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前回書くのをすっかり忘れていましたが、豊玉、出ましたね。沖田のつっこみがナイス!「そのまんまじゃん」とか、漫才のボケとツッコミそのままで、言いたいこと丸まま言ってくれて名場面でした。
今回の土方はただただブラック。近藤の不在時を狙うように粛清していったという話そのまま、実行してました。だんだんブラックにシャープにになっていくのか?でもこれまでのみんなとの仲のよさが先に立つのか山本君のぷっくらした唇のかわいさのせいか、なかなかそう見えないっす。でもそれって、土方に対する現実の周りの気持ちだったのでしょうか。斉藤のスタンスがとても説得力あります。
山南が孤立していき、同時に土方も孤立していくのね。土方の「あいつを殺したのは俺とおまえだ」という台詞に、覚悟のようなものが見えました。「あいつを殺したのはおまえだ」じゃないのね。まず「俺が殺した」があるのね。ううーん。
この粛清で、「俺の不在時に」と近藤の怒りは必須でしょう。そうして隊は分裂していくということでしょうか。
今、ふと思ったのですが、土方がこんなにして守りたい新鮮組…なんかよくわかんないんです。いや、根本的に、…この新撰組って「強いの?」。ああ、言ってしまった。池田屋ではその片鱗を見せてくれたけど、なんかぜんぜん戦ってないつーか、現場のシーンがない気が。まだそこまで活躍してなかったのか?この時期。でも幕府でも評判とか言ってるし。有名な「3人1組」戦法もまだなのかな?もっと現場でガンガン斬ってるところを見せてほしいっす。でないとなんで土方が固執してるのか、よくわかんないっす。
今回の笑いはやはりあの伊豆守。笑う笑う。
あと、たまちゃんは、両親に似てソース顔で美人ですね。濃ー!久々に慎吾近藤の笑顔。
明里がこうくるとは思いませんでした。でもさっぱりしたいいおばさん(…若いのか?)で、ぜんぜん下品じゃなくていいです。真面目な山南が好きになる、というのはこういうタイプだったのかー。
このドラマって、ことに女性陣を既製のイメージとは逆に描いてて好きなんです。普通新撰組にからむ女性ってみんな一律にひたむきな、とかけなげな、とかパターンに描かれるけれど、このドラマではみんな「いるいる、こういう女」とわかる、自分のある女性でいいですよね。お梅さんも、おみつさんも。深雪太夫は…いや、優香やし、まぁ仕方ないか…ふっ。
なんかNHKには「この沖田君は死なせないで」とか投書くるらしいけど、私は「この山南と土方は仲良しのままでいさせて」という感じです。次回山南脱走ー。くー、もう?甲子太郎来たし。いつのまにかすっかり山南ファンの私。 |
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伊東どんどんのさばりー。でもこの2枚目・知性派・自信家というイメージ、ぴったりですね。土方がイライラするのがわかります。山南が追い詰められる過程がよくわかります。
伊東の「なぜみんな原田君のいうことに返答しないか」にも笑。ギャグ?それとも深い意味あり?
やはり注目は明里。「バカ」なのですが、そのバカさがけして卑屈さや汚れにつながらない。山南に歴史を教わるとか、やはりエピソード上手いですよね。山南は彼女になにを見ているのか。「このバカ」と思いつつ、どうして謝る自分のままでいるのか。明里をなだめる山南は、どう考えてるのか。私にはわからない部分も多いのですが、彼女の魂のすがすがしさに救われます。
徐々に永倉・ハラダコンビができてきました。嬉しい。笑。このドラマでは冷静な人物の永倉ですが、ハラダとなぜかくっついて、二人になると過激な方向に行くのが笑えます。
そしてついに山南脱走。明里と?土方の「あのバカ野郎!」の怒りが悲しいです。 |
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いやー。たっっぷり見せてくれました。今まで山南という人を、こんなにつっこんで描いたドラマや本はないのでは?一緒に見ていた旦那が「どうして自分で逃げておいて、自分から見つかるようなことするんだ」と私に聞くのですが、それって新撰組ファンにとって、ひとつの大きなテーマだしな。一言じゃ言えないよね。私は山南脱走は彼の人間としての本心から行ったことで、あえてつかまって処罰を受けたのは、武士として新撰組幹部としての行為だと思います。切腹は土方と一緒に新撰組を組織として作ってきた者として、これが新撰組という作品を完成させることだという意識があったのでしょう。その意識は、多分土方とは阿吽で了解しあっていたのではないかと勝手に思っています。
