パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間☆☆☆★事件の周囲にいた人々が、その後、どう動いていたのか。   
その瞬間を8ミリで撮影していた人。
シークレット・サービスの人々。
撃たれた大統領と、その数日後には暗殺容疑者オズワルドまでが運び込まれた病院の人々。
FBI、マスコミ…。
大統領専用機に棺を運び込むという、かつてなかったことをすることが、いかに大変だったかが分かった…。
オズワルドの埋葬のシーンの棺と、大統領の棺。
人間の世界って、いったい、なにをやっているんだろう…無常感のようなものにも覆われる。
関係者それぞれの感情も、わりとうまく出していたと思う。〔2015・6・12(金)〕


パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々☆☆☆お子様といっしょに、気楽にどうぞ、というふうな映画。いや、ひとりで見てもいいけど。
ユーモアもあって、軽〜く見るぶんには楽しめる。
パーシーくんは、神様ポセイドンと人間の間にできた子ども。
この世には、そうした「半神半人」が、たくさんいるらしい。
パーシーくんは、ある疑いをかけられ、それが発端となって、ついには仲間のアナベスらとともに冒険の旅に。
ユマ・サーマンさんが、メドゥーサ。似合いすぎ。首だけでもインパクトがあって笑った。(ほめてる。)
ちょい出のロザリオ・ドーソンさん、相変わらず、お美しい。
お母さん役は、キャサリン・キーナーさんでした。
ピアース・ブロスナン、ショーン・ビーンなども出てるよ。〔2012・4・8(日)〕


バースデイ・ガール☆☆☆ニコール・キッドマンさまの主演だぞ! あんまり話題になってないぞ! なぜだあああ!
…けっこう小品でした。90分ちょっとだったし。
オーストラリア育ち1人(ニコール)、フランス人2人(マチュー・カソヴィッツ、ヴァンサン・カッセル)が、ロシア語で会話するという、面白い図柄である。
ニコールが出ているだけで、スターの輝きのある映画には、なる。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・11・16(土)〕


her/世界でひとつの彼女☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・6・28(土)〕


ハードキャンディ☆☆☆★少女が男の○○を切る、というので話題になった作品。
どうも最近、映画鑑賞がエロやホラーに傾いているような気がしないでもないが…。
ま、気のせいということにしておこう。
だいたい、この映画はエロじゃなくてサスペンスだし。
14歳の少女ヘイリー(エレン・ペイジ)とネットの出会い系で知り合った、32歳の写真家ジェフ(パトリック・ウィルソン)。
外で待ち合わせた後、2人はジェフの家へ。そこから事態は思わぬ方向に向かっていく…。
これが結構おもしろかった。
少女と男、ほぼ2人だけしか登場せず、ほとんどの場面が男の家の中。
ドラマに緊張感がなければ、もたない状況だ。
とくに少女ヘイリーの考えや行動が読めず、いったい何をするのか、興味を持続させた。
日本の女子高生による「オヤジ狩り」にヒントを得た脚本とのことだが、男をひどい目に遭わせることくらいしか、共通点はない。
画像にあるように、本作は「赤ずきんの狼狩り」のイメージか。
詳しいストーリーは書かないが、ヘイリーの動機が、いまひとつ、あいまいにされている。その「あいまいさ」が面白いところでもあると思った。
ヘイリーの言動、緻密な計画性は、驚くべきものだ。
初めのほうで、私は異常なの、と彼女は言うが、もちろん男は、そのときは冗談としか受けとめていない。話が進むうち、観客のほうも、もしかして、それは本当なのかも…とも思えてくる。
エレン・ペイジがいい。幼い少女なのに大人の男と堂々と渡り合う強さや、頭の良さ、執念深さを見事に演じている。
私は彼女を「X-MEN:ファイナル ディシジョン」で初めて観ているが、それほど印象には残っていなかった。
だが…これは、どうやら要注目の女優さんだ。1987年2月21日生まれというから、この作品のときは14歳ではなく、実際は17歳くらいだったのだ。
今後が楽しみ。
ところで、少女が男の○○を切る、の○○、私はスティックのほうかと思っていたのだが、さにあらず、ボール(ズ)(複数形)でした! むむ…。
ファンタジー系の映画祭として有名な、シッチェス・カタロニア国際映画祭では作品・脚本・観客賞を受賞、オースティン映画批評家協会賞ではエレン・ペイジが主演女優賞を受賞している。〔2007・9・2(日)〕


ハートブレイカー☆☆☆シゴウニイ(正式な発音はこれが近いだろう)・ウィーバーとジェニファー・ラブ・ヒューイットの母娘ナイスバディがお楽しみ。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・1・26(土)〕


バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・4・11(土)〕


ハート・ロッカー☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・3・7(日)〕


バーニー/みんなが愛した殺人者☆☆☆ジャック・ブラックが、いい人なのに殺人者になる(?)役。
葬儀社に勤めた男。未亡人に優しくして、ついには彼女の財産を使えるようにまでなる。
しかし彼は彼女を…。
讃美歌を歌ったり、ミュージカル舞台を指導したりで、歌うシーンがけっこうあるJB(ジャック・ブラック)、バンドのボーカリストでもある実力を披露!?
実話に基づいていて、エンドロールには、この映画のモデルになった本人、そして…!?
「評判のいい人」が「評判の悪い人」を殺したとき、世間は「評判のいい人」に同情的になりがちなんだろうな。
未亡人役で、シャーリー・マクレーン。手や腕がシワ、シミだらけだけど、まだまだお元気。
検察官役で、マシュー・マコノヒー。なんだか、なまった英語で熱演。
こういうことがあったよ、という感じで、それほどインパクトはなかったけどねえ。〔2014・12・7(日)〕


バーバー☆☆☆★コーエン兄弟の作品。原題は「そこにいなかった男」? いつもながらの独特な味がある。乾いた可笑しみ、というのか。ブラックユーモアまではいかないのかな。「オー・ブラザー!」では、犬がスローモーションで流されていくシーンが可笑しかったが、今度は、車が宙をスローで跳んでいたりする。そういう遊びがチラリと入るのも面白い。
ビリー・ボブ・ソーントンのナレーションで話は進む。直接に関係のない事件で逮捕されて運命が決まってしまう皮肉。平凡な暮らしをしてきたところに、ふと、ほんのちょっとした悪事を企んだばかりに、どうしようもなくその影響がどんどん広がっていって収拾がつかなくなる。
無口でタバコばかりをふかし、ナレーションでのみ饒舌なビリー・ボブ。役にハマってる。
フランシス・マクドーマンドは、コーエン兄弟映画の常連、もはや、なくてはならない顔、トレードマークですね。
トニー・シャローブ(「ギャラクシー・クエスト」でお馴染み)の鼻持ちならない弁護士も笑える。
ビリー・ボブが惹かれる、ベートーベンを弾く少女。見たことあるぞ、誰だっけなあと思って、あとで調べたら、「ゴーストワールド」に出ていたスカーレット・ヨハンソンでした。端整な顔立ちの北欧的な?美人だね。
彼女のラストの行為も、けっこう皮肉だけど、私だったら「喜んで!」でしょうか?(爆)〔2003・7・13(日)〕


バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所☆☆うーむ。何が怖いのやら、おもしろいのやら。
イタリア映画の音響技師としてスタジオに呼ばれたイギリス人。
想像するに、これがトビー・ジョーンズという風体だから、まず面白い…のかもしれない。
作ってる映画の中身が映像皆無で、音声だけで観客(視聴者)に考えさせるのも面白いのかもしれない。
各自の映画作りに対してとか、いろんな姿勢、様子が面白い、のかもしれない。
効果音つくりの方法(野菜を使って、こわしたり刺したりとか)がおもしろいのかもしれない。
狂気’(あるいは麻痺)に入っていきかけているのかもしれないトビジョー(主役)が面白い〜のかもしれない。
自分には、ストレートに来ない内容が、それほど合わなかったかな。〔2014・12・7(日)〕


パール・ハーバー☆☆★リアリティ軽視、面白さ重視で作ってるんだと最初から思っていれば、なかなか面白い。
イギリスでの空中戦(主人公2人だけが日本機を相手にする、真珠湾での空中戦は、うそ臭くカッコ良すぎで白けた)や真珠湾奇襲のシーンは、単純に面白かった。
しかし反撃できない敵や病院を日本機が攻撃してるのは、どうなのだろう。そんなことはしてなかったんじゃなかろうか。(知らないけど)
日本軍の青空会議その他。噂には聞いていたが、笑える。
映画化に先だって、日本軍のことをリサーチする手段がなかったとすれば、お笑いどころか呆れた話だ。
だいたい、演じた俳優、そんなわけねーだろ!と抗議して演じなきゃいいのだ。もしかして彼らも知らなかったわけか? 日本人じゃなかったのか?
日本機のパイロットが、子どもに「逃げろ!」と言うシーンやら何やらは、日本公開版にしかないシーンらしい。
そうであるなら、うれしい配慮というより、そんなとこで、人の機嫌取ってるんじゃねーよ、という感じだ。
恋愛三角関係は許せる。だって、死んだと思ってたんだから。悲しいけど、悲しいゆえに、新しい恋に落ちるのは分かるぞ。
生きてるのを早く知らせることができなかったベン・アフレックが悪い。〔2002・11・30(土)〕


バーレスク☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・12・19(日)〕

☆☆☆☆気に入ったので、さっそく2回目観賞。これが今年の映画納め。109シネマズ川崎にて。
歌の途中で場面が替わって、物語の進行を映像だけで差し挟んでいる場合があるのだが、それがうまくできているのに感心した。
たとえば、ラブソングのときには、ふたりの愛が育っていくシーンが入ってくるとか。
クリスティーナ・アギレラはもちろんだが、シェールの歌にも感動する。
とくに2曲目の(といっても2曲しか歌わないが)、私は負けない! こんなもんじゃないわよ! という熱唱には泣けた。素晴らしいです。
エンドロールでは、マリリンの歌に、ジェーン・ラッセルの名前も一緒にクレジットされていた。
「紳士は金髪がお好き」でジェーンが歌ったのは、法廷でローレライ・リー(マリリンの役名)に変装したときに、ちょっとだけだったと思うが、この「バーレスク」で使ってたかな?
クリス、背丈が160センチ以下ってのも、親近感があって、いいよね。〔2010・12・26(日)〕


HiGH&LOW THE MOVIE☆☆★YOUさんが言っていました。けんかしすぎじゃない?
キョンキョンが答えます。
「人生なんか戦いの連続じゃない? 勉強も仕事も恋愛も。みんな何かと戦ってんのよ。大変だよね、人生って。
でも、戦わないと道は開けない。その道を歩けるのは自分ひとりしかいない。たとえ、どんなことがあっても、その道の主役は自分だから」
ラストだけ出てきて、まとめて締めてくれました。もはや大姉御の風格。
印象に残ったのは、窪田正孝。
あとは、ほとんど誰なのか知らないせいもあるが。あ、林遣都も認識した。
なにしろ、グループの数が多いし、人も多いしで、もう大変。だいたい理解はしたが。
けんかして殴り合って、なにが面白い? なにがかっこいい? と思いつつ、キョンキョンが出ているというだけで見た。〔2017・7・16(日)〕


バイオハザード☆☆☆★人気ゲームの前日談。地下研究所からの脱出なるか。これ、ゲームにしたらいいじゃない。ミラ・ジョヴォヴィッチが魅せます!(いろんな意味でね) 「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・8・31(土)〕


バイオハザード:ザ・ファイナル☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・12・30(金)〕


バイオハザードV☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・11・4(日)〕


バイオハザードU アポカリプス☆☆☆★前作のミラ・ジョヴォヴィッチのかっこよさは健在。それに加えて、ジル・バレンタイン役のシエンナ・ギロリーが、また、かっこいい。(ゲームを知っている人に言わせると、彼女はジルそのものみたいに似ているのだとか。)
周囲のものは、みんなウィルスに汚染されて、敵ばかり。
その中を、ノンストップアクションでサバイバルだ。
個人的には、ネメシスに追われて逃げるアリス、というシーンのアクションに、いちばん圧倒された。
ただ、アクションシーンは、細かくカットを割りすぎて、かなり分かりづらいところがある。
とはいえ、全体的にはスピーディで、ピリッと小気味よくまとまっていて(93分だし)、飽きるヒマがない。
とにかく、アリス(ミラ)とジル(シエンナ)のキャラクターが抜群。
第3作に期待を持たせる。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2004・9・18(土)〕

☆☆☆「バイオハザードV」の公開日当日、テレビで放送。
民放の映画はカットされている場合が多いので、ほとんど観ないのだが、これは90分ほどの映画なので、それほどカットはないだろうということと、なんといっても明日「V」を観ようかな、と思っていたので、以前、映画館で観てはいるのだが、予習のためにも、つい観てしまった。
テレビ局と映画配給会社の戦略に負けた…。(笑)
今回テレビで観て、テレビ向きな映画でもあるな、と思った。
リラックスして何も考えなくても、観ていて楽しめる、という点で。
ゾンビ化したら皆殺し…というのは、どうなんだろう、彼らだって以前は、誰かにとって大事な人間なわけだったのに…とも、ふと思った。
それから、なぜ土の中からゾンビ感染者が出てくるんだ? とか、アリスがあんまり強くなさそう、とか…考えないようにしましょう。
ラストで、「V」の冒頭シーン7分間が放送された。
なーるほど。そうだったのか。アンブレラ社の計画の一端が分かってしまったよ。
これで「V」に興味を持って、映画館へ行った人も、いるのでしょうね。
私は、どちらにしろ、観に行くのだ! 〔2007・11・3(土)〕


バイオハザードV:リトリビューション☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・9・23(日)〕


バイオハザードW アフターライフ☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・9・11(土)〕


バイキング☆☆☆★昔、テレビの映画劇場で見た。2時間近い映画の場合、カットされた部分があるので、これは一度ノーカットで見てみたかった。
ハリウッド製でバイキングを題材にした映画が他にあるのかどうか知らないが、面白くできた映画だと思う。
主演のカーク・ダグラスが自分のプロダクションで製作、共演にトニー・カーティスや、カーティスの奥さんでもあるジャネット・リーを迎えた。
きれいな女優、誰だっけ、と思いながら見ていたが、そうか、ジャネット・リー! この2年後に彼女は「サイコ」に出ます。
ちなみに、トニー・カーティスといえば、マリリン・ファンには、いつだって「お熱いのがお好き」(1959年)の女装姿を思い出すわけだが。
ダグラス演じるバイキングのエリックは、左目を鷹に突かれて、つぶしてしまい、見かけからしてワイルド。
父親役であるバイキング王ラグナルには、アーネスト・ボーグナイン。知らなかった…。見ていて気づかなかったし。豪快な王様で、よかったですよ。
と書きながら、この映画に出ているスターは、最近の映画ファンには分からないのかな…なんて、ふと思ったりする。
上陸したバイキングたちが、大きな木を車に載せていき、城を攻める場面は見どころ。
決死の覚悟で斧を壁に投げつけて、どうするのかと思ったら、そう来るか、と感心するし。
最後の、高塔での決闘も力が入っている。
面白いです。
昔の映画には珍しく、エンドロールに出演者の名前が出る。ナレーションが、オーソン・ウェルズというのも、調べて知って驚いた。
監督のリチャード・フライシャーには、「海底二万哩」(1954年)、「ミクロの決死圏」(1966年)、「絞殺魔」(1968年)、「トラ!トラ!トラ!」(1970年)「ソイレント・グリーン」(1973年)ほか多数の作品がある。〔2008・9・14(日)〕


ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー☆☆☆☆「マンマ・ミーア!」の同時上映は、同じくミュージカルの本作。
がきんちょっぽい映画のような気がしていたせいもあって、これまで見ていなかったが…いやー、楽しい!
1、2作目はディズニー・チャンネルでオリジナルムービーとして放送され、これはシリーズ3作目の劇場版。
1、2作目は見ていないのだが、問題はなかった。
高校生活をミュージカルでつづるわけで、今回が卒業シーズン。
バスケットボールの決勝戦から始まって、卒業の思い出のミュージカル劇の練習、進学で離れてしまう恋人たちや仲間たちの甘酸っぱい感傷などが盛り込まれる。
たのっすいいいー!
バスケの試合中からミュージカルがスタート、気分はノリノリに。
ミュージカルシーンは、楽しくハッピー!
やっぱり、楽しいミュージカルは大好きだ! と実感。
卒業のラストも、寂しさと希望が入り混じった大団円という雰囲気で満足だった。
ミュージカル映画好きな私に、どなたかから「ハイスクール・ミュージカル」は見ないの?と聞かれたとき、あまり興味がわかない、と言ったこと、浅はかでした、軽率でした、ばかでした。
いかにも若々しい、ミュージカル・エンターテインメントでした。
ヒロインのガブリエラを演じるヴァネッサ・ハジェンズは、見た目で見当もついたが、やはり、いろんな国の血を引いているらしい。独特の可愛さがある。
2003年に映画デビュー、2004年には映画「サンダーバード」にティンティン役で出演していた。当時、私は彼女の名前を、ヴァネッサ・アン・ハジンズと書いている。
自己中な演劇部部長シャーベイを演じるアシュレイ・ティスデイルは、やはりディズニー・チャンネルの「スイート・ライフ」(2005〜)に出演して人気が上がった後、「ハイスクール・ミュージカル」に。本来の髪色は黒?
ヴァネッサ、アシュレイともに、アルバムも出していて、歌手活動も。この2人の歌はアルバムでも聴いてみたいと思った。
ガブリエラの友人テイラー役のモニーク・コールマン。ダンスやピアノ、演劇を勉強してきていた。1980年生まれで、メインキャスト中では最年長。
ピアノを弾いて作曲をするケルシー役のオレーシャ・ルーリンは、ロシア出身。本作では、それほどスポットライトは当たらないが、この人も可愛い!ということで、我が家のレビューらしく、男優には触れていません。あしからず!〔2009・7・12(日)〕


ハイヒールを履いた女☆☆★え、ハイヒールを履いた女のことですか?
そうですね、シャーロット・ランプリングさん主演ですが、息子さんが脚色・監督だとかで。
わかりにくい話で、ええ、途中まではね。えーと、多少ネタばれでいいんですか? はい。
彼女、パーティに行くんですが、独身パーティで、異性の相手を見つける目的なわけです。
一方で、殺人事件が起きて、警部が現場の建物でシャーロットさんを見かけて。
パーティを利用して、警部は彼女に接近するのですが、いっしょにいると好きな感情も芽生えてしまうんですよ。
オチは、ああ、そのパターンね、と思いました。でも、悲しいですよね。
大物女優が、それほどでもない話だけど、息子の映画だし、出てやっぺかのう、といった作品なんでしょうか。〔2017・4・7(金)〕


ハイ・フィデリティ☆☆★「スクール・オブ・ロック」の、あの、ジャック・ブラックが出ているというので観た映画。
ここでも、かましてました、JB(ジャック・ブラック)。脇役だから、インパクトは「小」だけど。お馬鹿なキャラのおかげで、ラストに来て、感動するほどの効果が!(いちおうネタばれしないように詳しくは言わない。)
主役はジョン・キューザック。彼がカメラに向いて喋る、つまり観客に語りかけるという映画の作り方が面白い。
幻想の女を追うよりも、目の前にいる現実の女をしっかり捕まえなさいってことか。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズやティム・ロビンス、ブルース・スプリングスティーンがゲスト出演。
ジョン君、香港という字の入ったTシャツを着ていたよ。〔2004・6・20(日)〕


パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2011・6・19(日)〕


パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2017・7・17(月)〕


パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・7・23(日)〕


パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち☆☆☆★敵味方入り乱れての、帆船乗っ取り合戦。ガイコツ・チャンバラが楽しい、娯楽一直線の作品。
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズなどを手本にしたという、ファンキー海賊のジョニー・デップのユーモラスな演技で笑える。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2003・8・31(日)〕


パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・6・2(土)〕


パイレーツ・ロック☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・10・31(土)〕


白鯨☆☆☆ジョン・ヒューストン監督、グレゴリー・ペック主演。ハーマン・メルヴィルの小説の映画化。
自分の片足を奪った白鯨に復讐の炎を燃やすエイハブ船長。ペックは声を張り上げ熱演はしている。
深い未知の海、そこを悠然と泳ぎ、誰にも仕留めることができない巨大な白い鯨。これを神と見てもいいのだろうか。
いちばん興味深かったのは、エイハブの私的復讐のための行動に終始反対していた男が、最後にとる行動。(ネタばれなので詳しくは書かない。)〔2003・2・9(日)〕


白鯨との闘い☆☆☆くじら、こうやって捕っていたのか〜。たいへんだ。
「白鯨」を書くために、メルヴィルが捕鯨船の生き残りに話を聞きにくる、という設定。
30メートルの巨大な鯨に船が攻撃されるところは迫力。
でも、メインは直接的な「闘い」ではない。(そもそも「闘い」にもなっていない。まるで、かなわない。)
その後の話も長く、大きな問題が提示される。
捕鯨のシーンを見ると、やはり残酷だと思うが、生き物を殺して、そこから何かをもらって生きているのが人間なのだ。
人々の運命を左右する白鯨は「神」を象徴するようなものなのだろうなあ。〔2017・3・30(木)〕


ハクソー・リッジ☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2017・6・25(日)〕


白痴☆☆☆☆これは、すごいもの見ちゃったなー。という印象。
黒澤明監督が、ロシアの文豪ドストエフスキーの小説を映画化。原作は読んでいないが、いかにも、それらしい迫力のあるダイナミックな作品になっている。ロシア文学を、日本に舞台をもってきて表現した試みも評価すべき。
多くを見たわけではないが、黒澤映画はダイナミズムが、その大きな特徴ではないかと思っている。
熱気、力、だ。
たとえ静かな話であっても、フィルムの中に、なにか力強さのようなものが、しっかりと存在しているようなのだ。
たとえば、黒澤作品によく登場する三船敏郎を考えると、その傾向は分かりやすいかもしれない。彼が発するパワーを黒澤監督が好んでいたからこそ、お気に入りだったのかも。
映画は、もともと4時間26分だったものを、映画会社の意向で2時間46分にまで短くした。
そんなに切りたければフィルムを縦に切れ!と黒澤監督が会社を非難したというエピソードは有名だ。(が、事実は知らない。)
映画の序盤には、字幕での長々とした物語説明が一度ならず挿入されて、読むのが大変。このへんがカットされた部分じゃないかなと想像もできる。
戦犯として死刑執行される寸前で助かった男(森雅之)が、その衝撃で頭に影響が及ぶ。そのぶん、純粋な心の素直さ、美しさが逆に際立つようになっているのだが、ある女(原節子)とかかわったせいで、最後には破滅へと向かう、という話。
原節子の表情の凄(すご)さには鬼気迫るものがあった。彼女の映画はろくに見てもいないが、性格のいいお嬢さん的なイメージがあったので、こんな演技をするんだ!と、まったく予想外に驚いた! すごいです。
森雅之に対する愛情と嫉妬をめぐって、原節子と相対する久我美子も、気が強い娘の役を好演。
三船敏郎は、原節子をめぐって、森雅之に友情と嫉妬が同居した複雑な感情を抱く。心の内側の葛藤を熱演。
森雅之も、「白痴」ゆえの純粋な人間存在を体現してみせた。
森、原、三船、久我の主役4人、よくぞ演じたもの。
千秋実の情けなさもいいし、東山千栄子の母親もいい。
少し過剰で演劇的なところは、原作のエッセンスを取り出せば、きっとそうなるのだろうから、これでいいのだと思うし、黒澤監督のダイナミズムとも相性がいいと思われる。
外国の作家でいえば、シェークスピアだって過剰で演劇的だし、してみると、黒澤監督のダイナミズムは、シェークスピア原作の「蜘蛛巣城」(1957年)、ゴーリキー原作の「どん底」(1957年)などと、ぴったりだったのではないか。〔2008・7・26(土)〕


パコと魔法の絵本☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・9・15(月)〕


橋の上の娘[カラーバージョン]☆☆☆ナイフ投げの的なんて死んでもイヤだ。公開されたときはモノクロだったの?〔2001・6・30(土)〕


パシフィック・リム☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・8・10(土)〕

☆☆☆☆2D字幕版で。前回の3D版観賞時よりも、戦いの場面が見やすかった!
見やすかった理由のうちには、いちど観ているから、どのような動きをするのかを基本的に知っているせいもあったのかもしれない。でも、あ、動きが分かる! と感じたのは確かだった。
観に行った「ユナイテッド・シネマ としまえん」では、8月29日上映終了予定。早すぎて、もったいない。〔2013・8・24(土)〕

