フェルマーの最終定理
サイモン・シン著 新潮社○
フェルマーの最終定理とは、提起された問題は非常にシンプルながらも、約350年誰も証明できなかった問題である。
この本は、アンドリュー・ワイルズがフェルマーの最終定理を証明するまでの壮大なドラマだ。
「たかだか数学の証明だろ」と半ば冷めた感じで読み始めた。
ところが、それを証明するには何人かの天才の頭脳と、彼らの人生ドラマが必要だった。
また、サッカーで言うと、みんなでパスして、ドリブルして相手ゴール前まで持ち込み、最後にシュートを決めたのがアンドリュー・ワイルズというイメージだ。ちなみに、ボールを運んだ立役者の中に日本人もいる。
序盤は読んでて眠くなってきたが、途中からは一気に読み通してしまった。
自分も学生のときはアイシュタイン方程式とか数式をいじくりまわして、「メンドクセー」と思っていたけど、今だったら楽しめるかもしれない。
さて、総括すると、
やっぱり数学者は変人が多い。
ワイルズも、ゴール前で自信満々で放ったシュートがバーに弾かれたとき、そのボールを他の選手に蹴りこまれないように隠してしまった。
まあ、人類の学問の発展より、自身の個人的栄誉を選んだわけだ。
ただ、フェルマーの最終定理の証明は、おそらく人を豊かにするような応用はできないので、彼がいじわるしたところで誰も困らないのだが。
フェルマーの最終定理とは、提起された問題は非常にシンプルながらも、約350年誰も証明できなかった問題である。
この本は、アンドリュー・ワイルズがフェルマーの最終定理を証明するまでの壮大なドラマだ。
「たかだか数学の証明だろ」と半ば冷めた感じで読み始めた。
ところが、それを証明するには何人かの天才の頭脳と、彼らの人生ドラマが必要だった。
また、サッカーで言うと、みんなでパスして、ドリブルして相手ゴール前まで持ち込み、最後にシュートを決めたのがアンドリュー・ワイルズというイメージだ。ちなみに、ボールを運んだ立役者の中に日本人もいる。
序盤は読んでて眠くなってきたが、途中からは一気に読み通してしまった。
自分も学生のときはアイシュタイン方程式とか数式をいじくりまわして、「メンドクセー」と思っていたけど、今だったら楽しめるかもしれない。
さて、総括すると、
やっぱり数学者は変人が多い。
ワイルズも、ゴール前で自信満々で放ったシュートがバーに弾かれたとき、そのボールを他の選手に蹴りこまれないように隠してしまった。
まあ、人類の学問の発展より、自身の個人的栄誉を選んだわけだ。
ただ、フェルマーの最終定理の証明は、おそらく人を豊かにするような応用はできないので、彼がいじわるしたところで誰も困らないのだが。