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ジェイ・コペルマン著    日経BP○

イラクに駐留していたアメリカ兵がファルージャで子犬を見つける。
動物を飼うことは軍規で禁じられているが、筆者はこっそりと飼うことになる。
その子犬をなんとかしてアメリカに連れ出そうとする物語。
武装勢力のゲリラに怯え、自分達の使命に抱いたり、軍規を破っても子犬を守ろうとする筆者の心理描写がよく書かれている。
屈強な軍人（民間人もいるが）たちが、ときには危険な目に遭いながらも小さな命を守り抜こうとする。深イイ話だ！
しかし、筆者がイラクを離れている間に子犬の世話をしてくれていたイラク人が不憫だ。
きっと彼はイラクで子犬とともに暮らしていきたかっただろうに。