☆☆☆☆MediaMation MX4Dにて観賞。TOHOシネマズ ららぽーと富士見にて。   
MX4Dについては、映画館のHPには以下の説明があります。
『映画のシーンに合わせて、客席のシートが前後、左右、上下に動きます。さらに“風”“ミスト”“香り”“ストロボ”“煙”“振動”など、五感を刺激する特殊効果が11種あり、これらが連動することによって、通常のシアターでは決して味わえない「アトラクション型の映画鑑賞スタイル」を実現します。』
3Dから、新しい次元に進化したということなんでしょう。11種類すべてが何なのかを知りたいところですが、秘密もあるんでしょうか。
4D初体験。なんと、近所の映画館にできるとは!
2000円するのは痛いが、一度は体験してみようということですね。
これがまた、座席が揺れる揺れる! 前後左右に揺れすぎる! 前に落っこちたらいけないので(シートベルトなどなくて、ただ座っているだけだから)、椅子をしっかりつかんでいたよ。
本作は戦闘シーンがあるから、揺れるのも激しいのだろうけど。揺れ具合は、映画の内容によるのでしょう。
ミスト(霧)噴射も何回かあって、顔の右のほうに、シュッとかかった。ほんの少しの水なので、ビシャビシャにはならないが、どちらかといえば迷惑に思える。夏なら気持ちいいか?
ミストは、オンオフ切り替えができる劇場もあるようだが、ここ(富士見)はオフにはできなさそう。
椅子の手置きのところ、カップホルダーの手前に穴があって、そこからミストや風や香りが出てくるようだ。
ただし、足元にも2回ほど風のようなものが来た!
香りは、鉄サビのようなものが匂ってきて、ちょっとイヤだった。ロボットの戦いだから? もしかして、椅子が動いた際に、金属か何かが擦(こす)れた匂いなのか!? なんて思ってしまった。
スクリーンの周囲では、ストロボが点滅したり、煙が出たり。
椅子の底面の振動は好きだけど、「ユナイテッド・シネマ としまえん」で利用することもある「ウィンブルシート」では背もたれも振動するはずなので、それと比べると多少惜しい。
画面は、夜間シーンや海中シーンが多くて見にくいパシリムにしては、これまでで一番、見やすかったと思う。
それでも見にくいには違いないけど。(せっかく作ったんだから、見やすくすればいいのに。)
とにかく、揺れの大きさ。とくに前後は困る。映画に集中できなくなりそうなほどなのは、いかがなものか。
一度経験したから、当分は、もういいかな、というのが、いまのところの気持ち。〔2015・4・12(日)〕


バスキア☆☆☆キャストがすごい。ジェフリー・ライト、ベニチオ・デル・トロ、デビッド・ボウイ、デニス・ホッパー、ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン、ウィレム・デフォー、女優陣はクレア・フォーラニ、コートニー・ラブ、テイタム・オニール。〔2001・10・28(日)〕


バス停留所☆☆☆☆☆DVDボックスから観る第2弾。
日本語吹替えで観る。字幕で観ていたときに比べて、ん、こんな台詞あったっけ?というのもあった。
やはり字幕は、言ってること全部は書ききれない、ダイジェストなんだなあ、と改めて実感。ほんの一部、吹替えでなく、英語音声・日本語字幕の個所あり。テレビ放映のときにカットされた個所だろうが、ほんの数秒の場面が3個所くらいだったか。
ラストのバス停のシーンは、もう1回、英語音声で観た。
伝説の?よだれ引き??から始まって、万感のこもった“I would … I would … I would” の連発で、泣けた。そのまま最後までも。〔2002・8・10(土)〕

☆☆☆☆☆いわずとしれたマリリン・ムービー!?
きちんと観たのが10回目。少ない! 少なすぎる!
始まってすぐに流れる「バス・ストップ・ソング」。ノリがよくて、いい歌だな〜。
マリリン演じるシェリーの相手役が、ボー、21歳です。
彼はカウボーイ。女性と付き合ったことがない、ウブな若者。シェリーに一目惚れするけど、どう相手に対すればいいのか、よく分からない不器用な男。好きなんだから結婚するんだ、と、ついつい、強引な態度になってしまう。
マリリンは、田舎育ちという設定だから、話し方も、そんな感じで工夫している。
彼女の声、やっぱり大好きだ。
自分のプロダクションを作っての第1作ということもあり、マリリンの意気込みも違う。
情感あふれる演技は、これがアカデミー主演女優賞を取らないでどうする?というものだ。
特に終盤の、よだれのシーンなんて! そんじょそこらの女優にできるもんじゃないってことよ!
主演賞、誰が取ったんだ? え?「追想」のイングリッド・バーグマンですか…。
ちなみに、ボーを演じたドン・マレーは助演男優賞にノミネートされたが、受賞は逃している。
それにしても、“That Old Black Magic”を下手くそ風に歌う、そのマリリンの歌の上手さといったら!
騒いで、歌なんか聴いていない客に対して、ボーが「静かに聴くんだ、彼女が歌ってるじゃないか」というと、マリリンは、なんて嬉しそうな表情をすることか!
マリリンは演技ができるのか、と思っている人には、この映画を突きつけてあげましょう。〔2005・2・27(日)〕

☆☆☆☆☆マリリンの傑作のひとつ。
2月にも観て感想を書いている。
テレビ東京で放送したものを録画しておいて、観始めたら、結局、最後まで観てしまった。
マリリン友達MさんのHPで、この日本語版のバックに流れる音楽が、オリジナルと違うところがある、という情報があったので、それも確認したかった。
結果、違うところ、ありましたね。
どうしてオリジナルの音楽でないものを付けるのだろうか。
それほどイメージを壊すような重大なものは少ないが、音楽を換える理由が分からない。吹替えを録音するときに、オリジナルの音楽のままでは、できない、なんてことはないと思うが?
なかで、いちばん重大といえる「加工」は、マリリンの歌の場面にあった。
マリリンが歌っているところに、相手役のカウボーイ、ボーが「彼女はオレの天使だ」というセリフが重なるシーンがある。
そのセリフが重なったところの歌が、正しくないのだ!
正しい部分ではなく、そこから、ずれた部分の歌が入れられているのだ。
だから、セリフが重なった部分と重なっていない部分を続けると、歌がつながっていないのだ!
とはいえ、マリリンの映画の中では、もっとも情感に富んだ名作。毎度、泣けるです。〔2005・8・21(日)〕

☆☆☆☆☆マリリンの命日の日に、この作品を見た。
田舎者カウボーイのボー(私?)がチェリー(マリリン)に一目惚れして…という話。
マリリン初登場のシーンは、ブルー・ドラゴン・カフェ。働いている酒場ですね。
酒場のステージで。ボーは歌うチェリーを見て、いっぺんに惚れます。俺の天使だ、と。
結婚すると決めつけて、まるで誘拐のように強引にチェリーを連れ帰ろうとしたことを謝るボー。
やがて、ボーの優しい言葉に、チェリーは感激してしまいます。
彼女の一大決心とは!? (いちおう、結論は、ぼかしておきます! 笑)
ふたりきりで初めて語り合うシーンとか、ロデオ会場でのシーンとか、はしょってますが。
チェリーという名前も、ボーが言ってるだけで、彼女は自分は「シェリー」だと言っています。勝手な男だねえ、ということもできますが、なにせ女の子と付き合うのも初の粗野なカウボーイですので、大目に見てください。ボーですし。〔2014・8・5(火)〕

☆☆☆☆☆去年につづいて、マリリンの命日の5日に観賞。13回目。 
NHKで7月に放送したので録画しておいて、では命日に見ましょう、ということで、去年につづいて本作になったのは偶然。〔2015・8・5(水)〕


裸で御免なさい☆☆ブリジット・バルドー主演の、お気楽なコメディ。脚本に、当時のバルドーの夫であり、のちに監督として有名になるロジェ・バディムが参加している。
やはり、バルドーがストリップコンテストに出場する、というところが、いちばん印象に残るシーンかな。
しかし、ストリップコンテストというのも…フランスでは、普通にあったのだろうか(^_^;)
ストリップを恥ずかしがるバルドーは意外で新鮮。仮面まで付けちゃうんだから。
バルドーの兄の役の俳優が、バルザック博物館のガイド場面で、とぼけた面白い味で楽しませてくれたが、あとで調べて、ダリー・コールという俳優だと分かった。ちょっと待てよ、どこかで聞いた名前…あっ、と気づいた。去年観た「巴里の恋愛協奏曲」(2003年)で、終盤にひょいと出てきて、記憶に残った人だ! なんたって、彼は「おばさん」に扮していたのだから。
47年の時を経た2つの映画のそれぞれの俳優の姿が、頭の中で、ひとりになる。
ラストは日本の風景。これが変。桜に神社の鳥居。冨士山をバックに和服の子どもが、なぜかブランコを。和室の列車に中国語らしき言葉をしゃべる車掌にホステス?! 外国映画での日本のイメージは、こんなものなのだった…。今も似たようなものかもね。〔2005・4・30(土)〕


裸のマハ☆☆眠かった。面白くなかった。困ったなー。ペネロペ・クルスは出てるんだけども、あとはステファニア・サンドレッリ以外は知らない俳優がほとんど。
ひとりの夫人が亡くなった事件に絡んで、ゴヤの有名な絵のモデルは誰だったのかという謎に迫る。で、けっきょく?〔2003・4・20(日)〕


裸足の1500マイル☆☆☆☆アボリジニの混血児を隔離して、自分たちと同じような文化程度に近づけようと教育しようとする、白人の傲慢さ。それって監禁して洗脳するのと同じだろ?
施設を脱走する3人の女の子。保身にまわらず、自由を守ろうとする気高い精神。
年長の子を演じたエヴァリン・サンピがとてもいい。彼女の最後の言葉が心にしみる。(ネタばれだから説明しません。)
クリストファー・ドイルのカメラ、ピーター・ガブリエルの音楽も注目。〔2004・3・13(土)〕


裸足の伯爵夫人☆☆★映画女優にもなった、ひとりの女性の悲劇、がテーマ?
見始めてから、あ、「裸足のイサドラ」(1968年)じゃなかったんだ、と気づいた。
「裸足(はだし)」というタイトルが同じなので、イサドラのほうを録画したつもりでいたのだった。
どちらにしても、大昔に一度見たきりで、ろくに覚えていやしない。
でも、本作の主題曲「裸足のボレロ」は大ヒットした名曲だ。
伯爵夫人の墓の前で、話は始まる。
あ、彼女は亡くなってしまったんだ、でも、どうして? という興味を起こさせるやり方だ。
かつては映画女優でもあった女性。脚本家であり監督である(というのが、本作の監督マンキーウィッツと同じだ)ハンフリー・ボガートのナレーションで、彼女が女優になった過去が語られる。
ナレーターが交代し、複数の男によって、彼女のことが説明されていく。
というものだが、本作は主演のエヴァ・ガードナーの魅力に負うところが大きいのだろうなと思う。
映画女優としての葛藤が描かれるわけではなく(女優として活躍するようなシーンは、ほとんどない)、男によって運命を左右された、ある女の半生記という印象。
それほど面白いものとは感じなかった。
彼女の内面が、よくわからなくて、表面的な出来事しか伝わってこないような…。
それにしても! 伯爵が、黙って内緒にしていたこと。これは、どう考えても、ひどいでしょ。しかも、それを棚に置いといて、あんな行為に走るとは。許せんわ。
この映画の前に見ていた「聖メリーの鐘」で、神父が黙っていられずに話したということと、偶然ながら、好対照だなあと思ったものだった。〔2010・3・28(日)〕


二十歳の恋/アントワーヌとコレット☆☆☆「大人は判ってくれない」に始まるアントワーヌ・ドワネルものの第2作。
オープニングで石原慎太郎の名前が出たので、えっと思ったが、「アントワーヌとコレット」はオムニバス映画の中の一編で、他の作品のクレジットも出ていたのだと後で分かった。
この作品自体は、31分で終わる。
17歳になったアントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)は更生して、レコード会社で働く。音楽会で見かけたコレット(マリー=フランス・ピジェ)をひと目で気に入って、たびたび会うようになる。
彼女の両親ともあいさつをし、果ては、彼女の家の向かいに引っ越してきたのだが…。
付き合うには付き合うけれど、一線を引いて、そっけないコレット。アントワーヌとの温度差は、どうしようもないのかな? 30分映画だから、そこで終わっちゃってるので、次回作を見てみたくなっちゃうでしょうが!
レオもピジェも、1944年5月生まれ。〔2012・9・29(土)〕


HACHI 約束の犬☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・8・30(日)〕


8月の家族たち☆☆☆☆すっごい濃かったねー、人間関係のドロドロ。   
メリル・ストリープさん、すごい! やっぱり、すごいよ、演技。
上手さが映画の冒頭から炸裂。
あんだけ憎まれ口たたくけど、それが自然で、その人になってるし。
娘たち、妹の一家が集まってきて、それぞれのキャラもちゃんと説明されていて、どろどろどろどろ、辛辣(しんらつ)。愛と憎しみと哀しみと。
すばらしい。
おもしろい!
カンババッチーくんが、頼りない息子の役!
三女がジュリエット・ルイスさんで、なんか、なつかしかったなー。私が彼女を見たのは、2009年の「ローラーガールズ・ダイアリー」以来だ。
アビゲイル・ブレスリンちゃんも出ている。ユアン・マクレガーには、まったく気づかなかった…。〔2015・7・4(土)〕


八月の鯨☆☆☆☆★おばあちゃんたちの人生。
1日1日を大切に、希望を持って。
大好きな映画。岩波ホールにて。
見るのは3回目だが、大きなスクリーンで観たのは、はじめて。
海に近い別荘に住む老姉妹の暮らしを描いたもので、大きな事件はなく、釣った魚を持ってきてくれた男や、大工さん、おさななじみの友人と、お茶をしたり、夕食をとったり。
妹は、目が不自由になったこともあって、皮肉屋になり、対人関係に少し難が…。
ゆったり、ていねいに、大切に、つむがれていく、1日。
日々の暮らし、穏やかさ、ささやかな幸せ、心のうちの寂しさ、思いやり。
太陽の光、海の輝き、そよぐ風…。
入江に鯨がやってくるのを待ち望む、その期待は、人生への期待、希望だ。
資料によると、リリアン・ギッシュさん90歳、ベティ・デイヴィスさん79歳、アン・サザーンさん78歳、ヴィンセント・プライス76歳、ハリー・ケリー・ジュニア66歳。
デイヴィスさんよりも11歳も年上のギッシュさんが妹役を演じている。彼女が可愛い顔立ちだからだろうし、何よりもキャラクター的に、皮肉屋はデイヴィスさんのほうが合っている。
本作が105本目の出演作となるギッシュさんと、100本目の出演作となるデイヴィスさんの2人が核となり、その周囲を、これまた見事な俳優陣が固めている。
1910年代からサイレント映画期のスターとして活躍したリリアン・ギッシュさんが、90歳で再び主役、しかも素晴らしい映画となるのだから、映画の神様は彼女を祝福しているに違いない。
私はギッシュさんの映画はあまり見ていないが、「狩人の夜」(1955年)というスリリングなカルト作にも出演していて、これは特異な一作だと思うので、機会があれば見てほしい。
マリリン・モンローさんのファンの私からすると、なんといっても、ベティ・デイヴィスさんは「イヴの総て」(1950年)だが、その37年後にも変わらない素晴らしい演技を見せてくれる。
ところで、私が好きだったミュージシャンに、リンドバーグというバンドがある。今は活動していないが…。
彼らのアルバム「LINDBERG VII」(1994年リリース)のなかに、ずばり「八月の鯨」という曲が存在し、歌詞の一節には、
八月になれば 鯨が入江にやってくる
彼女は待ってる 海辺の小さな家で 永遠の夏を
などとあるのだ。
作詞の渡瀬マキさんは、たぶん間違いなく、映画「八月の鯨」を見て、この詞を書いたのだろうと思い、驚くとともに、うれしかったことを覚えている。〔2013・3・20(水)〕


8人の女たち☆☆☆☆豪華女優がいっぱい! カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・べアール、イザベル・ユペール、ファニー・アルダン…なんとダニエル・ダリューまで!
楽しく、おしゃれで、きれいで、華麗で、皮肉で、怖い。
ヴィルジニー・ルドワイヤンは、もろにオードリー・ヘップバーンだね。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・12・21(土)〕

☆☆☆☆DVDで観賞。映画館で観たのは去年の12月だから、7ヵ月ぶり。
8人の女優たちの競演は、やはり壮観。8人が一つの画面に収まる場面は、鮮やかな色遣いとあいまって、ゴージャスな絵だ。
いきなり飛び出すヘタウマな歌たちも、お遊び感覚満点で楽しくなる。〔2003・7・21(月)〕


ハッカビーズ☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・8・27(土)〕


バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち☆☆☆バックコーラスの女性たちにスポットを当てる、というのがいいよね。
バックコーラスの歌う「ノリ」が(歌の)基本だ、みたいなことを、誰かが言ってた。そうだよねえ。
取り上げられたのは、ほとんど黒人さん。(というより、すべてだったか?)
ゴスペルとかソウルとかいった音楽が根底にあるように思える。
アメリカの音楽史の知識には多少なりともなった。
印象に残るのは、ストーンズと一緒に歌うシーンですね。
ミック・ジャガーが、男の声だけじゃつまらん、なんて言ってた。賛成。〔2014・12・26(金)〕


パッション☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・10・6(日)〕

☆☆☆★観ましたよ、2回目。TOHOシネマズ みゆき座にて。詳しくは、1回目の記事へ。〔2013・10・20(日)〕


ハッスル&フロウ☆☆☆★去年のマイベスト、「ブラック・スネーク・モーン」の監督クレイグ・ブリュワーの作品ということで、内容も知らずに観た。
アカデミー賞の時期なので、関連映画の特集放映のうちの1本。歌曲賞を受賞している。
Dジェイ(テレンス・ハワード)は、メンフィスの町で、ポン引きなどをして女に稼がせて暮らす生活を送っている。
ある日、彼はカシオのサンプリングができるキーボードを手にし、さらに、昔の音楽仲間に出会う。
ラップを作って、町にやってくる予定の人気ラッパー、スキニー・ブラック(リュダクリス)に聞かせよう、裏稼業(ハッスル)から抜け出そう、と決めたDジェイ。
彼の生み出すフロウ(歌い回し)は、夢を現実にするのか…。
テレンス・ハワードが実際にラップを歌っている。
彼の出演作では、私は「クラッシュ」が印象にある。「クラッシュ」の感想文を読み返して気づいたが、テレンス・ハワードとリュダクリスは「クラッシュ」に続いての共演なのだった。
個人的にはラップを聴くことはないが、映画で歌われているのを聴いていると、曲に乗って体が動いてくる。ノリがいい音楽は楽しいね。
Dジェイの女のひとり、タリン・マニング(画像の右側にいる彼女)は、「8Mile」(2002年)ではエミネムの元彼女を演じ、「コールド マウンテン」(2003年)にも出ていたらしい。「8Mile」は未見だが「コールド マウンテン」での役名はシャイラ。どんな役だったか記憶にないぞ。
兄といっしょに、Boomkat(ブームキャット)というユニットでCDも出しているという。
家の一室をスタジオに仕立て上げ、音楽を作り出すところがいい。手作り感と情熱。
妊娠中のDジェイの彼女がコーラスを録音して、それが曲と合わさって素晴らしく生まれ変わったシーンも感動的。
ラップ(音楽)って、こうやって生まれるのか!
終盤の展開は目が離せず。いったい、どうなっちゃうんだ、これは、って。
主人公のDジェイは、自分勝手で欠点も多い男。きれいごとじゃない生き方。そこがリアル。
クレイグ・ブリュワーは、この作品でも、脚本を書き、監督をしている。
私にとっては、なおも見逃せない監督になった。〔2008・2・24(日)〕


パッセンジャー☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2017・4・9(日)〕


パッチギ!☆☆ケンカしすぎ。
1960年代の京都が舞台。朝鮮学校の生徒と日本人の生徒って、こんなに一触即発状態だったのか。
映画を観たあと知人に聞いたら、横浜あたりの話だが、けっこうそんなふうではあったらしい。
しかし…この映画、ケンカばっかりという印象。好きではない。
低級で下らないケンカ。そう思うのは私が若くないからか。
井筒監督についていえば、テレビ番組で好き勝手な映画批評をしているのを見たことがあって、それはそれでいいのだが、私自身の印象としては、好きではない。
だが、そういう目で、彼の映画を見たわけでは決してない。
ケンカばかりの映画で、好きではなかった。この監督の他の作品を見てみるべきなのか。気が進まない。
映画は、仲良くしよう、という主張は分かる。最後は少し感動する。ハングル語を練習した俳優たちの努力は評価する。
最終的には反戦をうたっているんだろうなとは分かるが、そこへ行くまでは、青臭いケンカや、深みのない恋話。
とにかく、私には合わない映画。
たとえば、キネマ旬報で1位とは驚き。そんなに支持があるとは。ブルーリボン賞作品賞その他の受賞もある。
「パッチギ」とは、ハングル語で「突き破る」「乗り越える」、また「頭突き」を意味するのだとか?
沢尻エリカ、オダギリジョーを見ることができたのが収穫か。〔2007・2・3(土)〕


バットマン☆☆☆ジャック・ニコルソンのジョーカーだよね、めだってるのは。
ティム・バートン監督の「バットマン」を再見。
オープニングクレジットで一番最初に名前が出るのは、ジャック・ニコルソン。バットマン役はマイケル・キートンなのに。(ただしエンドクレジットでは、キートンの名前がトップにあった。)
マイケル・キートンのバットマンは地味だが悪くはない。それに、夜のコウモリのイメージで暗いほうが似合うかもしれない。
ジョーカーはバットマンと争って、化学薬品かなにかのプールに落ち、醜い顔になる。
彼の狂気が、とぼけたユーモアのような形になって現れるのがティム・バートンならではの味だ。
ジョーカーのボス、ジャック・パランスが懐かしい。
ブルース・ウェイン(バットマンの正体)と、いい仲になるジャーナリストには、キム・ベイシンガー。
クリストファー・ノーラン監督版のバットマンもいいが、ティム・バートン監督版も、監督独自の味がある。〔2012・1・9(月)〕


バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲☆☆☆シリーズ第4作は、ロビンに加えて、バットガールも!
バットガールが参加するのは映画の最後のほうだけど、タイトルはバットマン&ロビン&バットガールにしなきゃいかんでしょう?
シュワちゃんが顔面全面メイクで凍らせ怪人フリーズをやっている。懐かしいよねえ。2000年代には知事さんになったりして映画界を遠ざかっていたし。
ユマ・サーマンが、ポイズン・アイビーという悪役。フェロモンをフウーーッと吹いて相手にかがせると、イチコロです。
バットマンはジョージ・クルーニーに代わっているが、印象うすいよね〜。周りがにぎやかだしさ。
アリシア・シルバーストーンのバットガール。この1作で終わるのは、もったいないような…。
4作を通じて執事を演じた、マイケル・ガフ。ある意味、彼が本シリーズの、いちばんの功労者かも。昨年、94歳で亡くなっています。安らかに。〔2012・1・21(土)〕


バットマン ビギンズ☆☆☆タイトル通り、バットマンがどのようにして誕生するのか、を見せてくれる。
今回のバットマンは、クリスチャン・ベイル。
思えばバットマン役はマイケル・キートンからヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニーと代わってきて、いったい誰が役にぴったりなのか分からない状態だった。
今回のベイル君、バットマンが生まれる前、修行中からのブルース・ウェインの役には、けっこう合っていたのではないでしょうか。
ふとしたショットで、ちょっとトム・クルーズみたいに見えるときがあって、相手役がトム・クルーズの婚約者ケイティ・ホームズなのが面白い偶然だった。
バットマンになっているときのセリフが低い声で格好いいんだよ、これが。
(とくに悪人に対して)得体の知れない恐怖の象徴バットマン、という本来あるべき「こうもり男」の存在感を思わせる。
日本人としては注目せざるをえない渡辺謙さん。でも出番は少なかった。造語を作って、しゃべっていて、リーアム・ニーソンが訳してました…。
謙とリーアムが教えるのは、ニンジャの技術もあり。バットマンったら、ニンジャ修行も経験してたんだねえ。
リーアム・ニーソンがクリスチャン・ベイルの剣の修業の相手をするのだが、どうもニーソンが剣を持つと、最近は「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」のジェダイ・マスターを思い出させるし、モーガン・フリーマンが出ると、最近観た「ミリオンダラー・ベイビー」のイメージが。父親役のライナス・ローチは「フォーガットン」だし。
それが、どうということもないのだけど、売れっ子俳優がたくさん出てると、こういう状態になってしまうってこと。
ケイティ・ホームズ、気になったのは、笑うと口角の右側が持ち上がって、笑顔が「いびつ」なんだよね、口の左右の対称が美しくない。
ヒロインとしても、どうなのか。まだ子どもじゃん。
アクションについて。夜の場面のせいもあるのか、いったいどういう形の乱闘なのか分からない、見えないのである。これは面白くない。
暗がりでワケが分からないまま、やっつけられる悪人の不安感を出してみた、のだろうか。考えすぎか? でも、アクションが見えないのは、やはり面白くないと思う。
今回、執事アルフレッドにはマイケル・ケイン。いかにも執事、で立派な貫禄あり。ありすぎ。
これまでの4作ではマイケル・ガフが演じたが、イメージ一新なんだろうね。ガフさんもお年(84歳くらい)だし…。
クライマックスの、ひとつのシーン。詳しくは書かないが、現実にあった事故を思い出させて、複雑な気分だった。そう思うのは日本人だけだろうけれど。いまさらながら、映画だから許せる表現なんだなあと思ったことでした。
バットモービルのカーアクションには、単純に興奮した。ただ、追いかけるパトカーが次々クラッシュして、おいおい、正義の味方のはずなのに、これじゃ警官が死んじゃうよ…と不満に思っていたら、後でアルフレッド執事が、きちんと、お坊ちゃまに説教してくれた。
さすがは執事。フォロー万全。
ゴッサムシティでの敵が、ちょっとキャラ的に弱い気がした。まあ、チンピラだから仕方がないけど。&すでにバットマンスーツやバットモービルが、会社内でほとんど出来あがっていた、というのは出来すぎのような気がしないでもない。
音楽。ハンス・ジマーとジェームズ・ニュートン・ハワードという大物2人で担当しているのは、すごい。ともに1人で1本の映画音楽を余裕で担当できる実力者なのに、なんで2人でやってるんだろうか。
エンドクレジットで、ゲイリー・オールドマンの名前があって、ええっ! 出てた? えーと、あれ、あの人か! と後で気づいた。
ゲイリーってば、あんな顔だったっけ…。気づかないなんて、まったくもって不覚。
もうひとり、お懐かし「ブレードランナー」のルトガー・ハウアーの名前もあって、こちらは、後で、えええっ! あの人が! と驚いた。
予備知識なしに観る場合のマイナス点というか、オモシロ点というか…なんてこったい。ですね。
ラストで、そうか、第1作の「バットマン」に、こうしてつながるんだ〜、と思わせるのは、「輪っか」が、つながったようで、グッド。
リアルに、真面目に、作っています。この調子で、もういっちょ、新作を作ってほしいかも。〔2005・6・19(日)〕


バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・3・26(土)〕


バットマン フォーエヴァー☆☆☆前2作の監督ティム・バートンが製作に回り、本作ではジョエル・シュマカーが監督に。前に比べて、明るめの娯楽作品になった。
敵がトゥー・フェイスのトミー・リー・ジョーンズと、リドラーのジム・キャリー。
彼女役でニコール・キッドマン、ちょい役でドリュー・バリモア、ロビン役でクリス・オドネル。バットマンはヴァル・キルマーに交代。
豪華です。
ニコールのゴージャスなことったら、どうよ!
ドリュー、まだ19歳くらいか。「スクリーム」より前だもんね。
トミー・リーとジム・キャリーが協力して悪いことするわけだが、ふたり並ぶと、どうしてもジム・キャリーの風変わりキャラが目立つ。
ニコールの「美」、クリスの「若さ」、ドリューの「おまけ」(だって、チョー脇役だし)が加わって、飽きはしない。バットマンは地味なままでいいのだ。
ティム・バートン、3作もバットマンを監督する気はなかったのかな〜。
もしかしたら、明るめなハリウッド作品に変えるというスタジオの意向だったのかも? それはそれで楽しいけど、深みはないよね。〔2012・1・21(土)〕


バットマン リターンズ☆☆☆★ペンギンとキャットウーマンの2本立て!
ティム・バートン監督のバットマン第2弾は、ダニー・デヴィートのペンギンと、ミシェル・ファイファーのキャットウーマンが登場して豪華。
さらに、悪い奴で、クリストファー・ウォーケンもいるから、濃い!
以前、メルマガに感想文を載せてもらったことがあるので、せっかくだから、ここにも掲載しておく。
『前作「バットマン」は、映画館ではなく、ビデオで初めて観た。
単純なヒーロー物かと思っていたのだが、まず、全編を通して、画面の色調の暗さに驚いた。暗さに統一されたムードなのだ。マイケル・キートン演ずるバットマンも、お気楽な超人ではなかった。暗い過去を背負った悩み多き「人間」だった。その点では、あまり派手とはいえないマイケル・キートンは、実に適役だった。
続編になっても、前作のムードは変わらない。今回は、怪人ペンギンとキャットウーマンが、バットマンの敵となる。彼らが悪に走るのは、彼らが理不尽に、社会に受け入れられなくなってしまった存在だからだ。その悲しみを社会にぶつけているのだ。今の姿は本当の自分自身ではないという悲しみは、マスクをかぶって自分を隠しているバットマンにも、よく分かる心情ではないだろうか。言ってみれば、バットマンの姿も、彼らと同じ「奇形」なのだから。
ミシェル・ファイファーのキャットウーマンは出色だ。平凡なOLが、キャットウーマンとして復活した際の悲しみと怒り。彼女は自分の部屋中の物を手当たり次第に投げつけ、壊す。やり場のない悲しみと怒り。そして、バットマンとペンギンの前に立ち、「ミャーオ」と鳴いて挑発する色っぽさといったら! ミシェルほど大人の猫っぽさ(?)を感じさせる女優さんも、そうはいないだろう。ラスト、彼女のシルエットで終わるシーンも余韻を残す。私は大好きである。
ちなみに、ティム・バートンが監督を降りた第3作以降の「バットマン」は、単純なる娯楽作品となる。4作目でバットマンを演じたジョージ・クルー二ーが、仮面をかぶった役じゃ自分の演技なんかできない、というようなことを言っているのを雑誌で見たが、マイケル・キートンはバットマン役をどう思っていたのだろうか。
ティム・バートンの映画全体を眺めてみると、もしかすると彼は、奇形(異端)への愛情というテーマでも持っているのかもしれない。』
…まあ、なんとも知ったかぶりな感想文であるが、これも若さゆえか。(今より若いってことさ。)
ミシェル・ファイファー、キャットウーマンになったときの顔が丸い!
コスチュームのせいかもしれないが、まるいなーと思ってしまったのであった。写真を見ると、そうでもないな…。
でも、猫っぽくていいな、やっぱり。
彼女のキャットウーマンはサイコーっすよ。
クリストファー・ノーラン監督版では、アン・ハサウェイ嬢が演じるキャットウーマン。どんな見映えになるのか、楽しみだ。〔2012・1・9(月)〕


パットン大戦車軍団☆☆☆☆数ある戦争映画のなかでは、主人公をていねいに描いた作品だと思う。観たのは5回目。
この映画は、まず音楽を思い出す。一度聞いたら忘れないようなユニークなテーマ曲だと思う。
作曲はジェリー・ゴールドスミス。いまや映画音楽界の重鎮です。
「猿の惑星」「オーメン」「パピヨン」「エイリアン」「L.A.コンフィデンシャル」などなど、作品をあげたら切りがない。
第2次大戦のアフリカ戦線で、ドイツのロンメル軍団を破り、シチリア、ヨーロッパでも活躍した、パットン将軍の物語。戦争シーンは、予想外に少なく、パットンの人間ドラマといっていい。
監督がフランクリン・J・シャフナー。「パットン〜」の2年前に「猿の惑星」を監督してますね。
主演が、ジョージ・C・スコット。戦争が好きで、臆病な兵士を殴ったり、ロシアは嫌いなどの問題発言を繰り返す、根っからのタカ派軍人パットン将軍を演じて、はまり役だった。アカデミー主演男優賞を拒否したのは有名ですね。頑固者、硬派のイメージで、役柄とダブって見える。
脚本にフランシス・フォード・コッポラが参加。いい仕事してます。〔2001・7・20(金)〕

☆☆☆ジェリー・ゴールドスミスの音楽! たぶん中学生のころから脳裏に刻まれていたのは、一度聞いたら忘れないようなユニークなものだったからだろう。ラジオの映画音楽番組でも、ときどき流れていたように思うので、なおさら印象深くなる。ゴールドスミス、ほかに「猿の惑星」「パピヨン」「オーメン」「エイリアン」などが有名でしょうか。
3時間近い大作だが、邦題を裏切って(というより、邦題が裏切っているのだが)、戦車の戦いは多くなく、パットンの人間性を悠揚として描いている。脚本は、フランシス・フォード・コッポラほか。
ジョージ・C・スコットの骨太演技で長丁場を見せるが、興味が持てなければ退屈気味になる。
簡単に言えば、舌禍の持ち主である。問題発言が多い。どこかの国の閣僚(誰とは限定していません。いっぱいいるので)のよう。豪放なのはいいが、口をすべらせて、たたかれる。
また、泣き言を言う兵士を怒鳴りつけて、頭をひっぱたき、こいつを最前線に送れ!と、わめき散らす。言動に難があると知られている著名な将軍であれば、こうしたことがあったら問題になりがちでしょうね。
アカデミー賞で、なんと7部門を受賞。主演男優賞のスコットは受賞拒否。賞(ショー)レースに疑問、批判精神をもっていたようだ。
7部門を制覇しながら、作曲賞をとれなかったのは、まったく納得がいかない。(このとき受賞したのは「ある愛の詩」のフランシス・レイ。)〔2017・8・6(日)〕


初春狸御殿☆☆☆若尾文子さん主演の歌謡ミュージカルだ!   
といっても、彼女は歌いません! 演じて踊るだけ。でも華やかな映画の主演女優の存在感だけでも、いいんです。
市川雷蔵、中村雁治郎、勝新太郎、中村玉緒(どこにいた?)、水谷良重、江戸屋猫八、左卜全などが盛り上げる。
驚いたのは、河童の女子2名がトップレスだったこと! 肌色の上着を着ているのかも、とも思って見てみたが、そうではなさそう。
調べてみると、小浜奈々子、毛利郁子という方々。
小浜さんは日劇ミュージックホールのスターで、ヌードでも当然といえば当然だったのだ。
毛利さんは大映のグラマー女優。
歌は初めは民謡が多くて、あとのほうで和田弘とマヒナスターズなども登場。
歌と踊り(ショー)で、わあっと楽しげな雰囲気を満喫すればいい、お正月公開映画。
1959年の当時から、日本にも、こんな「ミュージカル」があったことを再認識。
そういえば、10年前に「オペレッタ狸御殿」という映画を観たことがある。
あれは、この系統だったのか。〔2015・2・15(日)〕


ハッピー フィート☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・3・10(土)〕

☆☆☆☆前売券を持っていたのに先行ロードショーへ行ったので、今回が前売券を使っての鑑賞。
特に、ノーマ・ジーンの声を演じるニコール・キッドマン嬢と、ラモン&ラブレイスの2役の声を演じるロビン・ウィリアムスに注目。
ニコールの声は、終始、可愛い。「ぶりっこ」じゃないかと思うほど、カワユイ。そして、やっぱり、色っぽくもある。
歌が下手で仲間はずれにされる息子マンブルだが、彼女は、いつでも彼の味方なのである。
音痴でもダンスが上手な息子はユニークでいいと思ってくれるし、ずっと優しいのだ。
私もペンギンだったら、絶対にノーマ・ジーンの息子に生まれたい!
ノーマ・ジーンの胸にある黒い模様が、マリリンのホクロを模したのではないかと、勝手に盛り上がっている、私を含む、ごくごく一部のマリリン・ファンであるが、この模様、「N」の形に見えるようなときがあった。
Norma(ノーマ)の頭文字Nでもあるのか!?
それとも気のせいか。(笑)
ちなみに、ニコール・キッドマン=ノーマ・ジーンの日本語吹替えは、冬馬由美(とうま ゆみ)さんが担当しているとのこと。アニメでの彼女の代表的な役には、ウルド(「ああっ女神さまっ」)、木村夢子(「クッキングパパ」)、河合伊代菜(「まじかる☆タルるートくん」)があるというが、どれも見たことがない。
ロビン・ウィリアムスのほうは、演じる2役が同じ場面に出ていることも多いのに、「同じ声じゃないかよ!」とは全然思わなかった。
もっとも、同じ声でも、観ているほうは、あんまり気にならないのかもしれない…?
楽しんで演技しているのが、よく分かる。さすが、うまいです。
日本語吹替えでは、ブラザー・トムが担当とのこと。まあまあ、イメージはあるかな?
注文を2つばかり。
シャチは獲物をもてあそぶことができる動物だけど、マンブルたちを尾で弾き飛ばしあって遊ぶのは、やりすぎ(遊びすぎ)なんじゃないかと思うなあ。
この場面は、少しマンガチックにすぎ、リアルには思えなくて惜しい。
それから、エンドクレジットに登場して踊ってくれるペンギンたちだが、もう少し、見せる工夫があってもいいのでは。せっかく踊ってくれているのだが、見ていても、それほど面白くないのだ。
とはいえ、アニメの技術といい、単にハッピー・ミュージカルで終わらせず地球規模の問題提起の意識をあえて盛り込んだことといい、素晴らしい映画でした。
東京では、ほとんどの劇場で20日までの上映です!〔2007・4・1(日)〕


パディントン☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・2・7(日)〕


ハドソン川の奇跡☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・9・28(水)〕


バトルシップ☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・4・22(日)〕


バトル・ロワイアル☆☆☆タフに生き抜けってことね。女子2番、可愛かった。柴咲コウもワイルドでよかった。〔2001・12・8(土)〕


バトル・ロワイアル特別篇☆☆☆バスケットボールの試合などの追加撮影で、いくつかの場面が分かりやすくなっている。普通篇?を観てから1週間しかたってないから、違いが分かりやすい。女子2番、名前判明。石川絵里さんです。
安藤くん13人も殺してるぞ。柴咲さんは5人。〔2001・12・15(土)〕


華岡青洲の妻☆☆☆華岡青洲は、世界初の全身麻酔による手術を行なったとされる。   
猫で麻酔薬作りの実験を重ね、人体実験には、母と妻が志願。
妻を若尾文子さん、母を高峰秀子さんが演じる。嫁姑の間の複雑な感情のドラマ。
「若尾文子映画祭 青春」にて。角川シネマ新宿。
危険な実験を、実の母親と妻がやるなんて、青洲さんはどんな気持ちだったのだろう。
医学の発展は、肉親への愛に勝るものなのか。
市川雷蔵という俳優、いままで、ほとんど名前だけしか知らなかったが、これで多少は認識した。
若尾さんと高峰秀子さんの共演ということでも興味があった本作、真正面からの演技合戦で、その点では満足。
ふらふらになった猫が名演技。またたびでも、かがせたのだろうか!?〔2015・7・9(木)〕


花婿来たる☆☆☆★ヒューマニズムや社会風刺を織り交ぜながら、ハートウォーミングなコメディを作るのを得意としたフランク・キャプラ監督が、前年の「恋は青空の下」に続いて、甘い歌声と軽妙洒脱な演技のビング・クロスビーと組んだ一作。
キャプラ監督といえば、このブログの名前の元ネタである映画「或る夜の出来事」なども面白い作品だが、この「花婿来たる」は今まで知らなかった。
と思ったら、日本では劇場未公開だった。
戦争孤児2人を連れて故郷に戻った新聞記者。だが、一時はお互いに結婚を考えていた彼女は、彼を待ちきれずに、他の男と婚約していた。記者は彼女を取り戻そうと、さまざまな策に出る…。
彼女からのレコード盤のメッセージで、彼女の姿がレコードの上に小さく出てきて喋るところは、まるで「スター・ウォーズ」みたい。つれない男に文句タラタラ、ジェーン・ワイマンのセリフのテンポがいい。
飛行機の中で、いきなりビングが歌い出し、周りのみんなも歌に加わってくる。なぜかルイ・アームストロングまで登場! アメリカ映画は、こういう明るいノリが楽しいんだよね。
他の男と婚約した彼女だが、本音はビングにも大いに心は惹かれているわけで、こういう恋の駆け引きみたいな話は、やはり往年のアメリカ映画のコメディお得意パターン。
そこを、いかに気持ちよく、楽しく見せるかが勝負。
恋敵どうしが会って話して、正々堂々と勝負することを約束する。しかも、そうした約束があったことは、彼女には秘密にする。あっぱれな、やり方である! 最近の、ウソにまみれたような、いろんな世相と違って、何事もフェアに公明正大に行きたいものですね。
ビング・クロスビーと彼女を争う男がフランチョット・トーン。ビリー・ワイルダー監督の「熱砂の秘密」(1943年)を観たときに主演していて、名前が面白いので記憶に残っている俳優だ。お金持ちの立派な紳士を上手に演じた。(現実問題にしたら、物分かりがよさすぎ、立派すぎるかも。)
主題歌「冷たき宵に(In the Cool Cool Cool of the Evening) 」(作詞ジョニー・マーサー、作曲ホーギー・カーマイケル)がアカデミー主題歌賞に。ホーギー・カーマイケルは、マリリンの「紳士は金髪がお好き」でのナンバー「恋にしくじったら(When Love Goes Wrong)」を書いた作曲家である。〔2005・12・11(日)〕


花嫁はエイリアン☆☆☆☆キム・ベイシンガーさんがエイリアンの役を演じ、人間の生活を知らないために生まれる珍行動で笑わせる。
科学者のスティーヴ(ダン・エイクロイド)が偶然、宇宙に放ったビームによって、ひとつの惑星が絶滅の危機に。
その星から、美女セレスタ(キム・ベイシンガー)が地球にやってくる。彼女の星を救う方法は、もう一度ビームを当てること。その目的のために、彼女はスティーヴに接触する。
セレスタは地球のことを学習する時間が足りず、スティーヴと出会った初めから、とんちんかんな言動を繰り広げる。でも、スティーヴには、かえってユニークで素敵な女性に見えたのだった。
セレスタは、キスがどういうものなのか分からないので、いろんな映画でのキスシーンをまねして、スティーヴとキスする。
そのシーンのなかに、マリリン・モンローさんの投げキッスもあった!
見るのは2回目。久しぶり。
言葉がわからなかったり生活のやり方がわからなかったりというカルチャーギャップによる笑いを、お色気をプラスして、楽しく見せた。
ちなみに原題は、継母はエイリアン、ということで、スティーヴの娘の目から見たもの。
ジミー・デュランテが“Did You Ever Have the Feeling”を歌うシーンがあり、最後にはセレスタとスティーヴがデュエットで披露する。
キム・ベイシンガーさんの映画のなかでは、もしかしたら一番好きかも。〔2012・5・27(日)〕


バニー・レークは行方不明☆☆☆★これは楽しめた。
この映画、名前だけは、ずっと昔から知っていた。タイトルがユニークなので印象に残ったのだ。原題の通りなのだが、「バニー・レークは〜」とあるせいか、私は勝手に、なぜだかアイドルっぽい話なのかなと想像していた。
でも違った。シリアス、リアルな話。いまなら、サイコミステリーといわれるようなものかもしれない。見た目、強烈ではないが、雰囲気がある。
主演はキャロル・リンレー、監督はオットー・プレミンジャー。先日見た「枢機卿」(1962年)と同じコンビ。
「枢機卿」のときにも書いたが、私はキャロル・リンレー嬢を「ポセイドン・アドベンチャー」(1972年)で知った。彼女の映画は、ほとんど見ることがなかったが、最近2本見ることができたのは、たいへん嬉しいこと。この「バニー・レーク〜」は、私が知る限り、どの映画サイトのトラックバック先にも取り上げられていないという冷遇さだ。
プレミンジャー監督作品で見ることが多い、ソール・バスによるタイトルバック。本作は素晴らしい。
一面、黒い画面。紙を破り取るように、その一部分が手によって剥(は)がされていくと、白い地が見えてきて、そこにスタッフとキャストの名前がある。それが繰り返されて、最後には画面すべてを剥がすと、そこから映画のシーンが現れて、話が始まる。
お見事。「剥がして見えてくる」というのは、図らずも、映画の内容にリンクしている。
バニー・レークというのは、4歳の女の子の名前。本名はフェリシアだが、愛称でバニーと呼ばれている。その彼女が、行方不明になる。
警視のローレンス・オリビエは、バニーを見た人物が見つからず、彼女が存在する証拠がないことで、母親キャロル・リンレーのウソなのではないかとも疑う。
母親と彼女の兄のケア・デュリアとの間の変な親密さ(最初は夫婦かと思ったくらい。演出でも狙ったのか)や、ひとりで部屋にこもる変な老女、なぜか母親に近づいてくる変な大家。奇妙な雰囲気を、かもし出す。その変な雰囲気の、とどめを刺すのが…これは秘密。
ラストの、2人の攻防は執拗(しつよう)に続くゆえに、スリルを生む。
子どもをバニーと呼んでいるのも、なんか変だな、という気分を作る一因か。バニーって、うさぎちゃんだしね。「うさちゃん」って子どもを呼ぶ母親って…?
ケア・デュリアの、ちょっと変な感じも良い。3年後には「2001年宇宙の旅」で、ボーマン船長役を演じることになる。
「ヘルハウス」(1973年)のクライブ・レビルが刑事役なのも、うれしい。
疑問点もあるが、ミステリーとして良質。原作とはラストなどが変わっているらしい。〔2008・12・6(土)〕


パニック・ルーム☆☆☆ビルの看板みたいなオープニングクレジットが面白い。SONYの字のあるモニターがずらりと目立ってる。さすが世界のソニー。あ、これ、コロムビアの配給だから、スポンサーでもあるのか。
娘役が、母親役のジョディ・フォスター似で真実味があるよね。避難部屋がある家、というのがビックリだが、大きい家って、侵入できる場所がそれだけ多いってことなんだよなあ。我が家は狭くてよかった。家っていうか部屋だが。
限られた舞台のなかで、単純な話しかできそうにないが、よく2時間を見せたと思う。フォレスト・ウィテカーが悪者と聞いて、似合わないなーと思ったが、やっぱりそういう展開に…。
最初に主役だったがケガで降板したという話のニコール・キッドマンが、ジョディの夫の恋人役で、電話の声だけ出演しているらしい。〔2003・10・11(土)〕


バニラ・スカイ☆☆☆『あの頃ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ監督らしく、音楽の使い方は快適。トム・クルーズ、あんな顔の役を演るとは、ちょっと驚き。夢と現実という点は『アイズ・ワイド・シャット』と似たところを感じる。『バニラ・スカイ』の元ネタ映画は『オープン・ユア・アイズ』というタイトルでもあるし。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・1・27(日)〕


パパが遺した物語☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・10・25(日)〕


ババドック〜暗闇の魔物〜☆☆☆なるほど、その方向の怖さですね。   
少し前に、新宿シネマカリテでレイトショーをやっていて、ちょっと興味をもった作品。
でも、レイトショーって観ないのですよ、夜遅いから。いい子なので(それは嘘です)。
そしたら、WOWOWで放送したので見てみたよ。
「゛」(濁点)と「゜」(半濁点)って小さいから、「バ」なのか「パ」なのか区別がつきにくいのだけど、原題がTHE BABADOOKだし、濁点のほうだと確認できた。
まー、どっちでもいいようなものですね。
絵本に出てきたモンスター、ババドックにおびえる男の子。
やがて、母親もその影響を…。
母親役のエシーさん、日本のタレントのYOUさんを少しふっくらさせたようなルックス。メリル・ストリープさんのようにも多少。
彼女の演技にかかった映画ですが、きちんと見せてくれます。
魔物のしわざなのか、病んでいく心のせいなのか…。
父親の死の理由も、母子関係にうまく効いている。
わんこの名前が Hachi となってましたね。ハチ公が由来なのかな?〔2015・10・24(土)〕


ハプニング☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・7・27(日)〕


パフューム ある人殺しの物語☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・3・4(日)〕


バベットの晩餐会☆☆☆☆★静かで美しく、押しつけがましくなく。
バベットの気持ちに感動。
こんなに、いい映画だとは思っていませんでした。
「午前十時の映画祭」で観賞。
12月〜1月にマリリン映画2本が上映されるTOHOシネマズ 市川コルトンプラザへ、下見も兼ねて行ってみました。
この映画のことは知ってはいても、これまで興味がもてなかったのでした。パペットかバベットか、わからないほどの知識しかありませんでしたが、今回の映画祭で取り上げられたこともあり、観てみようかという気に。
そうしたら、大正解でした。
19世紀後半、デンマークのユトランド半島。
マーチーネとフィリパの姉妹は、プロテスタントの牧師の父を亡くし、そのあとを守って慎ましく暮らしています。
質素な生活であるのに、ふたりの家にはバベットという女性が働いていました。それには理由があって…。
ふたりの娘の若い頃の話になって、マーチーネには謹慎を受けてユトランドに来た若い士官が恋をし、フィリパにはパリから休暇で来たオペラ歌手が恋をします。
ふたつの恋物語は、そのあとの話につながっていて、なるほどと納得させる作りになっています。
バベットが豪華な料理を作る理由。
感謝、誇り、決意、さまざまな感情があったに違いありません。
これが人間なんだ、(大変おおざっぱに言ってますけど…)と感動してしまいます。
晩餐会を前に、村人たちは、これまで食べたこともないフランス料理に戦々恐々。食べている間は料理の話はせずに、何とかやり過ごそうと打ち合わせをします。(笑)
ところが食事の席に、将軍と彼の母親が同席することになり、将軍は料理の素晴らしさを語ります。その解説(?)を聞きながら、次々に供される料理と飲み物を味わう村人たちの態度に、やがて変化が…。
美味しい料理に感激した場合に、へたな映画にありがちな、これみよがしな反応は出てこないんですよ、これが。
あくまでも、奥ゆかしい。控えめな幸せ感、感謝が、とても、あたたかい。
スクリーンのなかの恋、人生が、抑制された描写によって、見ている側に、しみとおっていきます。
何もないようでいて、豊か。物質文明に浸かっている私などは、こんな暮らしも経験してみたいと思います。耐えられなくなるかもしれませんが…。(映画さえ見られれば大丈夫かも。)
アイザック・ディネーセンの小説の映画化で、アカデミー賞外国語映画賞などを受賞しています。
地味めなので、静かな映画が好みでなければ、あまり気に入らないかもしれません。
現在DVD発売がなく、中古のビデオテープ版が高額で出回っているだけ。
真っ先にDVD化すべき素晴らしい映画なのに、なぜなのでしょうか。〔2010・9・11(土)〕


バベル☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・4・28(土)〕


ハムナプトラ2/黄金のピラミッド☆☆お話がユルユル。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2001・6・16(土)〕