だから土方と憎みあってはいなかった、というか、少なくとも土方は山南を憎んではいなかったということで、それは今回斉藤が説明してました。
みんなが山南を逃がそうとするシーンで笑。土方の必殺技・石田散薬が登場するだけで笑えたけど、さらに「背が高くなる」で大笑い。私は一瞬、タケダが山南を逃がすには邪魔なので、石田散薬を飲ませて悶絶させてしまおうというのかと考えてしまった。
にしても沖田、山南を見つけるなよ。というか、永倉とかハラダなら山南が前に立ってても「知らない人だ」とかいって、無視して行ってしまうという芸当ができそう。沖田、若いから…。いや、見えないふりをして馬を走らせると、山南のことだから、どこまでも追っていって「沖田君、私だ」と顔をつきだすとか、いや、すでにパロの世界に入ってるんだけど、これは。
それにしても今回は泣けるシーンいっぱいでした。明里の格子戸の別れ、どうするのかと思ってましたが、泣けましたよね。そこまでアホやない、という明里。知っててバカを演技するという悲しさみたいな。
山南さんは、彼女になにを見ていたのか、やはりわからないのですが、まちがってるかもしれないけど、「ああ、バカでもいいんだ」みたいな?す、すみません。いや、今まできちんきちんと真面目に生きてきた山南さんにとって、「自分がバカであることを受け入れる」ことの人間の大きさ、すがすがしさが新鮮だったのでは。だけど最後まで真面目にしか明里にも相対することしかできなかった山南さんは、憧れのバカにもなれない。
どう見ても、このドラマで山南さんが明里に本気で惚れてたとは思えないよね。むしろ自分の生きてた価値を投影しようというか、結局明里という女一人を解放してやって、自身を納得させたかったというか。それは残酷な言い方をすると、彼のナルシシズムでしかないのですが。
明里はそれも結構わかっていたのかも、とも思ってしまった。
ラストシーン、甲子太郎、また余計なことを言う奴。笑うシーンではないのでしょうが、笑ってしまいましたー。
先に土方がめえぇっと崩れて泣いてしまうのに、もらい泣きです。今回は土方、山南とのシーンでも、恐らくは少年時代のような顔だったのでは。ラストでもひぃひぃ泣いてしまって、すごく後悔してるんだろうなとか、考えると泣けました。それで、「おおお」だったのは、香取近藤が涙を流さず、目を真っ赤にして土方の肩をだいてやるシーン。いや、おいしいシーンやんか、というのもあるかもしれんが、それより、このシーンでこのドラマの近藤と土方の本質的なパワーバランスが見えたこと。
後悔して泣く土方、黙って耐える近藤。これまで土方がどんどん暴走していくようでしたが、最終的には近藤が強いのであり、別の見方をすれば、今後の土方による新撰組暴走も近藤が黙って許容していくだろうという予感。
これが「泣く近藤の肩を抱く土方」ならぜんぜん違う展開なんだろうけど。
いろんな意味で、名シーンではありました。今回も保存版。
ところで深夜の番組で、素の山南・堺雅人さんを見てしまいました。なんか企画で、タレントの女の子とデートするというやつ。とほほほ。チャラい!チャラいぜ、山南。背、低いし、ふにゃふにゃだし。「俺免許持ってないの」とか。
でも役に入ると変わるのね。役者はそうでなくちゃ。ふー・…。少し汗。 |
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いや、今回は笑う笑う。やっぱ一番は「みんなそれなりにありがとう!」やね。ここだけ慎吾君に戻ってた気が。笑。でも今回、パニックし続ける慎吾近藤はなかなか名演技でした。笑。
次のヒットは土方の垂れる鼻血か?殴られた直後と比べて、廊下で鼻血がさらに垂れている細やかさに第2位!
前回が泣かせたぶん、反動なのかスラプスティックに笑わせてくれました。今回も保存版に決定。
おみつ姉のファンとしては、久々の登場のテンションの高さが嬉しかったっす。「がんばるぞー」「おー」とか。ますます磨きがかかってましたね。好きー!ハラダもテンション高かったし。笑。源さんの「それって罪でしょうか」も。
よもや始めのころの斉藤の借金がここにからむとは…。呆然。あっ。今回のベスト3は、斉藤の「俺のせいだ」ですよね。いや、今回斉藤の爽やかさに驚きましたぜ。斉藤、幸せなのね。とか思ってたら、斉藤の爽やかさとは、混乱と不幸を招く不吉であったのだなぁ。すごいギャグだなぁ。
一連のギャグに隠れたようになってしまいましたが、永倉の堂々と「そして俺達は男と女になった」も笑。語る語る。永倉、キャラが微妙にズレ始めてないか?つまり、のちのちの「語るじじい」に。これも壮大なギャグ?
