よいこの君主論
架神恭介 辰巳一世著 筑摩書房 (評価:◎)
友達に薦められて読んでみた。
タイトルの示すとおり、マキャベッリの「君主論」を子供向けっぽく解説した本。
ある小学校5年生のクラスにおける「覇権争い」の様子を、「ふくろう先生」が君主論の観点から非常にわかりやすく解説してくれる。
4月のクラス替えから、遠足、ドッヂボール大会、運動会などを得て、最初は「小君主」がリーダーの小さな多数のグループだったのが、最終的には「君主」がリーダーの1つのグループに収斂されていくストーリーである。
この物語とふくろう先生による解説という構成と、文章力の秀逸さによって非常に面白い内容に仕上がっている。
友達に薦められて読んでみた。
タイトルの示すとおり、マキャベッリの「君主論」を子供向けっぽく解説した本。
ある小学校5年生のクラスにおける「覇権争い」の様子を、「ふくろう先生」が君主論の観点から非常にわかりやすく解説してくれる。
4月のクラス替えから、遠足、ドッヂボール大会、運動会などを得て、最初は「小君主」がリーダーの小さな多数のグループだったのが、最終的には「君主」がリーダーの1つのグループに収斂されていくストーリーである。
この物語とふくろう先生による解説という構成と、文章力の秀逸さによって非常に面白い内容に仕上がっている。