パラダイン夫人の恋☆☆☆ヒロインは、アリダ・ヴァリか。グレゴリー・ペックの弁護士の妻のアン・トッドは、いい役だけど、ヒッチコック映画のヒロインとしては、少し弱いよねえ(ごめんね、アンさん←なんか変な呼び方)。
ペックに仕事を頼むのが、チャールズ・コバーン。「紳士は金髪がお好き」のビークマン氏ですよ! マリリンにティアラをあげちゃったくせに、奥さんが恐くて、とぼけてたオジサン。この頃、けっこう売れっ子というか、いろいろ出てたんですねー。
このオジサンの娘役が、また美人でした。ジョーン・テッツェルというのかな。他にはあまり活躍してないようですが。
曲者俳優のチャールズ・ロートンが裁判官役。最初にアン・トッドの手を取って誘惑するあたりは、よかったが、その後は大人しくなってて面白くなかった。
主役の弁護士が、被告に惚れてしまい、仕事に失敗するか?という話はユニークでいい。
実際の発音は、パラダインではなくてパラディンだね。〔2003・8・30(土)〕


薔薇の名前☆☆☆ウンベルト・エーコが書いた、難解で有名な原作の映画化。読んでないけど。
映画は分かりやすかった。たぶん脚本で、かなりダイジェストっぽくまとめているのだろう。
監督はジャン・ジャック・アノー。先日観た「愛人 ラマン」や、「スターリングラード」を作った人だ。
ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーター(このとき16か17歳だ!)が、修道士の師と弟子という関係を演じる。
中世のヨーロッパの修道院の、異様に閉ざされた世界が、まあまあ出ているのだろうな、と思った。
殺人の動機が、凝り固まった宗教観というのは、順当な解答のような気がする。殺害方法は、絶対成功するトリックではないと思うが、どうなのか。
薔薇の名前、というタイトルの謎はラストで分かる。そういえば、「市民ケーン」での謎の言葉“バラのつぼみ”もラストで分かったよなー、などと連想した。〔2003・9・23(火)〕


ハリー・ポッターとアズカバンの囚人☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・11・23(水)〕


ハリー・ポッターと賢者の石☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・11・23(水)〕


ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・11・21(日)〕


ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2011・7・24(日)〕


ハリー・ポッターと謎のプリンス☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・7・20(月)〕


ハリー・ポッターと秘密の部屋☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・11・23(水)〕


ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・8・11(土)〕


ハリー・ポッターと炎のゴブレット☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・11・27(日)〕


ハリウッド・ミューズ☆☆★スランプに悩む脚本家も、シャロン・ストーン扮するミューズ(女神)が力を貸せば、いいアイデアがすいすいと。シャロンはいまいち、アンディ・マクダウェルのほうがよかったかな。ロブ・ライナー、ジェームズ・キャメロン、マーティン・スコセッシという大物監督がゲスト出演。〔2002・2・16(土)〕


張込み☆☆☆手配中の犯人が、かつての恋人のもとを訪れる可能性を考えて、刑事2人が張り込む。
オープニングは、関東から、はるばる佐賀への汽車の旅を、えんえんと見せる。何なんだろう、これは?と思ってしまった。
この乗客が刑事たちで、彼らの日常の大変さというのか、生活の一部、を表したのだろうか。面白いシーンだった。必要ないとされてカットされてもしかたがないところかもしれないが、このシーンが入って、ユニークさが出た。
張り込む対象の女が、高峰秀子さん。
いかにも偉そうな男の嫁になっていて、とても地味。刑事には「生気がない」と思われるほど。
そんな彼女だが、とうとう昔の男と会ってからは、がらりと変わってくる。
情熱、そして、束の間の逢瀬の終わりを知ったときの悲しみ、もとの生活に戻らなければならないという運命に立ち向かう心の変化。
男との逢引きの、この短い場面に、彼女の演技の見どころは集中しているように思える。
年上の刑事を演じていたのが、宮口精二だと知ったのは、映画を見終わってから。
驚いた。宮口精二というと、私には「七人の侍」の、無口でニヒルな剣の達人、というイメージしかなくて、本作のような、ちょっと、ひょうひょうとした味のある役など、思いもつかなかったのだ。
うーむ。日本映画を知らないねえ、私は。今回は、映画検定を受けるので、テキストにあった「見るべき映画100本」の中の日本映画を観てみようと思って、観たのだった。
先日亡くなった、田村高廣さんは、犯人役で、最後のほうで少ししか出てこなかった。
松本清張の小説を、数多く映画化している野村芳太郎監督の作品。素材との相性というものがあるのかな。〔2006・6・7(日)〕


巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)」☆☆★伝記ミュージカル風の「五線譜のラブレター」がよかったので、同じくシネシャンテで上映しているフランス製ミュージカルも、少し期待してみたのだが…。
「アメリ」のオドレイ・トトゥと「マトリックス」シリーズのランベール・ウィルソンの他はよく知らない出演者のせいもあったのか(あとで、妹役のちっちゃいおばさんも「アメリ」に出ていたと分かったが)、どうも面白くなくて眠くなりそうだった。
1925年、2年間のロングランとなったオペレッタが原作。男女7人の恋の騒動物語。終盤はテンポも出てきて、鉢合わせの面白い展開になって持ち直した感じはする。
ランベール・ウィルソンのアメリカ人の役が、配役の中では少し面白い。注目できるのは、主役の妹を演じたイザベル・ナンティあたりか。
大家のおばさんに扮したダリー・コールは、セザール賞で助演男優賞を受賞した。(男が、おばさん役なのだ)
ほんの少しの登場で助演賞というのも、どうかと思うが。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2004・12・29(水)〕


ハルク☆☆☆★初めて出てきたときのハルクの暴れっぷりがチャチに見えたが、その後は面白かった。怪物犬との戦い、戦車やヘリとの戦いも面白い。ネット上での評価は低いようで、導入部が長いとか、全体に長いとか(138分)言われているが、導入部が短かったらジェニファー・コネリーの出番が少なくなるでしょ(笑)。
ハルクに罪はないのに、アメリカ軍は攻撃する。ほっとけばいいのに、無理解と恐怖が攻撃心を生む。
分割画面や、場面の切り替えが工夫されていて、あ、これは原作の劇画のコマ割りなんだな、と分かった。コマ割りがうざいという意見もあるが、面白いじゃないの。人の意見はさまざまですね。
体が巨大化して、服は破れるのに、トランクスだけが破れないので、期待はずれ! これは、自分がいつか巨大化することを知っていて、特製の伸縮性トランクスをはいていたに違いない!
ジェニファーのセリフで、モーゼが空からカエルを降らせた、というのがあって、「えっ!これって、あの映画の、あのことじゃん!?」と、目からウロコ。たとえそれだけでも、観てよかった。〔2005・1・8(土)〕


パルムの僧院☆☆完全版ということで、173分もある。長い。けっこう退屈した。ジェラール・フィリップが得意の?恋に生きる男を演じているが、映画が単調なせいか、ありふれている。文豪といわれたスタンダールの原作だが、面白いのかね、これ?「天井桟敷の人々」のマリア・カザレスなんかも出てるけれどもね。〔2003・6・15(日)〕


バレンタインデー☆☆☆ジェシカたん(・アルバ)が出るというので見てみたら。
最初に出るので、おお、よしよしと思っていたけど、その後は、ちょっとしか出てこないやん。
出演スターの名前でも、最初に出るんだけど、あとでアルファベット順なんだと気がついた。アルバだからAで、最初。大勢のスターで、それぞれのバレンタインデーの、いろんな出来事を見せていく。
オールスター・キャストを楽しみましょう。
この映画での私の好みは、ジェシカ・ビールとアン・ハサウェイ! でした。
バレンタインデー前日に見た。もう1か月以上前の話。
はるかな過去に思える。〔2011・2・13(日)〕


ハロー!?ゴースト☆☆☆★とにかく、…まいりました。
簡単に行きます。
大泣きしました。
そういうことか!
いや〜、参った。
ある男が自殺未遂で目が覚めたら幽霊が見えるようになっていて、4人もの幽霊に憑かれてしまうことから始まる。
彼らの望みをかなえれば消えていくだろうということで、奮闘するけれど…
何か書くと、わかっちゃいそうなので、見るなら何も知らないまま、どうぞ。〔2013・5・25(土)〕


ハンガー・ゲーム☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・10・6(土)〕


ハンガーゲーム2☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・1・12(日)〕


ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・6・7(日)〕


ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・12・5(土)〕


ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い☆☆★バチェラー・パーティで騒ごうとラスベガスに行った4人組。
一夜明けると、誰も昨夜のことを覚えていず、花婿は消え、部屋はめちゃくちゃ、トラまでいる…。
まー、そういう、馬鹿なお話です。
いったい、何が? ミステリーでもないけど、男3人のコンビネーションで見せる。(4人のうち、新郎は行方不明だからね。)
バチェラーとは、新郎のこと。
バチェラー・パーティは、新郎が独身時代最後の日を友人たちと一緒に過ごし、バカ騒ぎして独身にお別れするもの。
へザー・グレアムが華を添えてくれなかったら、ほとんどオスばっかりで、見てて、どんよりしたぞ、きっと。
ゴールデングローブ賞作品賞ですか。〔2012・5・20(日)〕


ハンコック☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・9・7(日)〕


犯罪河岸☆☆☆★アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の作品。
私は彼の映画は、「犯人は21番に住む」(1943年)、「情婦マノン」(1948年)、「恐怖の報酬」(1953年)、「悪魔のような女」(1955年)と見ていて、とても好きな監督だ。サスペンス、スリラーの名手といっていい。
女性歌手ジェニーが、芸能界の実力者ブリニョンに会って、映画に出してもらおうとする。だが、ブリニョンに誘惑されそうになり、彼の頭をビンで殴って逃げ出す。
ジェニーの夫モーリスは、妻の行動に反対して、2人が会うのを止めようとブリニョンの家を訪ねるが、ブリニョンは死んでいた…。
殺人事件に関わってしまった夫婦と、2人のよき友人であるドラ。
そこに、刑事アントワンの捜査が絡んでくる。
この刑事を演じるのが、ルイ・ジューヴェ。
たぶん私は「舞踏会の手帖」(1937年)でしか見たことがない俳優だが、名前は有名。
この人の存在感が抜群。
地道な聞き込みや、事情聴取、幼い息子との、ちょっとしたエピソードなど…なにげないのだが、うまい。
普通にやっていて、うまいのは、いったい、どこに理由があるのだろう。
きっと、本当に、そこに生きているような人間が、映画の中に見られるからではないか。
ラストにかけての、まとめかたが上手な脚本も、いい。
先日見た「ボー・ジェスト」もそうだが、ラストがいい映画は印象もよくなる。
シュジー・ドレールの歌が、いくつか入っていて、サスペンスの中にも適度な息抜きがあるし、警察に詰める記者たちの描写で生き生きした感じを出したりして、娯楽作品に仕上がっている。
サスペンスやスリラーが好きな映画ファンは、古いなどと言わずに、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督はチェックしたほうがいいと思いますよ。
「情婦マノン」、「恐怖の報酬」、「悪魔のような女」は有名な作品だし、本作「犯罪河岸」は500円DVDで出ています。〔2008・6・29(日)〕


パンズ・ラビリンス☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・10・6(土)〕


バンテージ・ポイント☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・4・12(土)〕


バンド・ワゴン☆☆☆1940〜50年代に全盛期を誇ったアメリカ・ミュージカル映画群の最高傑作と言う人も多い一作だが、私は、それほどとは思わなかった。
フレッド・アステアが演じるのは、落ち目のミュージカル・スター。友人の作家夫妻の誘いに乗り、新作の舞台にトライする。
アステアの相手役になるのが、シド・チャリシー(シャリースという表記もする。そのほうが実際の発音には近いらしい)。彼女は、子どもの頃から習っていたバレエを生かして、ミュージカル映画を中心に活躍した。
私には、この「バンド・ワゴン」の前年の作品「雨に唄えば」でのジーン・ケリーとのダンス・シーンのほうが印象的なのだが、本作でのアステアとの最初のダンス「ダンシング・イン・ザ・ダーク」(“Dancing in the Dark”)は、とてもロマンティック。
カップルで踊る優雅なダンスの男性パートは、アステアが一番! このうえなくエレガントさが増すのだ。
曲としては、アステアが、しっとりと歌う「バイ・マイセルフ」(“By Myself”)が記憶に残るし、アステア、ナネット・ファブレイ、ジャック・ブキャナンの3人が並んで赤ちゃんに扮して歌う「トリプレッツ」(“Triplets”)は面白い。三つ子の歌で、もし拳銃を持っていたら他の子を撃って、ひとりになって、せいせいしたい、というような、仲の悪い赤ちゃんたちのコミカルで早口な歌。
ラストの「ガール・ハント・バレエ」(“The Girl Hunt Ballet”)は、アステアが私立探偵になって、シド・チャリシーと踊るのだが、ハードボイルドなドラマ仕様になっている。拳銃の発射音を効果音的に加えていたりもする。
でも、こういう長めのダンス・シークエンスとしては、私は「巴里のアメリカ人」などのほうが好き。
私は、アステアとチャリシー以外のキャストが、少し弱いと思うのだが、単に、好みの問題なのかもしれない。
「ザッツ・エンタテインメント」(“That's Entertainment”)が歌われる点も、この頃のミュージカル映画の代表の1本としての存在、にふさわしいのだろう。〔2006・6・24(土)〕


ハンナ☆☆☆少女シアーシャ・ローナンが復讐に!
相手は、ケイト・ブランシェット。この、小憎らしい感じが、とても良い。さすがである!
ネタばれあり。
憎たらしいケイトだが、銃撃を受けて一瞬動けなくなるあたり、弱さも垣間見せて、血の通った人間らしさもある。
シアーシャ、いい敵役をつけてもらって、ラッキーですよ。
対して、エリック・バナだが、計画とはいえ、シアーシャに復讐を任せるしかないというのは、いささか情けなくないか?
あとで落ち合って、終わり?
そうでないと、シアーシャの見せ場が半減するかもしれないけど、どうもね。
「ハンナ」と「バナ」で似ているから出たのか!?(そうではないに決まってる。)
終わってみると、CIAの計画とか、事件の経緯が、あまりにもサラッとした説明で済ませている感を受ける。
なんとなく分かるから、いいんだけれど。それも持ち味か。
なぜ、エリックはシアーシャを文明から遠ざけて育てていたのか。修業にじゃまになる雑音を入れないため? 安全のため?
なぜ、発信機の信号を受けたケイトが何も怪しまずにエリックたちの計画に乗ってきたのか。
なぜ、エリックはケイトの顔をシアーシャに教えておかなかったのか。写真がなかったのか。
など、いろいろ引っ掛かりはあるが、なかなか楽しく見たので、いいかな。〔2012・12・22(土)〕


ハンナ・アーレント☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・1・25(土)〕


ハンニバル☆☆☆★WOWOWで放送。映画本編の前後に、吉岡美穂さんが出演する特番があった。未公開シーンやインタビュー、もうひとつのエンディングなど。DVDについてる特典じゃないかなと思うのだが。
ラスト近くのエグい趣向がクローズアップされすぎて、他の場面に目が行かなくなりそう。〔2002・5・6(月)〕


PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・11・1(日)〕


反撥☆☆☆☆ロマン・ポランスキー監督の傑作。
22歳のカトリーヌ・ドヌーヴを使い、異常心理の怖さを見せる。
画面はモノクロだが、たぶんカラーでなくて正解。モノクロのほうが、観る側がイマジネーションを膨らませることができる余地が大きいような気がするのだ。
ポランスキーの偏執的ともいえる持ち味が存分に出た。
ドヌーヴ演じるキャロルは、内気で男性恐怖症だ。時々、ほほをこすりあげるような動作を繰り返し、神経症的な面もうかがえる。
同居している姉の、男との情事の声が聞こえて、眠れずに苛立つ。同僚が男に裏切られる。道端で男に卑猥な言葉で誘われる。
抑圧された感情。
ドヌーヴの美しさは、それだけで、ほおっと溜め息が出るほどで、見ていて飽きない。だが一方で、その虚ろな顔、表情のない演技は、人形のように美しい彼女ゆえに、逆に怖い。彼女が演じるから魅力なのだ。
子どもの頃の写真。家族写真でありながら、彼女は皆から1人離れて、孤独の中にいるようだ。それとも空想に遊んでいるのか。
孤独、不安、恐れ。
男にキスをされただけで逃げ帰り、歯磨きをする、病的な潔癖性。男性嫌悪。それは逆にセックスへの興味と恐れの葛藤。
ベッドに見知らぬ男が侵入してくる妄想。
壁や道路の、ひび割れが気になる。
ぼんやりとし、あてどもなく歩く。
芽の出たジャガイモ、腐っていくウサギ肉、大きくひび割れる壁。イメージの積み重ねが圧倒的に迫ってくる。
戦慄のエンディングまで、妄想と狂気が鋭く効いた、恐ろしい映画だ。〔2005・12・18(日)〕


ヒア アフター☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2011・2・20(日)〕


ピアニスト☆☆☆★イザベル・ユペール嬢、よく演ったねー! これぞ女優魂。普通とは少し違う性向を持つ女性を熱演。彼女は、抑圧された感情表現も上手い。
私は主人公に嫌悪感などは抱かないし、これが気持ち悪いと一言で片付けてしまうようなおめでたい単純な人は、あまり信用したくないかもしれない。
彼女は相手に恵まれなかったのが可哀想なのだ。
ラストは痛烈かつ悲しい。〔2003・6・7(土)〕


ピアニストを撃て☆☆☆★トリュフォーの長編2作目。フィルムノワール風ではある。
ウェイトレスのマリー・デュボワや、お隣の娼婦ミシェル・メルシェ、奥さんニコール・ベルジェなど、きれいどころが揃うのが、なによりも良い!
主演のアズナブールは何考えてるんだかわからない風貌だが、モノローグで心の声を言ってくれるので助かります。(笑)
彼に気があるらしいウェイトレスのレナ(デュボワ嬢)を送っていくツーショット。
兄のせいで2人組に追われ、車に乗せられるが、うまく逃げることに成功。
このへんは上手い。2人組も、こわいというよりは話好きで、車中の会話では妙なユーモアさえ感じる。
ラストで、主人公の生きてきた過程をかえりみると、哀しいのだよね。
ピアノのメロディとともに、ちょっと、心にあとをひく作品。〔2012・10・21(日)〕


ピーター・パン☆☆☆ディズニーのピーター・パン、1953年のアニメ映画を見た。
もちろん、ティンカー・ベルに会うためだ。私の場合は。
最近公開された「ティンカー・ベル」(マリリンとティンクのことについては、「ティンカー・ベル」の記事を見てね)、「ティンカー・ベルと月の石」では主役のティンクだが、この「ピーター・パン」ではビーター・パンが主役で、ティンクは、はじめからピーターといっしょに行動している小さな妖精。
この映画の中で言葉は、まったく話さないけど、ピーターには彼女の言うことがわかる。
もしかして、「ピーター・パン」の映画は人間の立場から見ているから、ティンクの声がわからない、とか? そんな理由が、つけられるかな?
ピーターがウィンディたち姉弟をネバーランドへ連れていって親切にすると、ティンクは焼きもちをやく。
その「しっと心」をフック船長に利用されるほど。
かわいい、焼きもちやきの妖精、という役だ。ネバーランドには、インディアンが住んでいるのだが、その扱いが、いかにも古い。
「ハウ」と言うとか、顔が赤いとか…。1950年代の映画だから仕方がないけど。
フック船長が時計ワニに追いかけられて、「スミー! スミー!」と部下の名前を連呼し、助けを呼ぶのが、ギャグのひとつ。スミーという名もユニークだよね。
ピーター・パンが切り落としたフック船長の右腕を、ワニが食べて、味をしめ、それ以来、このワニはフックを追いかけているのだ。時計を飲み込んでいるワニは、近づくとチクタクと聞こえて、フック船長が怖がるというわけ。
海賊の船長なのに怖がりなのが、愛きょうがあるというか、憎めないキャラクター。
しかし、ピーター・パンも腕を切り落とすとは、けっこう残酷だ。
自由に空を飛んで、楽しい島に行って、楽しい冒険をする。
でも、ウェンディは、やっぱり家に帰りたくなる。帰ったら、子どものままではいられない。そのうち大人になっていく。彼女は、そういう決心をするのだった。
オープニング、ディズニーとともにRKOラジオピクチャーズの名前があった。当時の配給会社は、RKOだったのか?〔2010・1・30(土)〕


ピーター・パン2/ネバーランドの秘密☆☆☆★「ピーター・パン」(1953年)の続編。
第二次大戦中のロンドン。ウェンディは2人の子どものお母さんになっている。長女のジェーンは、ピーター・パンを信じていない。
今度は、そのジェーンがネバーランドへ。
ウェンディがお母さんというのが意外だったし、戦時中という舞台背景もシビアだなあと思った。
でも、ネバーランドへ行けば、そこは、いつものとおり。
フック船長は、前作のワニではなくて、タコに狙われることに。(笑)
ロンドンに帰らなきゃ、というジェーンに、「大人だ!」(子どもなら、ここから帰ろうとなんかするもんか)と、がっかりするネバーランドの面々。
妖精なんて信じない、と言われたティンカー・ベルは、だんだん光を失い、死に向かっていく。
妖精は、存在を信じてもらえないと、消えてしまうのだ。
あー、もう泣きそうだよ。ティンクがいなくなるなんて! 耐えられない!
でも、そんな悲しいことになって、たまるものか。信じるんだよ、ジェーン!
…ラストは、ウェンディとピーター・パンの再会も!?
絵柄は、前作のほうが好き。今のアニメの絵って、どこか、あたたかみがない気がするのだ。
しかし、泣かせるストーリーとしては、今回のほうが上。泣かせるのがいいのかどうかは別として、感情に訴えてきた。〔2010・1・30(土)〕


P2☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・5・17(土)〕


ビートルジュース☆☆☆★バナナボートの場面は最高に可笑しい。ヘンで楽しい悪ノリお化け屋敷。ビートルジュースの登場シーンは予想外に少ないぞ。〔2002・9・16(月)〕


HERO☆☆☆★チャン・イーモウ監督の武侠映画。秦王を暗殺しようとする刺客たちを倒した男が語る物語。
色彩の美しさ、戦いの映像の美しさは、まるで、動く絵画。黄葉舞う中での赤い衣装の女2人の戦いなどは絶品の美しさだ。
思想的にも胸に迫るものがあるし、物量的にも圧倒的なパワー。
愛する者や、より大きな意義あるもののために、命を捨てる。その死に様(ざま)の潔(いさぎよ)さに考えさせられる。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2003・8・24(日)〕


東ベルリンから来た女☆☆☆☆彼女がどんな選択をするのか。
いい映画だと思う。
東ドイツでのお話。
医者であるバルバラ(彼女の名前が本作の原題でもある)は、いなか町の病院にやってくる。
彼女は自転車での通勤途中に、誰かと密かに連絡を取りはじめて…。
一方で、同じ病院に勤める男との距離が次第に近くなっていき…。
当時の東ドイツでの状況が分かるのも興味深いし、主演ふたりの佇(たたず)まいが良い。
ラストシーンも好き。この場面を含めて、あんまり、くどくど説明しないのがいい。
すべては彼女の決断による結果だが、彼女がどんな思いでいるのかは、エンディング曲で「とうとう私は自由になった」という歌詞が流れることから想像していいのではないか。〔2014・2・26(水)〕


光る眼☆☆☆ジョン・カーペンター監督によるリメイク。オリジナルは1960年。前作は観ていないが、ほとんど同じらしい。
主役は「スーパーマン」のクリストファー・リーブ。95年のこの映画の後、落馬事故で首から下が不随になったが、車椅子ではあるが活動を復活してきている。
カーペンター監督らしいB級風味は健在。
問題の子どもたちは、みんな揃って銀髪で、他の子とは違うと一目で分かるぞ(笑)。しかし、子どもは恐いね。〔2003・10・26(日)〕