桂を見てて美緒が「この人は悪い人?」。思わず笑。いや、このドラマではこういう人だけど、本物は…嫌われてたけどなぁー、でも真面目な人だったというかー、このドラマでも別に悪い人という設定ではなくてー…と、母は混乱したのでした。
おつねさんはやっぱ可愛いですね。優香よりも雰囲気があって。
で、今ちょうど「忍者ハットリ君」の宣伝で慎吾君があらゆる番組に出てて、思わず「大河出てて、いつこんなに仕事してるんだろう」過労死しないか?と心配しています。みんな同じ心配してるんだろうな。 |
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この回。あまりちゃんと見れなかったんですー。沖田、淡い初恋の結末? 池田屋もそうだったけど、沖田には花をかけてますね。いや、なんてことはないんですが。笑。八木家の人々との別れですが、八木家で3年近く居候したのに、出ていくときはした金しか払わなかったという話は出ませんでした。浅田次郎の書いた八木家の人々を見てしまうと、やはり物足りないですよね。
為三郎少年が近藤に見せた日記、ファンサービスだったのでしょうね。のちのちこの日記が新撰組を語る記録になるのですから。 |
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今回は竜馬! やっぱ竜馬っていいですよね。(私、土方ファンである一方で竜馬ファン。)近藤が見廻組とショバ争いしてる一方で、西郷と壮大なビジネスの話をしてるという対比がなかなかです。なんか、やっぱ竜馬は日本のヒーローなんやなー、と痛感しました。「竜馬が行く」の大政奉還のシーンは、今でも感激で泣いちゃう。
ハラタ゜、いつ結婚できるんでしょう。まさこちゃんとのハッピーエンドは結構山場なの?しげる君は?そうすると、鳥羽伏見戦でまさこちゃん達と別れてしまうのとかも、山場になるのかも。八木家のばあちゃんとの別れみたいに、また泣いちゃいそうー。 |
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前回に引き続き、龍馬。やっぱ、龍馬ってこの頃面白いですよね。展開はもうわかってるけど、やっぱこの頃って幕末の醍醐味というか、幕末が好きになった頃の感動を思い出しました。龍馬が薩摩藩邸で廊下をいったり来たりが可笑しいですよね。
松原の心中事件。
そうかー。こうしましたか。うーん。斉藤、かっこよすぎ…。めちゃいい役…。ここらで土方の役回りを理解している斉藤、という図が見えて、のちのち会津まで一緒に行くのが理解できて、感慨かも。オダギリ斉藤、今までで一番かっこいい斉藤では。
で、今回も思ったのは、このドラマは女性を大切に描いてますよね。大切というのは、一人一人個性のある、深い人間として描いてるということ。これって評価していいんじゃないんでしょうか。
たいがい今までの新撰組の周辺の女性、というと、耐え忍んでるとか、華を添えた、みたいな言葉でしか描かれないですから、明里、お梅さん、おみつさんとすっごく既製イメージを打破して、今回これなので、いやー、すごいなぁという感じです。
最近、見なれたのか、動きの無いシーンが増えたからか、香取近藤もそれなりに重みが見えるような…。すんません。でも顔はいい顔になってきましたよね。
あっ、50両ってー。河合、それってあの50両とちゃうん?えええ、50両ってハラダが原因っていう話?河合ー。やばー。来週の「ある隊士」って河合? |
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今回はいい話でしたー。演出の技というか、舞台的というか、こういう手法でくるとは意外でした。
観柳斉だったんですか。ハラダじゃなくてよかった…。観柳斉、あかんやん…。本、返せよ…。最低だけど近藤の「あれは背も低いし目も弱い。新撰組で居場所を見つけたのだ。あれなりに必死で勉強しているから、長い目で見てやろう」という台詞にちょっと感激しました。でも背も低いし目も弱い…笑。それって観柳斉というより、演じてる八嶋智人のことでは…。本屋の土方の「そんな奴は一人しかいねぇ」で大笑いでした。
それにしても、河合の事件の原因って、なんだったんでしょう?観ちゃんじゃないとは思うけど、みんなこれ観たら信じちゃうよなぁ。近藤の女の見受け金だったという説も信じにくいのですが。本編が終わってからおまけにつく「ミニ知識」みたいなコーナーで、絶対この事件の解説してくれると思ったのに、寺田屋なんだー。うーん。
