経営コンサルタントの本棚

若輩者の経営コンサルタントが故に、書籍を読み漁って経営を勉強していくうち、自宅のリアル本棚はもちろん、押入れも本で溢れかえってきました。
ビジネス書、自己啓発に関する本が多めですが、時には経営には関係のない本も交え、自分の備忘録も兼ねていろいろな本を紹介していきたいと思います。
サイトの左下にカテゴリー毎のメニューにまとめてあります。
また、評価は4段階になっています。◎:超おすすめ!、○:おすすめ、△:読んで損はない、×:おすすめできない

現在の蔵書数:224

上司の哲学―部下に信頼される20の要諦

江口克彦著    PHP文庫    (評価:○)

「考え方をしめす」「耳を傾ける」など20の項目をもって上司としてのあるべき姿が描かれている。
松下&江口コンビはあまり好きではないのだが、この本は共感する部分が多かった。

特に20番目の項目の「運をつかむ」はよかった。
表現は異なるが、ツキは自分がツイてると思っているヤツのところにいく。
五日市剛さんの本にも書いてあるし、自分も学生のときから思っていた。

だが、松下&江口コンビのどの本を読んでも「叱る」というテーマだけは納得しかねる。
叱ることの本質は、その人の今後の行動を変えさせることだと思う。
だが、著者が「松下に2、3時間叱られ続けたことがあったが非常によかった」などと書いてあるのを見ると、なんじゃそりゃと思う。
その人の今後の行動を変えるのに2、3時間かける必要があるとは到底思えないからだ。

と、否定的なことも書いてしまったが、社会人必読の書だと思う。

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主に中小企業をクライアントに営業力強化、人事制度構築、幹部育成、ビジネスマナー、IT戦略立案&推進など幅広く企業のお手伝いをする経営コンサルタント。

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