知覧からの手紙
水口文乃著 新潮文庫△
特攻隊員として敵艦に突っ込んでいった青年と婚約していた女性が、フィアンセからもらっていた手紙と、その頃の記憶をたよりに当時を綴ったもの。
特攻隊員からの手紙からは、「国を守る」という日本男児としての使命感と、「相手を幸せにしたい」と思うフィアンセとしての使命感がうかがい知れ、言ってみれば「清らかな心」全快で、本書を読んでいる自分が恥ずかしくさえ感じる。
表紙には、特攻隊員の穴沢利夫少尉の写真が掲載されている。まだ22〜23歳の写真であるはずなのだが、なんていい顔をしているんだろうか。
ハンサムなのはもちろんのころ、地に足をつき、とてもおだやかな表情をしている。
このような「軍神」の方々がいてくださって、この日本は存在しているんだなと感じた。
ときおり、首相の靖国神社参拝が問題視されるが、参拝してしかるべきだ。
「死んだら靖国神社に祀ってやる」との約束で彼らは死んでいったのだから。
特攻隊員として敵艦に突っ込んでいった青年と婚約していた女性が、フィアンセからもらっていた手紙と、その頃の記憶をたよりに当時を綴ったもの。
特攻隊員からの手紙からは、「国を守る」という日本男児としての使命感と、「相手を幸せにしたい」と思うフィアンセとしての使命感がうかがい知れ、言ってみれば「清らかな心」全快で、本書を読んでいる自分が恥ずかしくさえ感じる。
表紙には、特攻隊員の穴沢利夫少尉の写真が掲載されている。まだ22〜23歳の写真であるはずなのだが、なんていい顔をしているんだろうか。
ハンサムなのはもちろんのころ、地に足をつき、とてもおだやかな表情をしている。
このような「軍神」の方々がいてくださって、この日本は存在しているんだなと感じた。
ときおり、首相の靖国神社参拝が問題視されるが、参拝してしかるべきだ。
「死んだら靖国神社に祀ってやる」との約束で彼らは死んでいったのだから。