経営コンサルタントの本棚

若輩者の経営コンサルタントが故に、書籍を読み漁って経営を勉強していくうち、自宅のリアル本棚はもちろん、押入れも本で溢れかえってきました。
ビジネス書、自己啓発に関する本が多めですが、時には経営には関係のない本も交え、いろいろな本を紹介していきたいと思いますが、基本的に自分用の備忘録です。
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また、評価は4段階になっています。◎:超おすすめ!、○:おすすめ、△:読んで損はない、×:おすすめできない

現在の蔵書数:421

行動経済学 経済は「感情」で動いている

友野典男著    光文社新書△

先日、「デフレの正体」を読んで面白かったので、「経済」もアリだなと思って買ってみた。
要するに「人が経済的な複数の選択肢がある場合、どのような要因で判断が左右されるのか」を論じた本である。
序盤、終盤はあまりおもしろくない。中盤はビジネスに活かせそうなヒントがいろいろ載っているが、応用展開するにはちょっと知恵を絞らなければならない。

以下、自分メモ
1.現状維持バイアス (現状維持を選びやすい)
2.同額であれば、利得より損失を重視する
3.アンカリング
4.初期値効果 (デフォルトを選びやすい)
5.サンクコスト効果
 サンクコスト:過去に払ってしまって取り戻すことのできない費用
 本来、意思決定は将来の費用と便益のみ考慮すべきだが、サンクコストを考慮してしまう
6.極端回避性 (特上、上、並とあったら並を選びやすい)
7.人は自分の意思決定がシンプルな理由付けや物語によって正当化されるのを望んでいる
8.選択のパラドックス (選択肢が多いと購入率が下がる)
9.将来価値の割引。ただし負の割引率もある
10.現在思考バイアス・近視眼的
11.投影バイアス (現在の自分の状態がずっと続くと考えてしまう。空腹時にスーパーで買いすぎるなど)

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主に中小企業をクライアントに経営戦略構築、経営再建、営業力強化、人事制度構築、幹部育成、ビジネスマナー、IT戦略立案&推進など幅広く企業のお手伝いをする経営コンサルタント。

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