経営コンサルタントの本棚

若輩者の経営コンサルタントが故に、書籍を読み漁って経営を勉強していくうち、自宅のリアル本棚はもちろん、押入れも本で溢れかえってきました。
ビジネス書、自己啓発に関する本が多めですが、時には経営には関係のない本も交え、いろいろな本を紹介していきたいと思いますが、基本的に自分用の備忘録です。
サイトの左下にカテゴリー毎のメニューにまとめてあります。
また、評価は4段階になっています。◎:超おすすめ!、○:おすすめ、△:読んで損はない、×:おすすめできない

現在の蔵書数:421

エクセレント・カンパニー

トム・ピーターズ、ロバート・ウォータマン著    英治出版◎

超優良企業に共通して見られる特質をまとめた本。
要するに、「1人1人の能力とモチベーションを極めた組織を作り上げる」ための取り組みである。
「ビジョナリー・カンパニー」と似ており、1983年と古い本であるが、こちらの本の方がよかった。
「企業における利益は、人間における健康に似ている」は非常に共感を覚え、早速新入社員向けのセミナーで引用させていただいた。

以下、自分メモ
1.行動の重視
(1)経営者の仕事は、たとえ失敗であってもよい試みは奨励し、小さな失敗は許容し、成功した後で実験を評価し、先頭に立って奨励し、新しい試みが社内に伝播していくのを目立たぬように助長してやること
(2)大きな筋道をより深く、より明確にする
(3)やることは少なく
2.顧客に密着する
(1)品質にこだわる。技術、コストより顧客を大事に
(2)アフターサービス体制の充実
(3)責任と権限
(4)顧客の声を吸い上げる仕組み
3.自主性と企業家精神
(1)GEのブードレギング
(2)形式ばっていないが、密なコミュニケーション
(3)豊富なコミュニケーション手段
(4)顧客重視と前向きな開発をバックアップする環境整備
(5)分権化
4.ひとを通じての生産性向上
(1)70〜80%の人が達成できる目標設定
 (人が仕事に打ち込むのは、自分が成功していると組織が思わせているとき
(2)モチベーションアップ
(3)現場に耳を傾ける
(4)性善説
(5)ネーミング(チーム名など)
(6)組織単位を小さく
5.価値観に基づく実践
(1)毎日の行動に意味や目的を注入する
(2)超優良企業に見られる信条
 @「ベスト」である
 A細部をきちんとやることが重要であり、よい仕事の基礎となる
 B人間の個性を重視する
 C優れた質とサービス
 D全員が革新者であり、失敗は許容すべき
 E形式主義を拝して、意思の疎通を強めることが重要
6.基軸から離れない
7.単純な組織・小さな本社
8.厳しさと緩やかさの両面を同時に持つ
(1)中央からの厳格な指令と、個人の最大限の自主性の共存

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主に中小企業をクライアントに経営戦略構築、経営再建、営業力強化、人事制度構築、幹部育成、ビジネスマナー、IT戦略立案&推進など幅広く企業のお手伝いをする経営コンサルタント。

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