ピクニック(1955年)☆☆☆☆ほのかに惹かれあっていた2人が、名曲「ムーングロウ」の調べに乗ってダンスをする。
はじめは離れてステップを踏んでいるが、お互いに近づいていき、やがて抱き合って踊る。
色のついたランタン(提灯)の照明に映える2人の姿。
ゆっくりとした美しい音楽とともに、ウィリアム・ホールデンとキム・ノヴァクの、じつにムードのあるダンスは素晴らしい。映画のダンスシーンではベスト1かも。ハリウッド映画のダンスシーンを語るのに、この作品を観ていないのは野暮である。
監督は、ジョシュア・ローガン。マリリン・ファンにとっては、「バス停留所」(1956年)の監督として忘れられない名前だ。
この「ピクニック」は「バス停留所」との共通点が多い。
監督が同じ。原作者が同じ(ウィリアム・インジ。舞台劇「ピクニック」ではピューリッツァ賞をとった)。出演者が同じ(アーサー・オコンネルとベティ・フィールド)。
ローガン監督はゴールデングローブ賞監督賞に輝いた、この「ピクニック」に引き続いて「バス停留所」を作っている。
さらに「ピクニック」には、マリリンが通ったアクターズスタジオの主催者リー・ストラスバーグの娘スーザンが出演している。
そんなこともあって、親しみを感じる映画なのである。
もっと言えば、キム・ノヴァクさんと私は誕生日が同じ!(年は違うよ、もちろん。)(でも、他人とは思えなかったりして。)
また、クリフ・ロバートソン(「愛のメモリー」〔1976年〕、「まごころを君に」〔1968年〕など)のデビュー作でもある。
姉のマッジ(キム・ノヴァク)は美しく、妹のミリー(スーザン・ストラスバーグ)は頭はいいがモテない、という対比。
マッジが金持ち息子と結婚して安泰を手に入れることを望む母親(ベティ・フィールド)。
オールドミスの先生ローズマリー(ロザリンド・ラッセル)。
その先生と付き合っているが、結婚には二の足を踏む男ハワード(アーサー・オコンネル)。
そんな閉鎖的な田舎町に、肉体派で少しお調子者のハル(ウィリアム・ホールデン)が友人を訪ねてやってくることから起こる波紋。
彼は町にやってきた早々、上半身裸になって働き、女性陣が筋骨隆々な彼の肉体を目にしてしまうという、印象深いセックスアピールの見せ方が巧みな脚本。
それぞれのキャラクターがよく、どの人物の気持ちも、かなり納得できるのは、すごいこと。
若いカップルに劣らず、ローズマリーとハワードの中年2人のカップルも味がある。
とくにロザリンド・ラッセルは、アカデミー賞などで助演女優賞をとっても、おかしくないと思う。
ムードのあるダンスのあと、人間関係の危うい均衡が、あっという間に崩れていってしまう展開は見事。
ラストシーン、マッジの選択は、すがすがしい。
ところで、タイトルになっている「ピクニック」とは何かというと、映画では、9月の第1月曜日、労働の日(Labor Day)の祝日に、みんなで公園でのお祭りに遊びに行き、歌やらゲームやら、さまざまな娯楽を楽しみ、夜にはダンス。毎年、祭りの女王を選んだりするイベントだ。
ウィリアム・ホールデンという俳優は、有名な映画にも多数出演した名優といっていいだろう。「サンセット大通り」(1950年)、「慕情」(1955年)、「戦場にかける橋」(1957年)などなど。
キム・ノヴァクも、「黄金の腕」(1955年)、「愛情物語」(1956年)、「めまい」(1958年)など、その美貌と魅力が全開の女優さんだった。
記憶に残る名作である。〔2007・1・8(月)〕


ピクニック at ハンギング・ロック☆☆☆「モスキート・コースト」「いまを生きる」「トゥルーマン・ショー」などのピーター・ウィアー監督の1975年の作品。この監督は気になるので、この映画も以前から観てみたかった。
1900年のバレンタインデーの日、岩山にピクニックに出かけた女学院の生徒4人と先生1人が、岩山の奥へ登りに行ったまま姿を消してしまう。
失踪の謎が、思春期の少女独特の危うさと相まって、不思議な感覚を出す。
削れた様子が人の顔のようにも見える岩の数々が恐い。
…オーストラリアだから、コアラもいたね。
ザンフィルのパンフルートの音色も利いている。〔2003・10・11(土)〕

☆☆☆★これは何とも言えない不思議な映画。
1900年2月14日、アップルヤード女学校の生徒が、ヴィクトリア州マセドン山近くのハンギング・ロックへピクニックに出かけた。
午後、岩山の上のほうに向かった4人の生徒と、彼女たちを探しに行ったのであろうか、ひとりの先生が、あとかたもなく消えてしまう。
少女独特の繊細さ、夢想、精神性、肉体性、不可思議性、神話性…?
とは書いてみたけれども、説明をつけようとしても、よくわからないのです。
ホラーなのか、犯罪なのか、おとぎ話なのか、SFなのか…。
不思議で面白いといって良いのか、わけがわからないというのか。
ジャッキー・ウィーヴァーさんの若い頃が見られます。〔2013・5・25・(土)〕


ビザンチウム☆☆☆★ ヴァンパイア母娘のサバイバル&娘の青春もの。
前にも書いたと思うが、吸血鬼ものは好き。
(女の子が関係すれば、ですけど。だから先日公開の「ドラキュラZERO」は観ていない。)
ましてや、美人の母娘ヴァンパイアなので、グッドです。
このあとネタばれ。
血を吸うときに、いきなりかみつくのでなく、鋭くした爪で皮膚に穴をあけて、そこから血を飲むというのは新しい(と思う)。
同志をつくるのに、ある場所に連れていって…というのも新しい(と思う)。
同盟は男でなければいけないというのは、差別的でいただけない。(それだからこそ、母娘が安心して暮らせないわけだが。)
娘のシアーシャちゃんのほうは、病弱な男の子と知り合う。
自分の運命に悩みつつ、彼との関係がどうなるかというところで、青春ものっぽくなる。
最後は母娘が助かってくれ!と願いながら見ていた。
母親役のジェマさん、役柄のせいもあってか、思いのほか色っぽくて、うれしいです!
シアーシャちゃんは順調に、女優してますね。〔2014・12・23(火)〕


美女ありき☆☆★1940年作品。ヴィヴィアン・リーが「風と共に去りぬ」の後に出演した映画。実生活でも恋愛中だったローレンス・オリビエと共演した。
映画の最初にヴィヴィアンが、年をとって落ちぶれた女として登場したのには、びっくり。ここまでやるんだなあと思った。
ナポレオンと戦ったイギリスのネルソン提督と、不倫の恋に落ちる女性の役。
白黒映画だが、ヴィヴィアンの美しさを見るための作品。
原題が「ハミルトン夫人」なのに、昔はそこから離れても、洒落たタイトルをつけたよね。〔2003・4・20(日)〕


美女と野獣☆☆☆見かけじゃないよ、心だよ、ということですか。私も声を大にして言いたいですね(笑)。   
「美女と野獣」は、フランス映画の実写版で見たことはあるが、記憶は薄い。
今回は、レア・セドゥさん主演というので、見てみようかという気になった。
子どもたちが寝る前に、おかあさんが読み聞かせをする形で、お話は進む。
わがままな姉たちと、しっかり者の妹、というのは、「シンデレラ」みたい。あちらは「義理の」姉妹だけど。
妹のベルは、自分のせいで父親の命が危ないと知り、自らの決意で「野獣」のもとに、おもむくのですねえ。勇気あります。
もしかして、原作は親孝行を奨励しているのかも?
悪いことをする泥棒たちは滅びるが、借金まみれの兄は生きのびる。すでに心を入れ替えたということなのか?
いきなり、巨人たちが出てきたのには、ちょっと笑っちゃいます。ちょうど「進撃の巨人」とかのイメージがあるときだし。
門番かなにかでしょうかね。
今の技術で、美しく、つくりなおしたという意味はあるのだろう。〔2015・12・5(土)〕


美女と野獣(2017年版)☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2017・4・22(土)〕


ビッグ・アイズ☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・2・1(日)〕


ヒックとドラゴン☆☆☆☆2D字幕版。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・9・18(土)〕

☆☆☆☆3D吹替版。丸の内ルーブルにて。3Dでも観てみたくなって、今度は吹替版で観賞。
3Dで立体感があるのはわかるけれども、すごいなーと思うまでいかないのは、自分のせいかもしれない。
3D不感症の疑いは続く。
やはり、いちどIMAXを経験してみないと。でも、川崎まで遠征しなければいけないから大変。
日本語版は、聞いていて一度だけ「うるさい」という気持ちを抱いた。セリフが詰まりすぎたのだろうか。ほんの一瞬だから、そう気にすることもないのだが。
今回観た映画館、丸の内ルーブルの3Dメガネは、「MASTER IMAGE 3D」。ワーナー・マイカル・シネマズの「REAL3D」と同様、持ち帰り可の軽いもの。
でも、そういえばIMAXの109シネマズも、同じく「MASTER IMAGE 3D」メガネなのだ。IMAXを観たとき、今回と一緒で、スゲーと思わなかったら、どうしよう…。〔2010・9・25(土)〕


ヒックとドラゴン2☆☆☆飛行にスピード感があるなあ〜。
見たあとに知ったが、前作との間にテレビシリーズが存在するようだ。
それを見ていなくても、話は分かるので問題はない。
前作は原題のとおり、いかにしてドラゴンを手なずけるか?という面白さがあったが、今回は、もう手なずけられているから、その点はあんまり面白くない。
ただ思うのが、このシリーズ、すごく思い切ったハードな試練をもってくるなあ、と。
ボスキャラのドラゴンは巨大、というのは分かりやすいけど、ありふれている気がする。
乗り手の人間をしりめに、ドラゴン同士が遊んでいる光景は、微笑ましく笑ってしまう。
3作目ができても、またDVDスルーなのかな?〔2016・3・6(日)〕


ビッグ・フィッシュ☆☆☆★原作・脚本はティム・バートンではないのだが、ティム・バートン監督らしさがよく出たファンタジー。
親父の思い出話は、みんなホラ話にしか聞こえない。でも、夢があって不思議で楽しくて。
息子は、そんなことばかり話す父親に反発するが…。
ユアン・マクレガーが若き日の父親を、軽やかに演じて好演。
大ベテラン、アルバート・フィニーの現在の父親、出番は多くないがジェシカ・ラングの母親もいい。両親のバスタブでのシーンに、じいん、とくる。
バートン監督の奥さん、へレナ・ボナム・カーターが、脇で2役を熱演。
ラストは、幸せな感動の落涙必至。
人生、ホラ吹いてもいいじゃないか。楽しく生きて、幸せに死にたい。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2004・5・16(日)〕


必死の逃亡者☆☆☆☆ウィリアム・ワイラー監督の傑作。脱獄囚3人が、ごく普通の一家が暮らす家に押し入る。情婦がお金を持ってくるまで家に隠れようとする脱獄囚たちと、一家の間に生まれるサスペンス。
ハンフリー・ボガートの脱獄囚と、フレデリック・マーチの父親は見応えあり。
脱獄囚が、自転車が庭にあるのを見てその家に押し入ったのは、自転車があれば子どもがいるから、親が無茶な手向かいはしない、と考えたから、などというのは頭がいい。
一家の人間がドアを開けるときに、ドアの陰に隠れたり、当たり前だが、細かいところまできちんと作り込む。
人質の命を二の次にして突入を考える警察は、いつの時代も同じか。
最後には、家族のために脱獄囚と対決する父親は、父親としての覚悟の凄さを見せつける。まさに理想的な、芯の強さを持った父親像だ。〔2003・9・28(日)〕


左きゝの拳銃☆☆☆ポール・ニューマンのビリー・ザ・キッド。
アーサー・ペンの劇場映画監督デビュー作。
雇い主を殺されて、復讐のために保安官ら4人を狙うビリー。
復讐であっても、殺せば殺人罪に。
そのまま許すことができなかった若者だったんだねえ、ビリー。
ペン監督は、のちに有名作「俺たちに明日はない」(1967年)でも、破滅型若者を描いている。〔2017・6・9(金)〕


ヒッチコック☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・4・7(日)〕


ヒッチコック・天才監督の横顔☆☆☆映画の場面と関係者のインタビューで、ヒッチコック映画を紹介。
イギリス時代の作品はほとんどなく、「サイコ」「鳥」の紹介が比較的詳しかった。「サイコ」は初めて観たときからストーリーは知っていたが、何も知らずに観たかったなあと改めて思った。「レベッカ」が、ヒッチコックの意に反して製作者セルズニックが手を入れていたことは初めて知った。〔2004・1・24(土)〕


ピッチ・パーフェクト☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・5・31(日)〕

☆☆☆☆観ちゃいましたか。
観ちゃいましたね。前回から1週間も経たないうちに。
だって、楽しいんだから!
前回も気づいていたが、「キック・アス」で悪役をやってたりするクリストファー・ミンツ=プラッセが、オーディションの司会役で登場している。音楽担当が「アナと雪の女王」の音楽を手掛けているクリストフ・ベックと知って、びっくり。(“Let It Go”などの歌曲の担当ではない。)どちらの映画も大好きだけど、雰囲気は違うよね〜。TOHOシネマズ ららぽーと富士見にて。〔2015・6・5(金)〕


ピッチ・パーフェクト2☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・10・10(土)〕


ピッチブラック☆☆☆★有名俳優の出演なしだが、まあまあ面白い。ラダ・ミッチェルは可愛いし、ヴィン・ディーゼルも今後、売れそう。〔2001・12・9(日)〕


ヒット・パレード☆☆☆ベニー・グッドマンが教授の役を演じている!   
あの著名な音楽家、スイング・ジャズの王様のグッドマンが!
クラシック音楽しか知らないクラリネット奏者の教授が、即興のジャズセッションに加わってみたら、うまく乗って演奏できたよ、というところを演じる役だから、だったんですねえ。
ほかに、ミュージシャンが本人役で、ルイ・アームストロング(サッチモ)、トミー・ドーシー、ライオネル・ハンプトン、チャーリー・バーネット、メル・パウエル、ゴールデン・ゲート・カルテットなど大勢出演。
名匠ハワード・ホークス監督(マリリンの映画をつくっているというだけでも私にとっては名匠なのですわい)が自作の「教授と美女」(話には、よく聞いているが未見)をリメイクしたのだそうで、脚本に、ビリー・ワイルダーの名前が! そうだったのか!
主演はダニー・ケイとヴァージニア・メイヨさん。このコンビには名の知られたコメディ映画が多くあるので同じような作品かと思ったが、それほどでもなかった。ダニー・ケイはあんまり歌わず真面目な役柄だし。
音楽の振動でもって、飾り物を揺らして悪党の頭の上に落とす、というラストの算段は、ちょっと、ばかばかしすぎる。
あんなに、ちらちら飾り物のほうを見ていたら、ばれるでしょー…とまじめに考えてはいけないんですね。はい、わかりました。〔2015・10・18(日)〕


ヒドゥン☆☆☆☆B級の快作!
昔から、おもしろいというウワサは聞いていた。実際、おもしろかった!
銀行かどこかの監視カメラの映像で、そのうちに不審な人物が現れるというオープニングからして、上手い。
異星人が地球で…というお話なのだが、その異星人の性格が思いっきり俗っぽくていい。
カッコいいクルマを見ると欲しくなったりしてね。
カイル・マクラクラン(「ツイン・ピークス」で、いちばん知られているのかな?)がFBIだっつって出現。
しばらく彼の様子を見れば、なんだかヘンな人だなあと思い、もしかして?と考えつく。
得体の知れない無表情に近いマクラくんのキャスティング、ぴったりハマった!
子どもの反応が、すごいヒントになってるし。
無理やり相棒にさせられる刑事も、いい存在感。
カーチェイスも楽しめる。
飽きずにおもしろく痛快に進めてきたうえで、ラストは何と、思いがけなくも、人情(?)に訴えかけてくる!
そして、また、子どもの反応である。
これは、もう、うまくいったエンディング。〔2014・10・13(月)〕


ヒドゥン・フェイス☆☆☆★おお、なーるほど、そういうことか。アイデアもの。
指揮者の男が恋人といっしょに引越して数日後、彼女が別れのメッセージを残して消えた。
傷心の彼だったが、バーの女と知り合い、彼女は男の家に泊まるようになる。しかし、その頃から家の中の様子がおかしくなり…。
kさんご紹介の映画、ふと見つけたので見てみた。
ホラーかと思ったら、途中で「前カノ」の視点に変わって種明かし。
でも、仕組みが分かってからも、果たしてどうなるのか、見ていて楽しめる。小粒ながらピリッと。
ああ、よかったねー、となるかと思いきや、人間のブラックな感情がムクムクと出てきて、あれまー、なんてこったい。
しかし、そこから、またヒネリを利かせた展開に。
教訓としては、計画の大事な点は、少しも、おろそかにしてはいけない! 不注意一秒、後悔一生!
そして、悪いことは考えちゃいけない!
ふたりのヒロイン、惜しげもなくトップレスになってくれる…「後カノ」は微乳…いや、いいんですけども…。
だけど、あんな家だったら、安心してエッチなこともできない…いや、いいんですけども…よくないか。
うれしいのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が少し演奏されること!
この曲、「さよならドビュッシー」(すぐ前の記事)で使われた、と最初は書いたけど、間違ってました。使われたのは、こちらです。
ピアノや指揮者が出てくる話を続けて見たものだから、記憶がごっちゃになってました!
このラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、マリリン・モンローさんのファンならば、彼女の主演映画「七年目の浮気」をすぐに思い出す曲なのだ!〔2014・5・24(土)


瞳の奥の秘密☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・10・2〕


ヒトラー 〜最期の12日間〜☆☆☆ヒトラーの最後の日々を、彼自身と周囲の人間を丁寧に描いてみせた秀作だとは思う。
1945年4月、ヒトラー56歳の誕生日。本拠地ベルリンは爆撃を受けはじめていた。
地下施設に潜っているヒトラーは、降伏などは受け入れない。ベルリンの民を見捨てようとする。彼らが選んだ運命であり、これは自業自得だ、と。
敗色の濃い中で、将校たちを罵倒し、果ては、好きにしろ、とまで言い放つ。
映画では、ヒトラーの秘書の目から見た出来事も語られている。その彼女本人が映画の前後に登場、自分の思いを話す。
彼女の見聞きしたことが映画になっているのなら、それなりの部分に本当のことがあるだろうか。
映画として多少は見せ場的にアレンジしたところもあるかもしれない。
ゲーリング、ゲッベルス、ヒムラーなど、将校の名前は以前から聞いてはいたけど、ああ、こういうことをしていた人なのか、というのも少しだけ知ることができた。
また、ゲッベルス夫人が最後にとった行動は、信じられないほど、ひどすぎて見るに耐えないが、これも狂信というもののせいか。
ヒトラーが死んでからも、映画がかなり続いたのは意外。その後の顛末(てんまつ)も、しっかり描いていた。
俳優たちの好演で、じっくりと見応えはある。
ただ、ヒトラーが死ぬ前の12日間に話をしぼったことで、逆に、ヒトラーの人間性全体を表せているのかどうかという問題もあるのではないか。ユダヤ人政策などには直接は触れられないし…。
この映画では、将校たち以外には優しい思いやりさえある人物だった、といった面を見せれば、それでいいことなのだろうか?
ヒトラーの周囲の動きは面白かったけど、そっちがメイン?〔2009・2・11(水)〕


ビフォア・サンセット☆☆☆★「恋人までの距離(ディスタンス)」の2人が、9年後に再会する。
製作者側は、そこで終われば映画的な美しい夢のまま、とも言える、前作のエンディングで終わらせず、現実を描き続けることを選択した。
名前も住所も電話番号も知らない相手と会うために、彼が選んだ手段は納得できる。そんなに上手く行くかとも思うが、可能性としては「あり」だ。
2人はお互いのこと、お互いの気持ちを話し続ける。歩きながら。カフェで。遊覧船で。車の中で。彼女のアパルトマンで。
前作を観た時点で、すでに続編があることを知っていたので、さあ、あの後どうなったんだろうという興味は津々。
2人はどうなっているのだろうと、野暮だけど、やっぱり知りたいと思うのが人間の好奇心だろう。
今回、2人とも、あまり幸せではないような話の展開がリアルだ。
最後には彼女のアパルトマンに彼は入り込んでしまって…これは、いったい、どうなるの!? でしたね。
あのラストシーンは、お洒落!
まるでフランス映画かなにかじゃないの?という感じ。あ、そういえば彼女はフランス人だ。舞台はパリだしね。
主演の2人が、監督と共同で脚本も書いていると知って驚いた。
この話に入れ込んでるんだね、2人とも。
自分たちが書いたシナリオだからこそ、自分たちの中にあるものを出しているからこそ、実感のこもった会話になるのだろう。
もし、約束の日、会えていたら? 2人の思いが切ない。
数年後にできる可能性がある続編も、観てみたい。
エンドクレジットを見ていて、主演のジュリー・デルピーが歌っているのを知った。これも驚いた!
しかも3曲。しかも、自分で作って歌っている!
オープニングで歌が流れてきたとき、いい雰囲気の歌だなあ、と思ったが、それは彼女の歌だったわけだし、エンドクレジットに流れる歌も良くて、DVDをリピートして聴いてしまったほど。歌手じゃないのかと思うほど、うまい!
調べてみたら、彼女は2003年にCDを出していた! タイトルは“Julie Delpy”。映画で流れた曲も収録されている。サントラ盤とはアレンジは違うかもしれないが。
脚本を書き、歌を作り、歌う。フランス人なのに英語を話せる。(うらやましい。)(英語を話すフランス人女優は多いが。)
ジュリー・デルピー、才能ある人だなあ。〔2006・1・29(日)〕


ヒマラヤ杉に降る雪☆☆☆★工藤夕貴さんが主演ということで話題になった映画。子ども時代を演じた鈴木杏ちゃんが可愛かったな。小学生くらいの年だと思うけど、キスまでしちゃってたんだねえ。
太平洋戦争が始まったあとの日系アメリカ人への差別や偏見を描いていて、そうした歴史を知るためにも、意義のある作品。
人間、正しいことは通さなければならない。憎しみよりも優しさを。イーサン・ホークの心情が泣かせる。
マックス・フォン・シドーの弁護士もよかった。「罪を裁くことはできても人種を裁くことはできない」「偶然がこの世を支配している。支配されないのは人の心の中だけだろう」など、いいセリフがある。
ジェームズ・クロムウェル、サム・シェパードも、いいですねえ。〔2004・5・9(日)〕


ひまわり☆☆☆開巻すぐから、ひまわり畑の風景に、あのメロディが重なって…。
名作を35年ぶりに観賞。
簡潔なストーリーだから、基本的なところは覚えていたと言える。
浜辺のボートの陰で抱き合っていて、男が女のイヤリングを飲み込んでしまうという「暴挙」には苦笑。
結婚すれば、休暇がもらえて、しばらくの間だけ戦争に行かなくて済む。刹那(せつな)の幸せにひたる。
終戦後、男はロシアで暮らしていた。
記憶が戻っても、男はいまさらイタリアの彼女のもとに帰るわけにはいかなかった、ということか。
うーん。つらい。
ふたりの女と、ひとりの男。
ロシアの彼女は、いつの日か、イタリアから女性が夫を探しにくるかもしれないことは覚悟していた。
切ないよねえ。
夫婦の間を引き裂いたのは、まぎれもなく、戦争だった。
数多くの人生を翻弄する戦争というものは、この世から、なくなってほしい!
(こっそりと)ソフィア・ローレンさんって、米倉涼子さんとか上戸彩さんとか菅野美穂さんに、なんとなく似てない? …エラ張り的イメージ(だけ)で…〔2012・3・10(土)〕


秘密☆☆☆やはり原作と多少違うのは時間の関係などで仕方ないものの、なかなかよいですよ。〔2001・9・24(月)〕


秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 〜http://鷹の爪.jp は永遠に〜☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・1・17(日)〕


秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE〜総統は二度死ぬ〜☆☆☆★以前に書いた記事、鷹の爪団が教える映画鑑賞マナーで触れたことがある「秘密結社鷹の爪」。
やっと劇場版を見た。
「秘密結社鷹の爪」とは…島根県に住んでいるFROGMANという人が個人的に制作してネットに掲載したFlashアニメが、テレビの深夜番組で公開され、ついに今度は映画化されたという、世界初のFlashアニメムービーなのだ。
監督、脚本、作画、編集、録音、FLASH、声優などのすべてを、ひとりでこなしているのが、すごい。
「んん〜吉田君!」「なーんすか総統?」なんていう、総統と吉田君のやりとりが、同一人物の声だとは、とても思えないのであーる。
平和な世界をつくるために世界征服をしようと企む総統が率いる「鷹の爪団」のメンバーは、総統の他には、島根出身の戦闘主任・吉田君、契約社員・フィリップ、マッドサイエンティスト・レオナルド博士、謎の超能力少年・菩薩峠君がいる。
敵方は、破壊力抜群のデラックスボンバーが得意技な正義の味方デラックスファイター、自分のために世界征服をもくろむ某国の将軍フェンダーミラー。
このアニメ、なんと、ニューヨーク国際インディペンデント映画祭のアニメーション部門で、最優秀作品賞、最優秀監督賞の2部門を受賞!
英語でのタイトルは、“Eagle Talon The Movie : The Chancellor Only Lives Twice”。英語にすると、なんとなく、かっこいい。(笑)
低予算を逆手にとり、「バジェット(製作費)ゲージ」なるものを画面に出した。制作費がかかる場面では、それにつれて目盛りが減っていく、という遊び。豪華なオープニングだけで、一気に目盛りが半分になるのには大笑い!
23日(金)深夜にテレビでも放送されたので、見た方も多いだろう。劇場版第2弾「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE U〜私を愛した黒烏龍茶〜」も、31日から全国ロードショーだ!(現在TOHOシネマズ六本木ヒルズで、先行上映中。)
「総統は二度死ぬ」「私を愛した黒烏龍茶」と、どちらも「007」映画のタイトルをパロっている。〔2008・5・18(日)〕


秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・5・31(土)〕


ひみつの花園☆☆☆★お金好きの女子銀行員が、樹海のどこかにある池に消えた強奪された5億円を自分で探そうと、なんと大学で測量の勉強から始める…。
監督が矢口史靖(「ウォーターボーイズ」)。そういえば水泳のシーンもあったなあ。主演は西田尚美。どこか軽妙で、とぼけた個性を存分に発揮。喜劇風で面白かった。母親の角替和枝、妹の田中規子と3人、顔立ちが似てて、ほんとに親子みたいだ。〔2001・12・16(日)〕


