすぎ。沖田との会話で、「最初に誰を斬るんだろうな」「芹沢さんだったりして」。そうか…沖田が芹沢を斬るのか…。あれかな、お梅さんが芹沢をかばって、沖田をきっとにらんだりして、一緒に斬られてしまうのかな。お梅さん、好きなんです私。「大人の恋ってかんじ」。
じわじわと土方が土方らしくなってるのが嬉しいです。

でも今回の主役はハラダかな?ハラダ、いい奴ー。
このドラマのいいところは、今まであまり描かれなかった八木家との交流が描かれていることですね。こういうかんじで生活していたのか、みたいな。これは八木家のご子孫にとってもいいことなのかも。八木家の人々の苦労や、新撰組への思い入れみたいな。…でものちに自分たちの家で芹沢暗殺か…それもいやかも…。
「お秀」ついにばらす!
土方…そらーくやしいわなー…。

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第20 回 鴨を酔わすな

「鴨を酔わすな」というより、「鴨を泣かすな」やんか、今回。セリー、泣くのかー!どひゃー。「泣く芹沢」って、本当に珍しいのではないでしょうか。しかも男泣きというより、マジで情けなく泣くセリー。いやー。
好きな近藤の前で恥かかされて、さらに宴会でかばってもらっちゃったよ、で、自己嫌悪して泣いちゃう。慰める近藤。でも「俺の前から消えてくれねぇか」と芹沢。もうラブラブではないか。うう。「この羽織私は好きです」。ううう。この羽織は二人の心の証しか?うーむ。

だんだら羽織…笑。やはり笑で来ましたね。近藤の趣味の悪さと芹沢の色彩感覚?というネタですね。勘弁してくれよー、という土方に笑。実際あまり着てなかったという話も聞きますし。みんなで着てるシーンで、すっごく似合ってなくてとってつけたみたいに見えたのも笑でした。

ちょいネタですが、藤堂、さすが勘九郎、剣の型をとらせるとすごく美しいですね。

毎度はらはらしてしまうんですが、もう20回。あと30回なのに、新撰組にもまだなってないっす…。これだけ鴨を重視してるということは、結構芹沢暗殺が近藤の一生に影をおとす、というか、一番大きな伏線なのか?
旦那が、こんなに近藤と芹沢が理解しあってたら殺せないんじゃないの、と言うのですが、それはやはり近藤ではなく土方が暗殺の主導ということでしょうか。芹沢の生き方、土方の意思、とかまわりの強さにひきずられて、前だけ見て進まざるを得ない近藤、ということでしょうか。それであれかな、流山で「ようやく俺は自分に戻れるんだよ、歳」とか言うのかな。ううむ。

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