「飛脚はまだですか」という有名な台詞、こうして映像で見ると、しみじみ可哀想でした。みおも、可哀想ーと言ってました。みんなが金策に奔走したり、みんないい人でしたね。うーん。これはこれでいいのか。土方が法度を守るのに内心苦悩する、というのはいいですが。
ふと思ったけど、近藤が不在で「超法規的措置」がとれないというのなら、手紙出して許可得ればいいのでは、ということでした。土方なら、「局長直々のお達しが文であった」と言ってしまえば解決やん、と思ったんですが…。それは言わないお約束…・。
みんな泣いてましたね。ハラダ、いい奴…。でも、今回も思ったけど、みんないい人すぎ…。これでは「壬生狼」じゃないやん。人々に恐怖されて、嫌われた面はどうしたー。私はそっちの面が好きなので、そっちも描いてほしいなぁ。外部をどんどん殺して、内部の仲間には涙というアンパランスという描き方もあるのでは。
でもでも、ラストの飛脚は泣かせますね。きっちりと感動させてくれる、いい話でした。
あと、斉藤。もうもう、ええ男でんなぁ。オダギリ、ナイスー。色気あって、くらくらっす。…私、こんなんばっか…。あと、「取ったどー!」浜口の名前が最初の配役に出てて、みおと「どこに出るんだろう」と楽しみにしてたら、ぺこぺこご勘弁と這いつくばってるだけであった。笑。みおは「なんや、これだけー」と怒ってたけど、なかなか笑わせてくれるサービスかも。 |
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「祝言もあげちゃった」「ええーっ!」「やっちまったよ!」爆。近藤と土方の掛け合い漫才がさすがっす!
ハラダ&まさこちゃんってやっぱ幸せの象徴なのかしらね。よかったね。土方がひさびさになごんでたのもよかったです。
周平くん。この人もここまでクローズアップされるのはこのドラマがはじめてですよね。私も全然意識してない人でした、反省。キャスティング上手いなぁ、と周平くんを見てるうちに思うようになりました。あのぼやーっとした周平くんを近藤がなぜ選んだのか、というのが不可解というか、近藤の見る目の無さなのかという気がしてたんですが。だんだんいい顔になってくるという狙いだったのかな。純粋、ということでしょうか。うんうん。
斉藤も見せまくり。斬ったあと哀しい顔という、ブルース・リーみたいな。笑。にしても、あの木彫りはなんなんでしょうか?一人殺したら一体作るのか?と思ってしまった。でもそれで祝言の祝いというのも変だし。子種祈願かなにか?でも「夜一人で黙々と子種祈願の木彫りを作っている斉藤」(笑)というのもすっごく変だし。
ところで、慶喜。これか?これなんか?蛇顔…。策謀家というのでは、そうかもしれんが、結構好きなのに…。 |
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題材的に今回はあまり期待してなかったんですが、存外によかったっす。藤堂や沖田の葛藤とか、いろいろ見えて。沖田、「子供だな」は、その台詞を誰かに言いたいが為に藤堂を責めてたのでしょう。笑。あれは、全部自分にむけての台詞なんでしょうね。藤堂、可哀想、とか思ってしまった。でも結論的には親友として認めあえたので、よかったです。
このドラマの藤堂はいい奴すぎて、後々殺されちゃうのか、と思うととても切ないです。
ハラダ、今回もキャラ立っててよかったす。笑。「なんで俺を呼ばないかなぁ」。
で、最近思うのは、やはり香取近藤がいい顔をするようになってきたかなぁということ。慎吾君のスケジュールのきつさか?笑。の辛さというか、疲労感が顔に出てきたのか、近藤の焦燥感とオーバーラップして…。
「伊東さんの顔を見てるうち、丸め込まれていいと思った」、というのが、近藤という人の甘さと善良さをあらわしていて結構感激しました。このドラマは近藤が善良すぎると言われてて、私もそうは思うんですが、史実的にも近藤は敵からも「殺すべきではない」人物と見られていたわけで、それは一種の実直な人柄の証言であると思うんです。そういう面をドラマとして表現するとき、伊東さんの顔を見てるうち、丸め込まれていいと思ったという台詞は、シンプルだけどとてもわかりやすい台詞だと思いました。でも、同時にその裏で「ああそうですか、じゃあもう、殺さないと仕方ありませんね」という諦めかなぁという風にも読めて、なかなか深いシーンではあります。
またまた最後のおまけの解説コーナー。なぜ土佐なのだー。普通、藤堂と違うかー。せめて御領衛士のこととか。ここまでマニアックなドラマなんだから、ちゃんとマニアせんかー。怒。
次回はタケダ。タケダで一話作るとは…。すっげー。 |
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