「松下経理大学」の本 ― 不況になぜ強いか
樋野正二著 実業之日本社○
松下電器(現パナソニック)に昭和8年に入社し、経理畑を歩み、管理会計の仕組みを構築した方の本。
一流メーカーとは言え、「1日決算」を成し遂げたのはすごい。
京セラのアメーバ経営は「縦の連携」に主眼を置いた管理会計だとすると、こちらは「横の連携」に主眼を置いているとも言える。
ただ、1982年の本で、当時はパソコンも弱かったとは言え、「コンピュータよりソロバンじゃい」というのは若干先見の明に欠け、「Let's Note」を使っている私としては切ないものを感じる。
たしかにコンピュータに頼ると「仕訳」とはどういうものかも知らずに、何とかなってしまうので、それはそれでよくないとは思うが。
松下電器(現パナソニック)に昭和8年に入社し、経理畑を歩み、管理会計の仕組みを構築した方の本。
一流メーカーとは言え、「1日決算」を成し遂げたのはすごい。
京セラのアメーバ経営は「縦の連携」に主眼を置いた管理会計だとすると、こちらは「横の連携」に主眼を置いているとも言える。
ただ、1982年の本で、当時はパソコンも弱かったとは言え、「コンピュータよりソロバンじゃい」というのは若干先見の明に欠け、「Let's Note」を使っている私としては切ないものを感じる。
たしかにコンピュータに頼ると「仕訳」とはどういうものかも知らずに、何とかなってしまうので、それはそれでよくないとは思うが。