経営コンサルタントの本棚

若輩者の経営コンサルタントが故に、書籍を読み漁って経営を勉強していくうち、自宅のリアル本棚はもちろん、押入れも本で溢れかえってきました。
ビジネス書、自己啓発に関する本が多めですが、時には経営には関係のない本も交え、いろいろな本を紹介していきたいと思いますが、基本的に自分用の備忘録です。
サイトの左下にカテゴリー毎のメニューにまとめてあります。
また、評価は4段階になっています。◎:超おすすめ!、○:おすすめ、△:読んで損はない、×:おすすめできない

現在の蔵書数:421

いい会社をつくりましょう。

塚越寛著    文屋○

伊那食品工業の会長さんの本。
タイトルはこの会社の社是である。
先日読んだ「日本でいちばん大切にしたい会社」にこの会社が紹介されていて、非常に興味深かったので読んでみた。
この会社は「会社は社員のもの。まず社員が幸せでなければならない」という考えに基づき、伊那という地方にありながら高収益会社でなおかつ地域にも貢献するという立派な会社なのだ。
カラーページには会社の庭の写真なんかが載っているが、「いい会社」だと思う。

また、経営戦略の考え方として、世の中の動きの「進歩軸」と「トレンド軸」の考え方が勉強になった。
進歩軸とは、誰もが願っている社会、理想の姿に向かう変化。
トレンド軸とは、言わば流行。
この2つの軸に沿った変化に対し、「トレンドに揺れながらも、進歩軸を進む」というくだりに、なるほど!と思った。

ちなみにこの会社は基本的に年功序列主義でうまくまわっている。
私が思うに、年功序列が成り立つ条件は、「年齢あるいは勤続年数と、能力、やる気が比例すること」だと思っているんだけど、おそらくこの会社では、ほぼこの条件を満たしているんだろう。

さて、「いい会社」だなーと思いつつ、自分はこの会社で働きたいか問うてみた。
結論としては、応援したい会社だが、自分には働くのは無理だ。と思った。
基本的に、仕事場は戦場だと思っているからなー。

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主に中小企業をクライアントに経営戦略構築、経営再建、営業力強化、人事制度構築、幹部育成、ビジネスマナー、IT戦略立案&推進など幅広く企業のお手伝いをする経営コンサルタント。

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