アメーバ経営
稲盛和夫著 ◎
以前、稲盛氏の別の本を読んだところ「利他」の考え方に共感を覚えたが、この本はひとつの管理会計手法の紹介である。
「1時間あたり付加価値」を中心に、シンプルでなおかつ小集団が前向きに努力していけるこの手法はすごいと思った。
だが、この手法は優秀なリーダー人材がいてはじめて成り立つ手法なんで、ふつうの中小企業では無理があるか。
あと、飲食、小売、サービス業だとイマイチか。
それでも「アメーバ経営」は社会人にとって一読の価値あり。
以下、自分メモ
1.企業を長期的に発展させるには、正しい経営哲学と管理会計制度が必要
2.特に戦後の京都で強かった古い労使観。労働者は自らの権利のみを主張し、経営者も労働者と道具としか見ない傾向にあった。
3.アメーバ組織の条件
(1)明確な収入が存在し、その収入を得るために要した費用を産出できること
(2)最小単位であるアメーバがビジネスとして完結する単位となっていること
(3)会社の目的、方針を遂行できるような形になっていること
4.1時間あたり付加価値がほぼ均等になるようにアメーバ間の値決めを行う
5.セクショナリズムの抑制は、フィロソフィと、さらに上位のリーダーの調整によって行う
5.1時間あたり付加価値の処遇への反映は、強すぎず弱すぎず
6.各機能の、自身のミッションを理解させておくことが重要
7.「実績」と「残高」を管理する
(1)受注実績、生産実績、売上実績、入金実績…
(2)製造受注残、営業受注残、在庫、売掛残、手形残…
8.在庫責任を営業に持たせ、金利も設定する
9.経費を細分化してわかるようにしておく
10.日次決算し、即共有
11.会議は教育の場
以前、稲盛氏の別の本を読んだところ「利他」の考え方に共感を覚えたが、この本はひとつの管理会計手法の紹介である。
「1時間あたり付加価値」を中心に、シンプルでなおかつ小集団が前向きに努力していけるこの手法はすごいと思った。
だが、この手法は優秀なリーダー人材がいてはじめて成り立つ手法なんで、ふつうの中小企業では無理があるか。
あと、飲食、小売、サービス業だとイマイチか。
それでも「アメーバ経営」は社会人にとって一読の価値あり。
以下、自分メモ
1.企業を長期的に発展させるには、正しい経営哲学と管理会計制度が必要
2.特に戦後の京都で強かった古い労使観。労働者は自らの権利のみを主張し、経営者も労働者と道具としか見ない傾向にあった。
3.アメーバ組織の条件
(1)明確な収入が存在し、その収入を得るために要した費用を産出できること
(2)最小単位であるアメーバがビジネスとして完結する単位となっていること
(3)会社の目的、方針を遂行できるような形になっていること
4.1時間あたり付加価値がほぼ均等になるようにアメーバ間の値決めを行う
5.セクショナリズムの抑制は、フィロソフィと、さらに上位のリーダーの調整によって行う
5.1時間あたり付加価値の処遇への反映は、強すぎず弱すぎず
6.各機能の、自身のミッションを理解させておくことが重要
7.「実績」と「残高」を管理する
(1)受注実績、生産実績、売上実績、入金実績…
(2)製造受注残、営業受注残、在庫、売掛残、手形残…
8.在庫責任を営業に持たせ、金利も設定する
9.経費を細分化してわかるようにしておく
10.日次決算し、即共有
11.会議は教育の場