127時間☆☆☆★あきらめるな!
そういう映画です。
どんな絶望的な状況になっても、あきらめずに対処する。
1時間あまりの、ひとり芝居をどうやって持たせるのかと思っていたが、過去の回想や幻想を挟み込みながら、見事に見せ(魅せ)ましたね〜。
あの危機を抜け出すには、ああするしかないでしょう、と想像したとおり。でも、キツイわ、あれは。
最低気温6.6度は寒い! 陽が当たるのも数分だから、私はイヤです。(てか、そもそも行かない。)
で、ほかの映画でもよくあるのだが、個人が使うビデオやカメラが、キャノンやソニーなのが、さすがジャパン!と、いつもながらの感想。
舞台になったブルー・ジョン・キャニオンは、アメリカのユタ州にある。すごい大地の裂け目で、よくあんなところを歩こうと思うものだが、好きな人は好きなんだろうなあ。
後ろを何度も振り向いたシーンが、なんだか記憶に残るが…。
極限まで追い詰められながら、生きようとする精神力。
人間、捨てたもんじゃないなとは思う。〔2013・2・23(土)〕


百万長者と結婚する方法☆☆☆☆DVDボックスから観る第4弾。マリリンは、ローレン・バコール、ベティ・グレイブルより出番が少ない気がするが。メガネコンプレックスの、視力の弱い女性を、可愛くコミカルに演じたっていうだけ。
左右に広いシネマスコープが始まったばかりの頃とはいえ、冒頭で、オーケストラ全景を入れて演奏シーンを長々と流すことはあるまいに。〔2002・9・16(月)〕

☆☆☆☆☆5日の命日に観たマリリン映画2本目。
本作は、横長画面が特徴のシネマスコープの第2作(第1作は「聖衣」)というわけで、オープニングはオーケストラが演奏する場面が6分近く続く。オーケストラ全体までもが画面に入りますよ、音響も素晴らしいですよ、という宣伝なのだろうが、いまとなっては、何だこりゃ?と思う人が、ほとんどのはず。(かく言う私も、最近まで意味が分かりませんでした。)
指揮しているのは、この映画の音楽担当のアルフレッド・ニューマン。20世紀フォックスのファンファーレを作曲したのも、この人だ。
ローレン・バコール、ベティ・グレイブル、マリリン・モンローという3大大物女優が集まって、金持ち男を捕まえて、玉の輿(こし)に乗ろう、という計画を実行していく、ロマンティックコメディ。
主演が3人いる形なので、マリリンの出番もそれだけ少なくなるわけだが、それでもキュートな魅力は全開。
マリリンは、近眼でメガネにコンプレックスがある娘の役。男の前ではメガネをかけないので、ドアにぶつかったり、本を逆さまに読んでいたりと、まるでギャグなのだが、マリリンがやるから可愛い。
それにしても、ローレン・バコールと共演しているなんて、すごいこと。バコールに対して、ぜんぜん臆していないもんね。少なくともスクリーンの上では。
いぶし銀のように(?)クールなバコールに、ふわふわの甘いケーキのようなマリリン。
さて、ローレン・バコールであるが、彼女は25歳も年上の俳優ハンフリー・ボガートと結婚していた。2人の共演作に「アフリカの女王」がある。
それを念頭に置いて、映画から、面白いセリフをひとつ、ご紹介。
私はお年寄りが好きなのよ、という話で、「ほら、なんて言ったっけ、あの『アフリカの女王』に出てた年配の人。ホント、彼に夢中なのよ」という楽屋落ちネタ。
事情を知っている人でないと分からないが、とても洒落ている。
玉の輿を狙った彼女たちが、本当に「金」をいちばんの目的にして男を選ぶのか、さあ、どうなりますことでしょう。
なにかオチがありそうでしょ?〔2006・8・5(土)〕

☆☆☆☆☆JMMC(日本マリリン・モンロー クラブ)の会誌に投稿するために、見直してみた。
お金持ちの男をつかまえようという女3人の、今風にいえば、婚活大作戦。
社内ファッションショーで、「ダイヤモンドは女性の最高の友です」と紹介されるモデルのマリリン。
「紳士は金髪がお好き」で彼女が歌った曲名をパロディにしている。
マリリンのドレスアップが美しい。何着か、きれいなドレスを着ていて、目の保養度は「素材×ドレス」で掛け算のゴージャスさ!〔2010・9・19(日)〕

☆☆☆☆☆7回目。見ました! ブルーレイで。
先日、「紳士は金髪がお好き」のブルーレイを試写会で観たので、今度は、それと違う作品をと思って選択。
画像、きれいなのかな? もともとが、きれいだから、よく分からない?
ローレン・バコール、ベティ・グレイブルと共演したマリリン・モンローさん。
金持ち社長を演じていたキャメロン・ミッチェルが、同じ日に見ていた「悪の花園」では、ゲーリー・クーパーと殴りあって焚き火の上に何度も倒される(笑)男の役。
この頃のフォックス映画って、同じ監督、同じ俳優を何回も使って映画を量産しているようにも思える。〔2012・8・25(土)〕


ピュア 純潔☆☆☆★アリシア・ヴィキャンデルさんの初主演作らしい。
劇場未公開、WOWOWで放送。4月にDVD発売予定。
乱れた生活をやめて、きれいに生きようとする20歳のカタリナは、コンサートホールの受付に仮採用される。
しかし、既婚者の指揮者の男に惹かれて…。
既婚者と深い仲になっちゃいかんというのに、どうしても、そうなっちゃうんですね…。
そんな女の性(さが)(?)を、若くして(21歳ぐらい)、陰影をもって熱演した彼女、やはり、なにかありそうな気配。存在感あり。のちのち売れてくるだけある。
スウェーデンの人だと、今回の映画で調べて、はじめて知った。
ヴィキャンデル、ヴィカンダー、と表記がある(私も両方の表記をしてきた)が、本人に言わせると、ヴィキャンデルは本来の発音に近いようだ。
映画の終盤の流れは、私は彼女の味方です。男が悪い。だから、あれでいいです。〔2017・3・9(木)〕


ヒューゴの不思議な発明☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・3・4(日)〕


BIUTIFUL ビューティフル☆☆☆いいんだろうけどなあ。
なんとなく、他人事のように見ていました。
バルデムに飽きてるし。
余命…
アルコールで躁状態?
異国で働く中国人たち…
そもそも、舞台はどこなのか分からなかった…中南米かと思ってたら、ねえ。バルセロナ?
浮かばれない魂が見える…(ちょい、ホラー)
死の向こうには何があるのか。〔2012・9・9(日)〕


ビューティフル・マインド☆☆☆ラッセル・クロウが、1994年にノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュを演じる。さまざまな賞レースで注目の作品。クロウは、すでにこの演技でいろいろと受賞しているが、まあ、文句は言えないところだろう。ロン・ハワード監督も相変わらず質のいい作品を作ってはいる。が、それほどに突出して素晴らしいか、というと?だ。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・3・23(土)〕


ヒューマンネイチュア☆☆★これはやっぱり、文明や人間を皮肉ってるのだろうねえ。「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」でお馴染みになったミランダ・オットーが出ている。彼女、色仕掛けで迫るんですねー。人間って、性の本能には勝てないのね。
結局、野性に生きていた男が、いちばん、ちゃっかりしてたってことか。〔2003・9・27(土)〕


ビョークのネズの木☆☆「本当は恐ろしいグリム童話」を読んだので観直してみた。
しかし、やっぱり面白くなかった。たんたんとしすぎて、よう分からんもん。
1986年の、ビョークの映画デビュー作。〔2003・3・9(日)〕


氷点☆☆☆★1966年作品。若尾文子、船越英二、津川雅彦といった面々は、先日観た「砂糖菓子が壊れるとき」と同じキャスト。同じ大映の映画だから、スターも同じになってしまうのか。
愛憎関係のドロドロが面白い。自分たちの子どもを殺した殺人犯の子どもを養子にもらう、という発想が、まず、抜群。
大楠(当時は、安田)道代、森光子の当時の頃を観ることができた。〔2004・6・20(日)〕


ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。日記「或る日の出来事」に書いた文章と同じ。〔2005・2・26(土)〕


ビリギャル☆☆☆☆かわいすぎて、チョーやばくね?
朝ドラ「あまちゃん」で知った有村架純さん。そのときからこんなに美人なポートレート見たことない!と驚愕していたのは間違いではなかった。
そんな彼女を存分に拝めるのと同時に、予想外なことに何度も泣かされた。
単純だと言っても構わんとも。おお、涙もろいんでえ、こちとら。
塾の先生と、和気あいあい。こんな先生と出会えるのが奇跡的ラッキーだがや? こういう先生が普通にいてくれたら日本の学生の学力はぐんぐん上がるのでは。
小4レベルから始めるのには笑ったが、英語と歴史と小論文ぐらいに絞ればいいのなら、なんとかなるかも!?と、頭の悪い私も自分のことのように考えた!
受験前に缶コーヒーを飲みほして…いやな予感がしたけど、案の定なので苦笑。ここは実話じゃないよねえ?
試験結果がインターネットでわかるのにも驚いた。いまどきは、そんななのか…。便利というか、味気ないというか。私の頃は発表の掲示を見にいかなきゃわからなかった。
劇中のいい言葉や感じたことを、ここに覚え書きにしておく。
まずは願いを文章に書かないと。
言ってるうちに願いは向こうから近づいてくる。
クズって言うな!
可能性があれば、やる!
人生にはいろんな困難が必ずあるし、それをなんとかするには、逃げずに立ち向かうしかないんだよね。
あ、そうだ、架純さんの友人のひとりに蔵下穂波さんが。彼女も「あまちゃん」仲間。沖縄出身、喜屋武エレン役でしたね〜。〔2016・4・29(金)〕


昼下りの決斗☆☆☆「ワイルドバンチ」「わらの犬」「ゲッタウェイ」などの作品で知られるサム・ペキンパー監督の初期作品。
男くさいアクションや、スローモーションを使った暴力描写で有名なペキンパーだが、本作では、そうした面はまだ、はっきりとは見られない。でも、やはり、土煙色に乾いたような雰囲気に、どことなくペキンパー風味がある。
マクリーとスコットは、この映画に出た時点で、ともに出演作品が100本近いベテラン西部劇スター。64歳だったスコットにとっては引退作。2人に対する「ねぎらい」の意味も感じられる映画になった。
金の運搬の仕事を請け負った元保安官が、昔の友人とその弟子の若者を仲間にするが、その友人や途中で出会う娘のおかげで、いろんなトラブルが起きることになる。
話は単純で分かりやすく、最後の堂々とした決闘は見もの。後の傑作「ワイルドバンチ」のラストシーンを、ふと思い出させる。
私だったら怖くて、こんな決闘はできません。
老境の2人が主役というのが、なんとも味がある。消えゆく者の一抹の寂しさや、しかし、なお誇り高い男気や、大事な友情も盛り込まれている。
どこか愛しい気持ちを抱いてしまう1本である。
ペキンパー作品で常連のウォーレン・オーツの顔を見ると、なぜかペキンパーらしい映画だなあ、と納得してしまう。ペキンパーと来たらオーツ、というイメージがあって、きっと、オーツの粗野で男くさい雰囲気もペキンパー映画にぴったりなのだろう。
面白かったのは、中華料理の店。この当時の西部に、もうこんな店があったとは。〔2005・4・9(土)〕


拾った女☆☆☆☆サミュエル・フラー監督、リチャード・ウィドマーク、ジーン・ピータース主演のフィルムノワール。
1953年作品で、ジーン・ピータースにとってマリリン主演の「ナイアガラ」に出る前の作品。彼女には「ナイアガラ」での良妻のイメージしかなかったので、この作品の、はすっぱな色っぽさには驚いた。見直したよ! 惚れ惚れしたさ!
イメージって、髪形やメイクで変わるものなんだと実感。すごく魅力的です。彼女のおかげで、とても面白い映画になった。DVDが欲しいくらい。
ネットで見つけたある記事では、ジーンが演じた役をマリリンがやる予定があったと書いてあったが、本当だろうか。
たしかに20世紀フォックスの映画ではあるが。
情報屋のセルマ・リッター(彼女もマリリンと同じ映画に、いくつか出てますね)も、いい味出してます。
そういえば、リチャード・ウィドマークも「ノックは無用」でマリリンと共演しているではないか!
タイトルの「拾った」という意味は、内容からは想像がつかない。原題にあるpickupは違う意味なのでは?〔2004・10・2(土)〕


ピンキー☆☆☆「荒れ狂う河」に続いて、劇場未公開のエリア・カザン監督作品を観賞。
肌の色が白く、見かけは白人だが、実際は黒人の娘が受ける人種差別。
黒人である身分を隠して北部で看護の勉強をしたピンキーは、南部の祖母のもとに戻ってくる。
彼女は祖母から、祖母の恩人の看護を頼まれる。余命少ない恩人はピンキーに財産を残す遺書を書くが、恩人の親戚はピンキーが薬を盛ったなどと噂を立てて、やがて相続は裁判で決着をつけることになる…。
たとえ肌の色が白くても、黒人ならば差別する。見ていて腹立たしくなってくるが、そうした現実はあった、または、あるだろう。
ピンキーという名前は、かわいい感じで、小さいとか、小指を表したりするが、ピンク色ということでもある。
考えすぎかもしれないが、黒人にそうした名前をつけるのは、黒人でありたくない、という気持ちが無意識にでも入っているのではないだろうか。
黒人差別を正面から扱った問題作。
恩人役のエセル・バリモアは、ドリュー・バリモアの大伯母。
ジーン・クレインは、マリリンも出演した「人生模様」(1952年)で、「賢者の贈り物」のエピソードに主演している。
また、「紳士は金髪がお好き」(1953年)から派生したような映画「紳士はブルーネット娘と結婚する」(1955年)にも出ている。〔2010・8・7(土)〕


ピンクの豹☆☆☆ピーター・セラーズのクルーゾー警部シリーズの第1作。冒頭のピンク・パンサーのアニメとヘンリー・マンシーニの音楽が洒落てる。
ピーセラだけじゃなく、デビッド・ニーブン、クラウディア・カルディナーレ、キャプシーヌといったメンツも印象に残る。〔2003・2・1(土)〕


ピンクパンサー☆☆★スティーブ・マーティンの新・クルーゾー警部。
ピーター・セラーズ演じるクルーゾーが初登場したのは、ブレイク・エドワーズ監督による「ピンクの豹」(1963年)。
それから何作か作られたが、ピーター・セラーズが亡くなったりして新作は途絶えていた。
久しぶりのクルーゾー警部、そしてオープニングアニメのピンクパンサーである。
ピーター・セラーズのときから、そうだったけど、爆笑というよりは、つい、フフッとしてしまう。
まじめなつもりで、おバカなことをする、おかしさ。
呆れて見ている相棒のジャン・レノの様子も、笑いの一部なんですね。
クルーゾー、アメリカに行くので、フランス語なまりを直そうと英語の先生に教わる。「ハンバーガー」がどうしても、うまく言えない。
容疑者の尋問で、アメとムチ作戦だ、と言いながら、自分でアメ(優しい刑事)とムチ(厳しい刑事)の2役をやる。ジャン・レノから、普通2人の刑事でやるんですが? と言われちゃう。
ところどころで、おかしいネタ。
クルーゾーの上司ドレフュス署長に、芸達者なケビン・クラインをもってきたり、華としてビヨンセを飾ってみたり、第一被害者にジェイソン・ステイサム、諜報員006にクライブ・オーウェンと、キャストは、ちょっとチカラ入ってます。
ラストで、クルーゾーが格好良く事件を解決するのだが、これは違うでしょう。
解決するにしても、おバカなことをやってた結果、偶然に解決しちゃった、というふうでなければクルーゾーらしくないのでは?
ピーター・セラーズのクルーゾーを、スティーブ・マーティン風に継承した、というところでしょうか。
新味は、ない。
追記:DVDの吹替え版で観てみた。見やすいのは確か。俳優の生声にこだわらない場合は、吹替えで観るのもいいかな。
特典で、ビヨンセの歌った“A Woman Like Me”がノーカットで収録されていた。007のテーマ曲にしてもいいようなアレンジ? 歌唱力を見せつけるとともに、パフォーマンスとしても魅せるビヨンセ。素晴らしかった。
この歌を映画にノーカットで入れたら、クルーゾーの話なんて、どこかに吹っ飛ぶ。
残念ながら映画としては、歌は、ブツ切りにして、添え物にするしかないんだなあ。
〔2007・9.8(日)〕


ピンク・パンサー2☆☆★11年振りに復活したクルーゾー。「暗闇でドッキリ」のエルケ・ソマーも今作のキャサリン・シェルも、ピーター・セラーズのギャグに、演技でなく笑ってるように見える場面がある。〔2003.2.1(土)〕


ピンク・パンサー3☆☆☆「2」より面白かった。クルーゾーに悩まされつづけたドレフュスが、科学者を誘拐、物質を消す兵器を作らせて世界を脅迫、クルーゾーの命を狙わせる。レスリー・アン・ダウンがきれいだ。〔2003・2・1(土〕


ピンチクリフ・グランプリ☆☆☆自転車修理の仕事をしていながら発明家でもあるレオドルは、アヒルのソランとハリネズミのルドビグと一緒に楽しく暮らしている。
カーレースのチャンピオン、ルドルフがテレビに出演、彼が発明したという燃料気化装置を自慢するが、それは実はレオドルの設計によるものだった。以前、彼がレオドルの店で働いていたときに盗んだのだ。
レオドルたちはルドルフの鼻をあかすために、レースで挑戦しようと考える。
ソランの策略で、アラブの王様をスポンサーにすることに成功、新しいマシン、イル・テンポ・ギガンテ号を製作したレオドルたち。
いよいよレースの日がやってくる…。
ノルウェー映画史上、観客動員数ナンバー1、製作に5年を費やした人形アニメーション作品。
チケットの売り上げ枚数が、ノルウェーの人口数より多いというのだから驚く。
人間と動物が一緒に暮らす、ほのぼの感の前半と、レースの面白さの後半が楽しめる。
ソランというと、日本のアニメ「宇宙少年ソラン」を思い出す。幼い頃のことで、詳しい内容は知らないけど、アニメの名前だけは覚えているのだ。
ルドビグは花粉症。1975年の映画なのに、当時から花粉症ってあったんだね。それはそうか。スギ花粉症とは限らないし。
積極的なソランと、怖がりのルドビグ。キャラクター的にも配分されてる。
わりと評価が高いけど、私は、こんなもんかなと思うだけ。
私には、アニメーションを作る苦労がすごいから、出来がすごいから、評価する、という考えはないのだ。自分にとって面白かったかどうかだけ。
予想以上に、映画サイトで取り上げられていたが、去年、映画館で公開したんだね。へえー、すごい人気。
私は字幕で見たが、DVDの日本語吹き替えは、レオドル=八奈見乗児、ソラン=野沢雅子、ルドルフ=滝口順平。…これは、合ってるなあ、きっと。〔2008・3・23(日)〕


ピンポン☆☆☆★よかったです。最後は泣きのツボにも来ましたね〜。名前が星野と月本というので、シャツのマークも星と月だったぞ。風間は、風か?
みんな、挫折を経ながら、それぞれのスタイルは違っても、一生懸命にがんばりはじめる。一生懸命っていいよなあと思わせる映画でもあった。ここに出てくる人たちは、お互いがヒーローみたいなものではなかったか。
竹中直人、私が観る邦画に、いちいち出てくるよ。他に俳優いないんかい!〔2004・1・18(日)〕


ファイティング×ガール☆☆☆メグちゃん、ヌードに濡れ場を披露した体当たり演技の「イン・ザ・カット」に続きましては、ボクシングのマネージャーを演じます!
やっぱりラブコメじゃないんだね。
メグ・ライアン。ラブコメのイメージにある可愛い感じというより、はじめはキャリアウーマンの役のせいか、「いい女」風で登場する。ほほう。
ボクシング興行主のマネージメントに関わる仕事をしていたメグちゃん。傲慢な興行主に対して、プッツンとキレた。
彼女は、ボクサーとして有望な若者(といっても、チンピラだが)を得て、知り合いのトレーナーを呼び、ボクシングの女性マネージャーになる。
幼い頃、ジムを開いていた父親の手伝いをしたがっていた彼女。ボクサーを育てることは、彼女の夢のひとつでもあったのだろう。
彼女がマネージャーについたボクサーは勝ち続ける。
しかし、ボクシング界には珍しい女性マネージャー、しかも美人ということで、ボクサーよりも彼女のほうが注目を集めはじめ、ちやほやされる。
ボクサーとしては面白くない。こうして不協和音が生まれてきて…。
成功してくると、思いやりをなくす…これは注意したいものです。べつに私が成功しているわけではないが、初心忘れるべからず。なのだ。
ラストは、チャンピオンを相手にタイトル戦。
ありふれているといえば、ありふれているが、やっぱり感動するんだよねえ。単純だけど、そういうふうに感動できることが嬉しいところもある。
けっこう熱血でストレートで楽しめる作品。
今回、気づいたのだが、メグちゃんの声、好きだな。
低く喋ると、かすれ気味(?)にも聞こえる声。そこがいい。うん。
この主人公は実在していて、ジャッキー・カレンといい、6階級でチャンピオンを育てたという。本人がレポーター役で出演もしている。
本作は日本では劇場未公開。ラブコメじゃないメグちゃんでは、客が呼べないとでも?〔2005・11・3(木)〕


ファイナル・カット☆☆★ミラ・ソルヴィノ嬢が出ていると知って見た映画。
「嬢」といっても、この映画のときは36歳くらいのはずだが、なにしろ彼女は「ノーマ・ジーンとマリリン」で、マリリンを演じている、私にとってはスペシャルな女優さん。もちろん、贔屓(ひいき)になるに決まってる!
主演は、えーと誰だっけ、ロビン・ウィリアムズ。うん、ミラが出てないなら、99.9パーセント見なかった作品ですね。
見てみて、びっくり。ロビン、とっても真面目な役だった。そりゃそうか、いつも喜劇をやってるわけでもない。
なんだかSFな設定。人間にチップを埋め込むと、そこにその人の見たもの、聞いた音がビデオカメラのように記録される。
亡くなると、専門の編集者がチップの記録を整理して、その人の一代記みたいなものを作る。そして、故人をしのぶ追悼上映なんかしちゃうのだ。
そして、編集者のロビンは、自分の幼少期の重大な心の傷に関係する出来事に遭遇し…。
アイデアは面白い。
他人の体験を体感できるディスクが登場する映画「ストレンジ・デイズ/1999年12月31日」(1995年)のことを、ちょっと思い出した。同じアイデアじゃないけども。(ちなみに「ストレンジ・デイズ」は映画館で観た。興奮するほど面白かった。得難い経験。たぶんテレビで再見しても、そのときの面白さは感じないだろうと思う。)
チップを埋め込んだあと、すべての経験が記録に残って、自分が死んだあととはいえ、他人に見られるなんて、イヤに決まってると思うが。
実現できるとしても、普及しないと思うぞ。
映画では、はっきり出していないけど、管理社会の怖さを示しているところもあるのかもしれない。よーーく考えてみれば。というか、こじつけてみれば。
ミラちゃんの出番が少ないのも寂しい。最近、彼女、映画で見ないし…。〔2008・3・16(日)〕


ファイナル・デスティネーション☆☆☆飛行機事故を逃れた7人に、死の運命がしつこく襲いかかる。いやですねー。死が意志を持ってたら。〔2002・2・18(月)〕


ファイヤークリークの決斗☆☆☆★面白かった。古き良き西部劇の時代とは一味違い、保安官と悪党集団のボス、2人ともが、争い事を起こしたくないという立場を鮮明に出している。
これを演じるのが、ジェームズ・スチュアートとヘンリー・フォンダ。
1968年の映画なので、2人とも若かりし頃とはいえない。60歳前後。俳優以前の劇団時代からの友人同士であったらしいが、お年を召してからの渋い共演となる。
翌年に「明日に向って撃て!」が作られるなど、アメリカン・ニューシネマが台頭してきた時期。西部劇も昔のままでは、いられなくなっている時だったのか。
静かなファイヤークリークの町に、無法者5人組が通りかかる。
ジミー・スチュアートは、農民だが、保安官も任されている。本職の保安官ではないところがストーリー上、効いている。
5人組の中で、ひとり血気盛んな若者がいて、牧師などと対立し、一触即発の不穏な空気が流れる。
あとで調べたら、この若者がゲイリー・ロックウッドだ! ええーっ!
「2001年宇宙の旅」に出演した俳優である。修理のために宇宙船の外に出る役ですね。
しかも、この「ファイヤークリークの決斗」のすぐ後に出たのが「2001年〜」。ううむ。まるで想像できない。全然違う役だ。
ジミー・スチュアートは、この町で平穏に生きたいのに、事態は、そうはならなくなっていく。
楽に生きるか、逃げずに立ち向かうか。
ヘンリー・フォンダも、何事もなく、この町を出たいのに、そうはならなくなっていく。
リーダーとしての苦悩。
ブルック・バンディという若い女優のお色気もよかったね〜。「ボナンザ」などのテレビ出演が多かったらしい。「エルム街の悪夢」の3作目、4作目などにも出ていたようだ。
音楽は、アルフレッド・ニューマン御大。〔2008・8・26(火)〕


ファインド・アウト☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・6・16(日)〕


ファニーゲームU.S.A無星。客観的には☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・12・23(火)〕


