経営コンサルタントの本棚

若輩者の経営コンサルタントが故に、書籍を読み漁って経営を勉強していくうち、自宅のリアル本棚はもちろん、押入れも本で溢れかえってきました。
ビジネス書、自己啓発に関する本が多めですが、時には経営には関係のない本も交え、いろいろな本を紹介していきたいと思いますが、基本的に自分用の備忘録です。
サイトの左下にカテゴリー毎のメニューにまとめてあります。
また、評価は4段階になっています。◎:超おすすめ!、○:おすすめ、△:読んで損はない、×:おすすめできない

現在の蔵書数:421

「事務ミス」をナメるな!

中田亨著    光文社新書○

ヒューマンエラーを研究している著者が、主に事務処理についてミスの低減策を論じた本。
序盤は「ミス」についての哲学書か?とも思ったが、後半は実用的な本だった。
本の中で、「フローチャートよりも表で」というような主張があるが、フローチャートの目的を誤解しているフシがあるので注意が必要。

以下、自分メモ
・便宜性と確実性はトレードオフ
・問題の6つの解決パターン
 @しなくて済む方法を考える
 A作業手順の改良
 B道具の改良
 C復旧手段の充実
 D致命傷にならないための備え
 E問題を逆手にとる
・ネーミングの工夫(情報の複線化)
・混ざってはいけないものを隔てて作業をする
・目印や特長を人為的にうける
・抽象的な事柄を物体に例えて管理する(業務の見える化)
・異常源探知能力をつける(トレーサビリティ)
・ゾーニング
・人にシゴトを教えることで、プロセス上のミス多発の可能性のあるプロセスをみつける
・決定を受けてから着手する
・意味に応じて順序付けする
・大事なことは真っ先にする
・達成感の保留(ex.ATM)
・ポップアウト効果の活用
・書式の工夫
・パレート図を使って対策(当たり前か!?)
・3現主義で対応
・事故報告の5要件
 @手間がかからない
 A罪悪感、不利益感を感じさせない
 B報告内容が要点を押えている
 C報告忘れがない
 D集計、分析が簡単
・通達の4要素
 @つまらない ⇔ 面白そうだ
 A自分に関係がない ⇔ 使えそうだ
 B自信がない ⇔ やればできそうだ
 Cできてもうれしくない ⇔ できたら楽しそうだ
・チャーチルの報告ルール
 @1ページ以内
 A要点を箇条書き
 B明確に言い切る

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主に中小企業をクライアントに経営戦略構築、経営再建、営業力強化、人事制度構築、幹部育成、ビジネスマナー、IT戦略立案&推進など幅広く企業のお手伝いをする経営コンサルタント。

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