経営コンサルタントの本棚

若輩者の経営コンサルタントが故に、書籍を読み漁って経営を勉強していくうち、自宅のリアル本棚はもちろん、押入れも本で溢れかえってきました。
ビジネス書、自己啓発に関する本が多めですが、時には経営には関係のない本も交え、いろいろな本を紹介していきたいと思いますが、基本的に自分用の備忘録です。
サイトの左下にカテゴリー毎のメニューにまとめてあります。
また、評価は4段階になっています。◎:超おすすめ!、○:おすすめ、△:読んで損はない、×:おすすめできない

現在の蔵書数:287

そうか、君は課長になったのか。

佐々木常夫著    WAVE出版    (評価:◎)

最近よくビジネス雑誌なんかに登場する東レ研究所社長の佐々木常夫さんの本。
彼は息子さんが自閉症、奥さんがうつ病と、自分が課長であっても毎日18時に退勤して家事をする必要があり、その中で自分をはじめ部下にも定時で帰宅させるマネジメント術、仕事術を身につけてきた。
「この人はプライベートではどうしているんだろう?」と思いつつ本を開いた。
しかし、残念ながらそのような記述はなかったが、とてもいい内容だった。
読み始めは、よくあるリーダーシップ本だと思ったが、他のリーダーシップ本と違い、部下への愛情の要素が非常に大きい。
読み終わるころには、何だかやさしい上司に見守られているような気分になってきた。

特に気になった部分をメモ

・(リーダーが部下を動かすポイント(順番)として)「正面の理、側面の情、背面の恐怖」

・幼稚園で習ったことだけでリーダーになれる。
「誰とでも仲良くする」「仲間はずれをつくらない」「悪いことをしたら謝る」「困っている人を見たら助ける」

・(人間性に問題のある上司が)反省するのは自分に大きな被害が生じたとき」

んー、3つ目のポイントは、昔の自分の上司は当てはまらなかったなー。

世の中に数あるリーダー向けの本の中でもかなりの良書と言えよう。

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主に中小企業をクライアントに経営戦略構築、経営再建、営業力強化、人事制度構築、幹部育成、ビジネスマナー、IT戦略立案&推進など幅広く企業のお手伝いをする経営コンサルタント。

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