ファミリー・プロット☆☆☆ヒッチコック監督の遺作。
ヒッチの映画のなかで、公開当時に私が映画館で観た作品としては、唯一のものだ。
なにやら軽い印象を受けたのは、出演者が小粒だし、バーバラ・ハリス嬢とブルース・ダーンのコンビ(カップル)が軽快なタッチで描かれたからだろう。
もう一方の、カレン・ブラックさんとウィリアム・ディヴェインのコンビ(カップル)は、マジ・モードだが。
バーバラとブルースのほうは金髪、カレンとウィリアムは黒髪と、見かけも対照的なのである。
そして、ヒッチ映画では、金髪のほうが扱いがいい(はず)。実際、本作もそうだった。
お金持ちオバサンの遺産の受け取り手を探す金髪チーム。悪いことをしているせいで探されているのかと誤解する受け取り手のウィリアム。
ふた組の思惑が交差して、お互いが出会ったときに何が起きるのか。
クルマで危機一髪のシーンでは、必死に運転するブルースにバーバラがしがみつくわ、からみつくわ。
ハラハラさせるより、観客を笑わせて、なごませるほうを選択したのか。
ラストにも遊び心がチラリと。ヒッチコック映画は、思えば、いつもどこかに遊び心をもっていたような。
ヒッチ登場シーンは、ドアのところで顔のあたりがシルエットになって、目の前の相手と話しているところ。〔2017・5・27(土)〕


ファム・ファタール☆☆☆★ブライアン・デ・パルマ監督の新作。「X-メン」「X-MEN2」のミスティーク役、レベッカ・ローミン=ステイモスが気にいって、彼女の新作は何だろう、と調べたときに、「ファム・ファタール」だと知った。
魔性の女、悪女を示す名称そのものを持ってきたタイトル、しかも監督がデ・パルマ! むずむずと血が騒いだ。
デ・パルマといえば、前回の「ミッション・トゥ・マーズ」の、なに?これで終わり?的なラストに、ちと拍子抜けした覚えが…。
今回は、デ・パルマ節が全開。撮り方、ストーリーとも、技巧凝らしまくり。
モデル出身の美女レベッカの色気もバッチリ。
デ・パルマ好きのファンならば、気にいるに違いない。
というか、許せるのではないかと訂正しといたほうがいいか。
デ・パルマのファンでなかったら…どうだろう。いまいちかもね。
音楽が坂本龍一で、ボレロみたいな曲や、サスペンスフルな曲など、こちらも技巧派だ。
冒頭で、ヒロインがテレビで観ている映画が、また、いい。ファム・ファタールものの名作なのだ。あれ、画面にフランス語字幕がついてる。
ヒロインはフランス人なのだ。パリも舞台になる。映画は、フランス語と英語が混じって面白い。いいなあ、バイリンガル。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2003・8・23(土)〕


ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅☆☆★前半うつらうつら寝た。風邪っぽかったのもあるが、まー、おもしろくない。
映画館で観ずに、いまごろテレビで見ている時点で、以前から興味がないことの証左なのだが。
見ていても、なにをやっているのか、わからないところが多いし。(あ、半分寝てたからか。)
こどもだったら、ビーストに喜ぶのかもしれないが。
あいかわらず、杖と杖の電撃が対抗してぶつかって、負けるもんか!状態になってるし。(戦い方のヴィジュアルは進歩しないのか。)
アリソン・スドルさんの美しさ(だけ)が救い。
もうひとりのヒロインが、キャサリン・ウォーターストンさんだったのか! だって、「エイリアン:コヴェナント」のときと、印象が違うんだもん! 「ファンタビ」が2016年、「コヴェ」が次作で2017年、離れていない時期なのに。
髪型のせいか…。「ファンタビ」では娘、「コヴェ」は、おばさん顔なんだよね…。すいません、容姿のことで。
2組のカップルがどうなるかの、まとめ方は好き!
1920年代(?)の女性ファッションもいい。コリーン・アトウッドさんが担当か! 昔のイーディス・ヘッドさんと同じような、ハリウッドの衣装担当の巨匠のイメージになりましたね。
え、アカデミー賞の衣裳デザイン賞を受賞ですか。さもありなん。〔2017・10・21(土)〕


ファンタスティック・フォー☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2015・10・12(月)〕


ファンタスティック・フォー:銀河の危機☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・9・24(月)〕


ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・9・19(月)〕


ファンタスティック Mr.FOX☆☆☆郵便が、ヤマト便ならぬYAMAMOTO便だったような?(笑)
野性のキツネは、人間には負けんぞ!
そもそも、人のものを盗んだキツネが悪いんじゃないか、とも思うが?
ジョージ・クルーニーが声を演じているのは知っていたけど、そのほかは、声を聞いているだけでは分からないねえ。
人形を少しずつ動かしてコマ撮りした、ストップモーション・アニメ。〔2012・8・19(日)〕


ファントム・オブ・パラダイス☆☆☆ブライアン・デ・パルマ監督旧作発見観賞ツアー、ふたたび!
これはカルト人気を誇る作品だが…私には、それほど、すごくもなかった。。。
作曲家のウィンスロー・リーチ(ウィリアム・フィンレー)が、スワン(ポール・ウィリアムズ)に曲を盗られ、投獄され、顔は事故でメチャメチャになり、好きな女もとられ…。
とことん、しいたげられるウィンスロー。醜い顔を隠すために仮面をかぶる。
好きな彼女が主役でないから、主演男優を殺そうと「パラダイス」公演に現れる怪人、パラダイスの怪人(ファントム)だ。ファントム・オブ・パラダイス。
(ちなみに、英語では正式には「ファントム・オブ・ザ・パラダイス」と、「ザ」が入る。省略するのは英語教育として、どうなのか?)
「オペラ座の怪人」を思い出させるなあと思ったら、そのとおり、それがヒントでできた脚本らしい。
ウィンスロー&ファントム役のウィリアム・フィンレーは、先日見た「悪魔のシスター」</u></a>で医者を怪演していた。デ・パルマ監督、こいつの個性は怪人役もいける!と考えたんだね。
まったく、はまり役。とことん被害者、悲しく、つらいばかりなのに、報われない愛をつらぬく。いや、悲しいからこそ愛を大事にしたのか。
天窓から、彼女とスワンがベッドにいるのを見下ろすところは、これぞ悲しき怪人!が絵になる名場面。悲しき者、ファントム。
ウィンスローが好きになる女、フェニックスを演じるのは、ジェシカ・ハーパー。
彼女といえば、私には「サスぺリア」(1977年)の女優としての知識しかなかった。この映画にも出ていたんですね!
しかも歌う! きれいな声で。吹き替えという資料は見てないから、歌は本人かもしれない。
これが、いい曲で、泣ける。あとはエンディングの曲と、2つだけしか、いいとは思わなかったんだけど。
スワン役のポール・ウィリアムズは、「最後の猿の惑星」(1973年)に出たり、「ダウンタウン物語」「スター誕生」(ともに1976年)で音楽をやったりしてた。「スター誕生」では歌曲賞を受賞したり。
ウィンスローが作曲したものは、「ファウスト」の物語に関連していて、それが大事な題材になってくる。
1970年代の空気がする。なんていっても自分でも説明できないが、映像の雰囲気とか、気分とか、似たようなものがあると思い出すのは、「ロッキー・ホラー・ショー」(1975年)とか「Tommy トミー」(1975年)とか。ほとんど同じ頃に出た、ロック精神にあふれたミュージカル映画でもあるという同胞気分。(気がするだけかもしれないけどね。)
ただ、見ていて、それほど、のめりこむ感じじゃなかったのだ。
この頃のデ・パルマの、素晴らしいB級感覚は健在だが、2分割画面も健在だが、私には「ぐっ」とは、こなかった。
「サイコ」(1960年)のシャワーシーンのパロディがあったね。
冒頭に出てくるバンドの名前が「ジューシー・フルーツ」。日本にあった同名のグループは、この映画から名前をとったに違いない。
1975年、アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリ。(1977年もデ・パルマ監督の「キャリー」が受賞。)〔2009・11・8(日)〕


不意打ち☆☆☆☆なに、これ、おもしろい! 録画を見始めて分かったのだが、町山智浩さんが「トラウマ映画」として紹介している映画。
歩くのが不自由な女性が、家の中でエレベーターを使っていて、それが電気トラブルにより途中で止まってしまう。エレベーターといっても、カゴが上下するだけのようなものだ。(原題は、カゴの中の婦人)
助けを呼んでも誰も知らんぷり。
やってきたのは、盗っ人や悪党…!
シチュエーションが抜群、奇抜で、なんという、変で、なおかつ恐ろしい映画だろうか。
人々の無関心、悪意、愛という名目での呪縛…。
しかも、なんと、「風と共に去りぬ」でメラニーを演じた、あの、オリヴィア・デ・ハヴィランドさんが主演とは!
また、ジェームズ・カーンの本格的映画デビュー作だという。
暴力的だとしてニューヨークタイムズなどで社会的にバッシングされて、上映中止になったほどの問題作。
これ1本だけでもWOWOWの視聴料1か月分払って惜しくない。
「バニー・レークは行方不明」を見たときと似たような感触。
ざわざわ、もやもやとした、不条理な怖さの面白さ。
そういえば、「バニー・レーク〜」も、町山さんの著書「トラウマ映画館」に挙げられていたっけ。〔2012・2・18(土)〕


V フォー・ヴェンデッタ」☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・4・22(土)〕


フィフス・ウェイブ☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・5・8(日)〕


フィフス・エレメント☆☆☆ミラ・ジョヴォヴィッチさんのメジャーデビューみたいな映画だった記憶が。
1997年に見た映画ベスト9とワースト3の記事で、ベストの1本に挙げて、『おもしろい! エンタテイメントに徹している。』というメモもある。
改めて見てみると、壁がハリボテのようだったりして、セットのチープさが時々わかってしまい、失笑する場面も。
全体にユーモアがあって軽〜いノリなんですね。
快作というか怪作というか。
オカマ風ロッカー司会者を演じたクリス・タッカーも、ミラジョヴォ同様、本作で世に広く知られたんじゃないかな〜?
神父さんがイアン・ホルムだったのか! 「エイリアン」や、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのビルボ・バギンズの人ですね。
衣装をジャン=ポール・ゴルチエ。
聞くところによると、監督のリュック・べッソンは16歳のときに、このストーリーを考えたが、じゅうぶんな映画化の資金がなかったのだという。そんなときに「レオン」を作ってみたら大ヒットで、資金ができたとの話。〔2014・7・28(月)〕


ブーべの恋人☆☆☆☆クラウディア・カルディナーレの魅力と、音楽の魅力。
獄中の男を待ちつづける純愛の切なさ、美しさ。
数年ぶりに観たが、やはり大好きな映画だ。
映画が始まってすぐ、カルロ・ルスティケリのお馴染みのメロディが流れてきて、私は早くも陶酔してしまう。
中学生の頃にプレゼントで買ってもらった「ヨーロッパ映画音楽ベスト」のLPレコード盤に、「ブーべの恋人」も入っていた。それほどの名曲なのである。その頃から耳に馴染んでいるから、もう「刷り込み」状態。このメロディが聞こえてくれば、ああ、いいなあ、と思ってしまうのだ。
うっとりするメロディに続いて、オープニングは、走る列車から外を眺めているクラウディア・カルディナーレさんの横顔。(彼女は、マリリン・モンローさんのMM、ブリジット・バルドーさんのBBと同様に、名前のイニシャルから「CC」と書かれることがあるので、ここでは以後、CCと表記する。)
なんて美しい…。
私など、ここで、すでにKOされてしまうのだった。
今回、改めて気がついたのは、CCが、かなりのハスキーボイスであること。うん、それも、また魅力なんだな!
お話は…。
第2次大戦でイタリアは降伏したが、マーラ(CC)の兄はパルチザン(民衆によって組織された非正規軍)であり、戦いの中で死んでいた。同志だったブーべ(ジョージ・チャキリス)がマーラの家を訪ねてくる。
やがて2人は恋に落ち、親同士の間で婚約が結ばれる。
しかし、ブーべがトラブルに巻き込まれ、殺人を犯し、指名手配となり…。
この映画のCCは、強気でワイルド、気まぐれ、わがままな、猫っぽいイメージ。
家での食事で、スープを飲みながら、座っている板切れ(?)に体重をかけて、(てこの原理で)バンバンと音を立てている場面(うまく説明できないぞ!)なんて、いたずら猫っぽさ全開! 一緒にいるブーべを意識して、自分の存在をアピールしているのが、よく分かる。
ところが奔放で手に負えない女かと思えば、そうでもない。ブーべの寝顔を見ている表情に、純粋な恋心が見えたりして、微笑ましく可愛いのだ。
その恋心を、テーマ曲が絶妙に盛り上げる。
靴やバッグを買ってくれる?なんて甘えるマーラ。いつの世も、女性は同じ? 金ならたくさんあるんだ、とブーべのように言ってみたいものだ。(笑)
ブーべと離れ離れになってから、新しい男と出会い、揺れる心。しかしマーラは、新しい男の優しさに癒されはしても、ブーべを裏切ることはできない。
なんとも古風で純粋ではないか。と、ともに、あたしが付いてなきゃ、この男はダメなのよ、という雰囲気もありそうな…。
新しい彼とデートで映画「哀愁」を観る場面がある。ヴィヴィアン・リー主演の名作だ。イタリア語の吹替え上映だった。
日本は字幕上映が多いが、外国では、その国の言葉に吹き替えて上映されることが主であるらしい。
上映中、席で2人、ぺらぺらしゃべっていたけど、迷惑にならないのかなあ?と、ちょっと不思議だった。昔は、映画を観るときは、大らかだったのかな? 戦後すぐの時期で、とにかく映画を観られるという平和な娯楽が嬉しかったのかもしれない。
CCといえば、1959年のピエトロ・ジェルミ監督による名作「刑事」で有名になったのではないだろうか。ラストの彼女のシーンは名場面だし、こちらも音楽はカルロ・ルスティケリ。「♪アモーレ、アモーレ、アモーレ、アモレミーオ」という歌詞は、多くの人が聞いたことがあるに違いない名曲だ。
カルロ・ルスティケリの2つの映画音楽の名作に、どちらもCCが出演しているのは面白い。
CCは美人コンテストで優勝したことがきっかけで、映画界に入ったというから、折り紙付きの美女なわけだ。
でも、演技力がなければ、映画界で生きてはいけないのも事実。
「ブーべの恋人」は1963年の作品で、彼女にとっては、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」や、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」などと、ほぼ同時期の映画だ。
しかし、「ブーべの恋人」での彼女の初々しさ、みずみずしさを見ると、もっとキャリアの浅い、初期の頃の作品なのではないかと思わされてしまう。(白黒映画のせいも、少しはあるかもしれないが。)
恐るべし、CCの演技。
ストーリー的には、それほどのことはない。が、有名な女優、有名な音楽に彩られ、純愛映画の古典的名作に昇華した作品である。
映画ファンなら、一度は観て、感想を聞かせてほしい。古臭いと思っても、それはそれでいいから。〔2006・5・24(水)〕


ブーリン家の姉妹☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・10・26(日)〕


フェイシズ☆☆☆人の顔や表情を識別できない「相貌失認」となった女性が、殺人犯に狙われる。
ミラジョヴォが、強い女でなく、ごく普通の女性の役。
犯行現場を目撃した彼女。逃げる際に頭を打ったりしたショックのせいか、昏睡から目覚めたときには「相貌失認」に陥っていた。
相手の顔を覚えられず、次に会うときには、前回と同じ人だったかどうか分からない、というのは怖い。悪意のある人が誰かを装って目の前に現れても、判別できないのだから。
アイデアとして良し。
マリアンヌ・フェイスフルさんが対処法の先生になって、「無我」の境地に達しないとダメよん、と教える。
無我のことを、英訳でなく、ちゃんと「MUGA」って言いました。
顔で識別できないときは、その人の特徴を覚えましょう。私も人の顔を覚えるのが苦手なので、参考に…。でも、特徴なかったら、どうするんだろう?〔2013・9・15(日)〕


フェイズ IV/戦慄!昆虫パニック☆☆★監督は、ソウル・バス! WOWOWのトラウマ映画館で放送された。
…んだけど、そんなにおもしろくはなかった。トラウマにならなかったし。
宇宙の変動のせいで、地球のアリさんが変化して、知能をもちはじめる。
それに気づいた科学者たちが対抗しようとするのだが…という話。
科学者たちったって、2人しかいないけど。そこに避難してきた若い女性ひとりが加わって、人間側は3人。
アリが、いかにも会話しているかのようだったり、ストーリーどおりに演技しているかのように撮影しているのは、なかなかのもの。
映画評論家の添野知生さんによると、現在のエンディングのあとに、人類進化のヴィジョンの映像があったというが、映画会社の意向でカットされたようだ。
残念! 
映画会社が、こういうことするから、あとで「完全版」とか「ディレクターズカット」とかが出てくるのだが、本作には、それはなさそうだ。
一応、書いておくと、ソウル・バスという人は、映画タイトルの革新的なデザイナーで、「黄金の腕」「めまい」「北北西に進路を取れ」などのオープニングタイトルを見れば、そのユニークさに目を引かれるはず。〔2012・7・21(土)〕


フェノミナ/インテグラルハード完全版☆☆☆美少女ジェニファー・コネリーちゃん!
なんてったって、そこが決め手だ!
こないだ見た「ラビリンス/魔王の迷宮」も若かったが、それより2年前。1970年12月生まれだから、このとき13歳かな?
イタリア語の映画なので、吹替なんでしょうか。彼女自身の声じゃない?
なぜかアメリカからイタリアの学校にやってきたジェニファー。(役名も同じ!)
夢遊病のおかげで(?)虫博士のマクレガー教授(ドナルド・プレザンス)と出会う。彼女も虫と仲良し少女なんです。
美少女と虫…。
彼女のきれいな目のアップや、太ももオンパレードのランジェリー風寝間着姿!?
教授、虫が教えてくれるから、犯人の家を見つけておいで、なんて、彼女に無責任なこと言いますね。危ないでしょうに!(笑)
そういう脚本がアルジェントだから、いいんです。(…いいのかよ!?)
チンパンジーの演技が上手い! 「シャドー」でも、犬の演技が目を引いたが、動物の調教が上手なのか、アルジェント。いや、彼じゃなくてスタッフがいいんだろうが。
いきなり、ロック音楽が流れてきて、場違いな感じになったり。
普通の虫はいいんだけど、うじ虫はちょっと嫌だ。
そんな汚い溜池に落っこちて、もがくジェニファー。ああ、なんてこと…
奇形、火災、水難、一転…ラストは、これでもか的な、すし詰め危機。
開巻まもなくの犠牲者が監督の娘、フィオーレ・アルジェントさんだそうで、調べてみたら、ジェニファー・コネリーさんと同い年。
監督は企画段階でフィオーレを主役に考えていた、とウィキペディアにはある。
(「サスペリア・テルザ 最後の魔女」や「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」でも見たアーシア・アルジェントさんはフィオーレさんの異母妹とのこと。アーシアさんの母は、やはりアルジェント作品によく出た女優のダリア・ニコロディさん。…アルジェント一家に詳しくなってしまった。笑)
インテグラルハード版って、何ぞや?と思ったら、完全版でハードなんだね?〔2016・1・23(土)〕


笛吹川☆☆☆★映画検定のために問題集を読んでいたとき、「笛吹川」という映画が、白黒画面に一部分だけ着色している、実験的な映画だと知って、興味を持った。木下監督は、実験的なことをする人なのだ。以前に観た「カルメン故郷に帰る」、「カルメン純情す」にしても、思い返してみれば、そういう感じだった。
オープニングは、合戦のあと、屍(しかばね)が累々(るいるい)と横たわる風景。
しばらく観ていて、着色はどうかというと、川面や空に、赤色や青色が使われたりしている。死体の顔に青色、など。なんとなくシュールというのか、不気味さを、かもしだす。
たまに、スチール(静止画)になるのも実験的。スチールの成果は、あまりないように思うが、面白いことは面白い。
戦国時代、武田家の支配する土地に住む百姓一家が主役。
お屋形様(殿様)の怒りに触れて殺されたり、戦(いくさ)に行って死んでしまったり。
「いくさになんか行くなよ。百姓らしく畑仕事をして長生きしたほうがいいぞ」と、何度も何度も子どもに言い聞かせる。
「いくさに行くなんて、ぼこ(子ども)をひとり、なくしたようなものだ」。
百姓仕事で一生を終えるのがイヤで、いくさに行って手柄を上げ、偉くなろうとする息子。死ぬかもしれないのに、それでも、いくさに行きたいのか。
高峰秀子さんと田村高広が夫婦役。先日観た「張込み」と同じカップリングだ。
高峰さんは、片足が不自由な娘の役。嫁入りしてくるところから始まり、映画の最後には、メイクによって、かなりの年配になるまでを演じ、台詞では「〜ごいす」(〜です)という甲州弁を使っている。
最後には、負けいくさに参加する息子たちの行軍に必死の思いで、ついていく。家に帰ってくるように、という母の思いの切なさ。
無力な者までも、いくさで死んでしまう、無常。
親とお屋形様と、どちらが大切なのか。
こんなことで子どもに死なれたら、親にしてみれば、いったい、なんのために育ててきたのか分からないだろう。
強烈な反戦メッセージを持った作品だ。
原作は、深沢七郎。姥捨山(うばすてやま)をテーマにした「楢山節考」も深沢氏の作品で、木下監督が1958年に、やはり映画化している。
長男役の市川染五郎は、現在の松本幸四郎。(松たか子のお父さん。)〔2006・6・29(木)〕


フォーガットン」☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2005・6・11(土)〕


THE 4TH KIND フォース・カインド☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・12・19(土)〕


フォロウィング☆☆★「メメント」のクリストファー・ノーラン監督の長編第1作。長編といっても71分だ。
やっぱり、というか、「メメント」と似て、仕掛けがややこしい。考えるのがめんどくさいときに観ると、よく分からないかもしれない。
知的で巧妙な罠を味わいたい観客には、おすすめする。かも。〔2003・1・12(日)〕


フォロー・ミー☆☆☆☆やさしい気持ち。やさしい音楽。心があたたかくなる佳編。
「午前十時の映画祭」で観賞。映画館は、MOVIXさいたま。
大昔に一度、たぶんテレビで見た映画で、探偵のトポルが、依頼主の奥さんのミア・ファローのあとをつけて歩く、ということだけは覚えていた。
ファローのあとをフォローする(ついていく)、というわけで、ミア・ファローが主演に選ばれたわけではあるまい。(笑)
ロンドンで働く、ある会計士が、最近出歩くことが多い妻の浮気を疑い、探偵社に頼んで尾行調査をさせることに。
ところが、担当になった男が少し変わっていて…。
ミア・ファローとトポルの「フォロー歩き」(私が勝手に命名した)を見ていて、泣けてしまった。。。。。
音楽の効果もあるけれど、すごく優しいのだ。
言葉は、ひとつもないのに、感情が押し寄せてきて、ふたりを見ていて、にこにこしながらも感激するという…。
相手に気づかれずに、あとを追うのが探偵。そんな概念を破っている意外さも効いている。
お互いの思いやり、お互いを大切に考える。恋愛時代はもちろん、結婚生活に移っても、そういう継続した努力が必要。ですね。
監督は「邪魔者は殺せ」(1947年)、「第三の男」(1949年)などの名匠キャロル・リードで、本作が遺作。最後に、また、素敵な映画を残してくれたものだ。
「アマデウス」(1984年)の、ピーター・シェイファーが脚本。
やさしいメロディ、名曲をつくったのは「野生のエルザ」(1965年)、「冬のライオン」(1968年)などの名作曲家ジョン・バリー。
ミア・ファローは「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)などで有名。
トポルはミュージカル映画「屋根の上のバイオリン弾き」(1971年)に続く作品となる。「屋根の上〜」では、おじいちゃんっぽい役だったが、本作によって、こんなに若いのか!と観客に驚かれたとか。〔2010・11・27(土)〕


ふきげんな過去☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・6・25(土)〕


ふしぎの国のアリス☆☆☆★ここじゃ、みんなが、へんてこなのさ。チシャ猫が言う。
ほんとに変なキャラクターばかり。自分勝手。めちゃくちゃ。
それが面白いんだけど。
大人にとっても面白いのさ。
牡蠣(カキ)の話なんて残酷だ。みんな食われちゃうんだから。童話は残酷です。
オリジナルの声は、アリスがキャスリン・ボーモント、マッドハッター(いかれぼうしや)がエド・ウィン、キャタピラ(毛虫)がリチャード・ヘイドン、チシャ猫がスターリング・ホロウェイ。〔2011・2・11(金)〕


武士道シックスティーン☆☆☆女子が部活でがんばってる映画系って、けっこう好きです!(かわいいし。)   
中学生当時、唯一負けた相手である西荻早苗(北乃きい)がいる高校の剣道部に入部した磯山香織(成海璃子)。
宮本武蔵ばりのストイックに凛々しい香織と、女の子っぽい早苗の好対照が笑える。
香織が、ケーキの食べ放題やプリクラに連れていかれて戸惑いつつも、ちょっと楽しそうなあたりは微笑ましい。
後半はシリアスさが出てきて重くなり、楽しさが減ったけど、(特に)きいちゃんはかわいくて、応援したくなります。
早苗の姉の役は波瑠さん、母親の役は古村比呂さん。〔2015・10・30(金)〕


