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野村総合研究所    △

「２０１５年の日本」に続き、中国についても読んでみた。
都市戸籍と農民戸籍、共産党独裁にもかかわらず資本主義経済、金融システム、法整備の遅れなどいろいろ問題を抱えているが、一番びっくりしたのが「判決義務履行拒否に対する制裁措置が存在しない」という点だった。
っこからは自分の意見だが、一般に国の中で貧富の差が１０倍を越えるとクーデターが起こると言われているが、今の中国はそれどころではない。
かと言って、この状態が１００年、２００年続くとは思えない。
いつかはあるべき状態に落ち着くはずであるが、そこに至るまでのシナリオは大きく分けて２つ。「ソフトランディング」か「ハードランディング」かである。
ソフトランディングさせるにはよっぽどのコントロールがないと難しく、ハードランディングするのではないかと思っている。
つまり、近い将来、中国で「何か」が起こるのではないかと。