SEのための見積りの基本
山村吉信著 翔泳社○
他の本にはない切り口で、具体例を上げてわかりやすく書かれている。
この点では非常に評価できる。
しかし、残念なことに「品質」が低い。
まず、見積り技法としてFP法とCOCOMOを単純に比べてしまっている点。
著者は同じように比べてしまっているが、正解は「FP法で規模を見積り、COCOMOで開発期間等を見積もる」べきだろう。
また、本の内容の誤りに対する読者の質問と、著者の回答が出版社のWEBで公開されており、詳しくは書かないが、
質問者:「Aと書いてありますが、正しくはBでは?」
著者:「すみません、そのとおりでBでした」
というようなやりとりが書かれているが、正解は「C」である。
実にいいかげんだ。
他にも重要な誤りがいろいろある。
よって、非常にいい本なのだが、誤りに気づくことのできる、ある程度のレベルの人でないと危険な本だ。
他の本にはない切り口で、具体例を上げてわかりやすく書かれている。
この点では非常に評価できる。
しかし、残念なことに「品質」が低い。
まず、見積り技法としてFP法とCOCOMOを単純に比べてしまっている点。
著者は同じように比べてしまっているが、正解は「FP法で規模を見積り、COCOMOで開発期間等を見積もる」べきだろう。
また、本の内容の誤りに対する読者の質問と、著者の回答が出版社のWEBで公開されており、詳しくは書かないが、
質問者:「Aと書いてありますが、正しくはBでは?」
著者:「すみません、そのとおりでBでした」
というようなやりとりが書かれているが、正解は「C」である。
実にいいかげんだ。
他にも重要な誤りがいろいろある。
よって、非常にいい本なのだが、誤りに気づくことのできる、ある程度のレベルの人でないと危険な本だ。