ふたりにクギづけ☆☆☆20世紀フォックスの撮影所の壁の風景じゃないかと思うが、一瞬、マリリンが映った!
「七年目の浮気」の宣伝写真だったか、ソファーで、相手役のトム・イーウェルと2人、映っているもの。これ、今も撮影所かどこかに、あるのだろうか。
「ゴーストライダー」を観たときに、エヴァ・メンデスさんを気に入って、じゃあ、こんな映画にも出てるよ、と教えてもらった中の1本が本作。
であるからして、載せる画像は主演の、まっと・でいもん、でも、グレッグ・キニアでもない。
そういう不真面目なブログなのだ、我が家は。(笑)
主演の2人は、腰のあたりでくっついている結合双生児。
映画の中では、シャム双生児と言われたら怒ってたね。差別語といえるのだろうなあ。
その結合双生児を主役にする脚本も、かなり勇気のいることだったと思う。
ハンバーガー屋を仕事にしていた2人だが、グレッグ・キニアのほうがハリウッドに行って映画俳優になりたい、と言い出す。
メリル・ストリープとシェールが、本人役で登場。
まっと・でいもんの彼女が中国人で可愛らしい。
お目当てのエヴァちゃんは、やはり女優をめざしている女の子の役で、キニアくんと、いい関係になってたっぽい。
明るく、優しく、さっぱりとした性格の女性を演じていた。好感もてるなあ。
メリル・ストリープが最後のミュージカル・シーンにもゲスト出演。
彼女が歌ってくれるのかと思ったら、そこまでは、なかった。
歌ったのはグレッグ・キニア。上手い。…吹き替えじゃないだろうなあ。
監督は、ファレリー兄弟。彼らの他の作品では「メリーに首ったけ」(1998年)は好きじゃなかった。「愛しのローズマリー」(2001年)は好きだった。
あとは観ていないか、覚えていない。
そういえば「愛しのローズマリー」は、おデブさんな外見でも、それは重要じゃないよ、なんてことも言っているような内容。
この監督、人の外見をテーマにしている部分があるのかも? それとも、そういうのは、この2作だけかな?
「食あたり」のことを“Bad Sushi”と言ってたのが面白いと思った。
わるいスシを食べたら、おなか、こわすよね。てか、食中毒じゃん!〔2007・8・26(日)〕


ふたりの5つの分かれ路☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。日記「或る日の出来事」に書いた文章と、ほとんど同じ。〔2005・8・21(日)〕


PUSH 光と闇の能力者☆☆★おもしろくなさに困った。   
いや、困らなくてもいいのだが。いろいろな超能力戦があっても、つまらないのです。
15歳くらいのダコタんを見られるのが、うれしい。それしかないか。
クリス・エヴァンスは、ファンタスティック・フォーとキャプテン・アメリカの中間時期。あいかわらず、超人SFやってるんですね。〔2015・10・18(日)〕


フットルース 夢に向かって☆☆☆「フットルース」に副題がついたのかと思ったら、リメイクだった。
でも、オリジナルのストーリーを覚えてなかったので、こういう話だったのか!と思いながら見た。(オリジナルストーリーを変えていなければ、だが。)
劇場未公開。
けっこう、暗い話。
音楽とダンスで、楽しい始まりかとウキウキしてたら、すぐに一転…。
町は夜遊び禁止、不適切な(?)音楽、ダンスも禁止になる。
そういうのって、無理やり禁じてもダメでしょ。止めることはできない。
主人公は署名を集めて、ダンス禁止令をなくそうとする。
聖書から「踊る」記述を抜き出して、ほら、聖書も踊ることを禁じてはいないんだ、と演説するのが面白い。
音楽は「フットルース」が、やはり抜きんでて素晴らしく気分が上がる。でも、そのほかは全然、印象に残らず。
それほど「ミュージカル」じゃなかったね。出演者はダンスはしても歌わないし。
「ロック・オブ・エイジズ」のジュリアン・ハフが出ているが、歌わないから、いまひとつ残念。
主人公の友人が、ダンスができなかったけれど練習の結果、最後にはメチャクチャ上手になる、というのは楽しい。〔2013・9・22(日)〕


不眠症:インソムニア[オリジナル版]☆☆☆
アル・パチーノの「インソムニア」のオリジナルのノルウェー映画。話は、かなり同じふうだった(当然か?)。
アル・パチーノの演技と比べると、こちらは何とも普通。逆にいえば、パチーノがすごく演技しまくってるというのが分かるかも。
ラストは、こっちのほうがいいなあ。ハリウッドリメイク版は、やっぱりそうなるのか、と思ってしまうから。〔2003・10・11(土)〕


譜めくりの女☆☆★少女時代にピアノの試験に落ちた「逆恨み」を、大人になってから晴らす?
いろんなところが、あいまいで、たくさん想像が必要。それがいいのか悪いのかは、見る人による。
私は、昔の恨みにかかわる話だと分かっていて見たのだが、もし何も知らなかったら、娘が子守りとして入り込んだ家の奥さんが、昔の憎い相手だと気づいただろうか、と考えた。
私は人の顔、覚えないからなー。でも、気づかないまま見終わったら、意味ないよね。みんな、気づくんだろうなあ。
演奏仲間の女性が奥さんに言う。
「あの娘があなたを見る目を?」
当然ながら、私は「憎しみのこもった目」とか言うのだと思ったら! 一拍おいて、
「恋人みたい」
ええっ! そうなの? この演奏仲間の人も、だまされてるのか? それともホントに好きなわけ? と混乱させる。このへんは上手な脚本。
その後の娘の行動は、ストレートではなく、変化球の連投だ。
あまり表情に出さないのも謎っぽい。
娘の小さなビキニ水着のプリプリ具合と、更衣室の隙間からの乳首ヌード、ふたつのチョイ見せ具合は120点!(笑)
どちらも奥さんが見ている場面で、これらは娘が自分の魅力に奥さんを恋焦がせるための誘いのようなのだ。
娘デボラ・フランソワの何をやらかすのか分からない雰囲気と、奥さんカトリーヌ・フロのうまさは文句なしだが…。
そんなに凝(こ)って、うまくいくものか? と言ってしまえば、元も子もないけれど。
また、「あんなこと」だけで、ピアノが極端に下手になるのも、現実的とは思えないしなあ。そこまで繊細? っていうか繊細すぎない?
そうした場面が娘と奥さんの場合の2回あって、それがピアノの失敗という「同じ形」なのに意味があるのは分かるのだが。
出来すぎた話なのも映画だから、とはいえ、どうも、しっくりこなかった。〔2009・10・25(日)〕


不滅の名優 マルチェロ・マストロヤンニ☆☆★遺作となった映画の撮影中にインタビューしたもの。亡くなる数ヵ月前。
最初に、いろいろなものを口に出して回想するが、マリリン・モンローの名前も出てきた。彼はマリリンのことを、映画スターとして好きだったのだろうか。
俳優の仕事なんて遊びみたいなもの、苦しくなんかない、とか、役柄に距離感を持って客観的に演じている、などの話が面白い。
人生は、あっという間だ、という締めの言葉が、この後すぐに亡くなったこともあって、しんみりしてしまう。〔2004・7・3(土)〕


フューリー☆☆☆★ブライアン・デ・パルマ、若き日の(?)監督作品!
デ・パルマの、この頃の作品を挙げると、「悪魔のシスター」(1973年)、 「ファントム・オブ・パラダイス」(1974年)、「愛のメモリー」(1976年) 、「キャリー」(1976年)、「フューリー」(1978年)、「悪夢のファミリー」(1980年)、「殺しのドレス」(1980年)、「ミッドナイトクロス」(1981年)とくる。
ヒッチコック的と言われた、デ・パルマのサスペンス・ホラー黄金時代。いつも言うが、この頃の彼の映画が、最近のものよりも、どうしても好きなのだった。
この「フューリー」を見るのは4回目だったのに、ほとんど覚えていなかったので、まるで初めてのように面白く見た。映画や本の内容を覚えないというのは不幸なのか馬鹿なのか、しかし、2回目以降を楽しむときに得なのかもしれない!(笑)
「キャリー」で印象的だったエイミー・アーヴィングを主演にもってきて、周囲にカーク・ダグラス、ジョン・カサヴェテスというベテラン男優を配した。
「キャリー」同様、サイキック(超能力者)を取り上げ、そのパワーが発揮されるときの超常現象が見せ場のひとつ。
サイキックである息子をジョン・カサヴェテスに奪われたカーク・ダグラスが、カサヴェテスに命を狙われながらも息子の行方を追う。
ダグラスの逃走劇がユーモアまじり。ホテルからパンツ一丁で逃げ出したために他人の家で服をいただくのだが、夫婦は縛り上げても、おばあちゃんとは仲良くなったり。買ったばかりの車をダグラスにオシャカにされた持ち主の反応が、かわいそうだけど笑えてしまったり。
エイミー・アーヴィングが施設から脱走する場面は、デ・パルマ流のスローモーションで魅せる!
ここからは、悲劇と血みどろの戦慄が続き、すべての無念や鬱憤(うっぷん)が爆発し浄化するカタルシスのラストへと、なだれ込む。
少し時代を感じさせるような音のこもりかたや、全体に決して洗練されているとはいえない映像。
今の映画技術からすれば、見かけは、たいしたことはなくて古いと言われるかもしれない。
でも、私は、昔のデ・パルマ印のサスペンス・ホラーは大好物なのだ。〔2009.8.29(土)〕


フライト☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・3・9(土)〕


フライトナイト/恐怖の夜☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・1・15(日)〕


フライトプラン☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。日記「或る日の出来事」に書いた文章に、ネタばれページを加えています。


プライべート・ライアン☆☆☆☆戦闘シーンの迫力はすごいが、ヒューマニズムあふれるドラマにも素直に泣こう。仲間が1人死んだら、そのかわりに2人、いや、それ以上、10人の命が助かったと思うことにする、という台詞をラストシーンで思い出した。〔2002・2・10(日)〕


ブラインド 視線のエロス☆☆なんか、おもしろくなかったなー。
エロに惹かれて失敗したか。’笑
妄想するお話。劇場未公開。WOWOWの解説を、ただそのまま挙げとく。
失明して以来、すっかりアパートの部屋に引きこもるようになった若き人妻。彼女が自分の周囲で進行する出来事をさまざまに思い描くさまを、ノルウェーの新鋭E・ヴォーグツ監督が、現実と空想の境界線を取り払った独創的なスタイルで刺激満点に描写。ノルウェーのアカデミー賞にあたる第30回アマンダ賞で、監督、主演女優賞など4部門に輝いたのをはじめ、ベルリンやサンダンスなど、各国の映画祭でも多くの賞に輝いた。
星2つは「映画感想(私にとっての難あり映画)」のカテゴリーに入るけど、難あり映画にするほど嫌でもない。〔2015・7・13(月)〕


ブラインドネス☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・11・22(土)〕


ブラウン・バニー☆ひどくつまらない映画&最後にエロい場面があるよ、という話を、いくつか聞いていて、いつかは試しに観てやろうと思っていた。
ホンダのオートバイでレースをしている男(ヴィンセント・ギャロ)。
知り合ったばかりの男の車に乗ってくる女。
と思ったら、女をすっぽかして去る男。
道すがら見かけた、さびしげな女と抱きしめ合い慰めあってから別れる男。
立ちんぼの女に声をかけて車に乗せるが、何もせず、やがて女を降ろす…。
あとは、車で走る風景に、音楽をのせて…という、いわゆるロードムービー(?)の形。
車から見た風景が流れていく画面は、そう悪くはなく、退屈は退屈だったが、予想したほどではなかった。
この男、満たされないのか、つながりを持とうとしても出来ないのか、見ていて分からない。
なんだろう、これは? と思いつつ観ていたが、最後の最後になって、ああ、なるほど、そういうことか、と理解した。
ラスト10分になって、昔の恋人役のクロエ・セヴィニーとのシーン。
クロエがギャロのモノを口で愛撫するのだ。
日本での上映だから、画面には当然ボカシが入っている。だから、はっきりは分からないが、マジでやっているように見える。
クロエ・セヴィニーさんは映画女優だよ。ポルノ女優じゃないんだよ。そこまでするか。させるか。というのが、まず感じたことだった。
DVDの音声解説でギャロが語っていたのは、「親密さが複雑さを増すことを示すためのセクシャルシーン」。そりゃ何ですか?
インパクトが出る、感情が増幅する、のだそうです。自分もナーバスだった、怖かった、そうです。
「その他のシーンの中で起こることを際立たせるために」。それは分からないこともない。
ただし、はっきりと見せることはないでしょう。それではポルノだ。
それ自体は嫌いじゃないよ、正直に言って。ポルノなら、いい。でも、これは映画なのだ。
そうすることで関心は、そのシーンに集中してしまう。それでいいんですか?
話題を作ってヒットさせる。そういう下心があったと思われても仕方がない。
ギャロのモノは本物ではなかった、という話も、嘘か本当か、聞いたことがあるが、そうだとしても、本物と見せかけているわけだから、感心はしない。
一流の監督ならば、直接その場面を見せなくても、立派に感動的な作品を作れるはず。
きついことを言えば、映画芸術を馬鹿にしている行為といってもいい。
ギャロという男、いつだったか、精子を売り出したというニュースを聞いたこともある。
根本的に、そういうエロ事で話題をまくのが好きなのだろう、きっと。
日本が製作のための金をかなり出したらしいが、もったいない。このナルシスト男の、どこが受けるわけ?
…書いていて、書く前よりも腹が立ってきたが(笑)、映画全体で描きたかった寂しさ、悲しさ、は、いい線いってると思うので、惜しいことである。〔2007・4・21(土)〕


フラガール☆☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。日記「或る日の出来事」に書いた文章と同じ。〔2006・10・8(日)〕


ブラザーズ・グリム☆☆☆さて、「ローズ・イン・タイドランド」でブッ飛ばしたテリー・ギリアム監督の、その前の作品をチェックしてみた。
ナンセンスなところは面白かったが、そのほかは、「ローズ・イン・タイドランド」を観た結果としてギリアム監督に期待したほどには、たいしたことはなく、普通っぽい。
ナンセンスなところとは…たとえば、男の子かと思ったら女の子だったり。
魔物退治をしてみせますと誓う、まっと・でいもんの言葉のバックに感動的な音楽が流れて盛り上がったと思ったら、いきなり何もなかったかのようにセリフと音楽が終わったり。
縁起が悪いと1人がツバを吐くと、まわりの皆がペッぺッとしまくったり。
ここの水は飲めないんだと言うと、向こうで水を飲んでいたヤツらが水をオエーッと吐き出していたり。
話と関係ない、後ろのほうで、なんだか拷問が行なわれていたり。
そういう、ちょっとしたところが可笑しいわけですね。
魔物退治(実はインチキ)によって有名になっていたグリム兄弟が、本物の魔女を相手にするはめになる話で、赤ずきん、へンゼルとグレーテル、シンデレラのガラスの靴ふうのもの、スリーピング・ビューティー、鏡の魔女などが、ちょこちょこ、と出てくる。
出てきた中では、泥人形(正式には何ていうのか知らない)が面白かった。ちょっと可愛い不気味で。
魔女はモニカ・ベルッチが扮するのだが、ゲスト出演のように出番は少ない。ヒロインは、画像にも載せた、地元民で森の道案内をする女性(レナ・へディ)である。彼女がベルッチよりも注目されるべきだ。
まっと・でいもんは悪くなかったが、弟役のヒース・レジャーのほうがいい。「ブロークバック・マウンテン」のときと同一人物に見えないのは、眼鏡やヒゲのせいなのか。顔が違うわけではあるまいが…。
エンドタイトルで、MGMマークのライオンが、狼の遠吠えを発していたのには笑った。いいギャグだね!
レンタルDVDで、はじめに予告編がたくさん入っていて、飛ばして見ることができない設定になっているのは腹が立つが(私は早送りする)、今回ギリアム監督の映画ということで、「ローズ・イン・タイドランド」の予告編があったのには感激!
しかも、主演のジョデルちゃんのナレーションなのだ!
「恋の手ほどき」(1958年)のモーリス・シュバリエの歌“Thank Heaven for Little Girls”がバックに流れたのが面白い。映画では使っていなかったけど。“little girl(少女)”という歌詞が、雰囲気に合っている。
3回くらい繰り返して見ちゃったよ。「ブラザーズ・グリム」よりも、この予告編のほうが、よっぽど楽しく嬉しかったりして。〔2006・7・22(土)〕


プラダを着た悪魔☆☆☆★テンポがよくて楽しめた。こういう映画はテンポが命!?
「プリティ・ウーマン」と似たタイプの映画かな…?
アン・ハサウェイが入社するのが、ファッション雑誌社。ところが、ここの女ボスであるメリル・ストリープが、ものすごく厳しい上司。
1年がまんすれば、他のどこの会社でも受け入れてもらえると、がんばるアンちゃん。
うまくいかなくても、まずは服装から決めよう! 見違えたアンちゃんに同僚の目はパチクリ。こんなところも観ていて爽快ですね。
ストリープさん、ファッション業界を牛耳る偉い人かもしれないが、バッグとコートをアシスタントの机にドーンと投げ出すのは、どうなのよ?
そういうところでモノを大事にしないのは、ファッションを語る資格はないでしょう。仕事ができるとしても。
バリバリのキャリアウーマンの彼女が、疲れた素顔を見せる場面は、しんみり。さすが名女優ストさんです。
部下にスターバックスを買ってこさせるストさん。やっぱりスタバって、イケてるシンボルっぽいなあ。ステイタス。
スタバ関係者にとっても、うれしい映画ですよね。
彼女が仕事で忙しくて、彼氏との付き合いが、ないがしろになりがちになる…映画で、たまに見るパターン。
私だったら、どう彼女に対応するだろうかと、いつも考える。わかってあげたいけれど、実際はどうなるのかなあ、と。
アンちゃんの先輩を演じたエミリー・ブラントもナイス!
ラストは、ちょっと意外だった。そうしますか、アンちゃん。それは個人の選択だから、それでいいんだけど。
しかし、目がでかいよ、アンちゃん。〔2008・1・19(土)〕


ブラック・サンデー☆☆☆☆先日亡くなったジョン・フランケンハイマー監督のサスペンスあふれる傑作。惜しいのは、テロ計画の最後に強引な点があることだと思う。内容が問題になって、劇場公開中止になったことでも記憶に残る映画。〔2002・8・4(日)〕

☆☆☆☆TOHOシネマズ府中にて。
映画として見れば、とても面白い。
原作がトマス・ハリス、脚本にアーネスト・レーマンが加わり、撮影がジョン・A・アロンゾ、音楽はジョン・ウィリアムズだ。一流。
ジョン・フランケンハイマー監督は、その名のとおり(?)、がっちり骨太な作品を作る、硬派なイメージ。
この映画、試写会まで行われたのだが、上映中止になった、いわくつきの作品。
ビデオやテレビ放送はあったが、「午前十時の映画祭」で、初のスクリーン上映となった。
そんな話題性ゆえか、初日のスクリーン入り口では、フジテレビの軽部アナがインタビューをしていた!
映画は、やはり、迫力あり。しっかり、しっかりと物語を描いていく。
破壊効果のテストのために、偶然その場にいた人間を実験台にしてしまう、ブルース・ダーンの偏執じみた狂気も怖い。
マルト・ケラー、ロバート・ショーの熱演も素晴らしい。(復讐を決意したロバート・ショーも怖い。)
上映後、拍手が起きた。映画の面白さに加えて、約34年かけて、やっと映画館で観られた、その感謝の意味もある拍手だった。〔2010・2・5(土)〕


ブラック・スネーク・モーン☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・9・8(土)〕


ブラック・スワン☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2011・5・22(日)〕


ブラック・ダリア☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。日記「或る日の出来事」に書いた文章と同じ。〔2006・10・21(土)〕


ブラックブック☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。日記「或る日の出来事」に書いた文章と同じ。〔2007・3・24(土)〕


ブラックホーク・ダウン☆☆☆★ソマリアの内戦に干渉する国連。そしてアメリカ。敵地に侵入して将軍側近を拉致する計画が、ヘリコプターのブラックホークが撃墜されて、絶望的な市街戦に突入する。拉致計画が始まってから2時間あまりの間、止むことがない戦闘の映像。圧倒的。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・3・30(土)〕

☆☆☆★映画館で観て以来、2回目。敵の渦中での市街戦の迫力はすごい。
アメリカのヘリコプター、ブラックホークが被弾して落ちる(ダウン)のを報告したときの言葉が「ブラックホーク・ダウン」だ。
最近もイラクでブラックホークが撃墜されているし、アメリカって、同じようなことをしているように思える。〔2003・11・24(月)〕


ブラッドシンプル/ザ・スリラー☆☆☆☆コーエン兄弟の1984年のデビュー作を、本人たちが再編集した1999年作。
コーエン兄弟の映画には常連の、フランシス・マクドーマンド、やっぱり、いい女優さんです。普通にその辺にいそうな感じの、生々しい存在感が抜群。
夫役のダン・ヘダヤ。最近では「マルホランド・ドライブ」のプロデューサー役で出番は少ないが印象を残した人だが、ここでも、なんともいえない怪演を見せる。
探偵のM.エメット・ウォルシュもいい。欲の皮の突っ張った、あさましい人間だ。
勘違いが組み合わさって、とんでもないことになっていく話の上手さ。おかしさ。もし、ヒッチコックが監督してみたら、どんなふうになっただろうかと、ふと考えた。
雰囲気のある、オープニングの車内の会話。限られた銃弾の数が生むサスペンス。投げ込まれる新聞。銃弾で開いた穴から漏れる光。悪意は身を滅ぼすのか。
蛇足だが、「月桂冠」のダンボール箱が登場していたのには驚いた!〔2003・9・13(土)〕


ブラッド・ダイヤモンド☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・6・8(金)〕


プラネット・テラー in グラインドハウス☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・9・22(土)〕


ブランカニエベス☆☆☆★白雪姫っていう意味か〜。
ブランカニエベスとは何なのか、そういえば、ブランは「白」か、フランス語では。スペイン語だとブランカなのね。
白黒サイレント映画なので、「アーティスト」とかいう、おしゃれっぽいのが鼻につく作品のマネかと思ったが、そうでもなさそうで、おもしろく拝見。
カルメンと白雪姫をまぜたような話。
継母が美人だが性格最悪。「アーティスト」にも出ていたベレニス・ベジョさんかと、なぜか考えたけど、違いましたね。同じような体裁の映画だから、なおさら似ている女優さんのように感じたのかも。
ヒロインの子ども時代の子が、かわいい。
ニワトリが友だち。…ニワトリって何年生きるんだろう。
白雪姫とくれば、毒リンゴ。
見せ物になったヒロインの境遇が、なんとも悲しく…。〔2016・11・20(火)〕


フランキー&アリス☆☆☆多重人格もの。
ハル・ベリーさんが、がんばっているものの、こういうのは見慣れたふうでもあって。
昔でいえば、ジキルとハイドとか。
演じるほうは、やりがいがあって気合いも入るのだろうと思う。
でも、ただ多重人格で、そのわけは…ということだと、見るほうは、それほど、のめり込まないのではないかな〜。
ストリッパーのダンスもやります!〔2015・8・28(金)〕


フランス式十戒☆☆★ジュリアン・デュヴィヴィエ監督による、人間を皮肉混じりに描くオムニバス。この、ちょっとした皮肉がフランス的なのだろうなあ。
フランソワーズ・アルヌールやミシュリーヌ・プレール、マドレーヌ・ロバンソン(ジェラール・フィリップの「美しき小さな浜辺」が印象的だった)、そして「8人の女たち」で健在ぶりを見せていたダニエル・ダリューも綺麗。
男優陣もアラン・ドロン、シャルル・アズナブール、フェルナンデル、リノ・ヴァンチュラ、ルイ・ド・フュネスなど豪華だ。〔2003・11・1(土)〕


フリーダ☆☆☆★メキシコの女流画家フリーダ・カーロの伝記映画。若いときに遭った事故の後遺症に苦しみながら、ポジティブに自分の道を生きていく姿は感動的。
サルマ・ハエックが製作も兼ね、長く演じることを望んでいた役を熱演する。
眉毛がつながるほどに濃い。いかにも情熱的な人に見える。
夫のディエゴを演じるのが、アルフレッド・モリーナ。彼のことは「スパイダーマン2」で見たばかりなので、そのイメージが多少つきまとう。
監督はジュリー・テイモア。「タイタス」で独創的なスタイルを見せてくれたが、今作でも、劇中でアニメ、コラージュといった面白い絵を見せる。
事故場面での金箔が降りかかり、アメリカではモリーナが「キングコング」になったりと、イメージの奔放さは健在。アメリカのシーンではバックにスイング風な音楽が流れる。この時代はスイングなんだな、やっぱり。
フリーダのことは全然知らなかったが、トロツキーと関係があったと知って驚いた。ちなみにトロツキーを演じたのがジェフリー・ラッシュとは気づかなかった!
アシュレイ・ジャッドやアントニオ・バンデラスが出ていたのも、観ていたときは気づかなかったよ!
エリオット・ゴールデンサルの音楽もいい。存分にメキシコを感じさせるし、情熱的でドラマティック。彼はこの映画でアカデミー賞を取っている。
ラストは泣けた。やはりユニークな絵で終わるのだが、悲しいけれど、爽やかな満足も喜びもある。フリーダのポジティブな生き方が染みる。〔2004・10・10(日)〕


フリーダム・ライターズ☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・7・29(日)〕


ブリジット・ジョーンズの日記☆☆☆いまが旬のレニー・ゼルウィガー主演。まあ、イギリスのオフィスガールも、こんなもんなのかって感じ?
ヒュー・グラントの鼻持ちならないプレイボーイぶりは、ぴったりこ。最初から、こんなヤツの罠を見破ることができたら、女の子はみんなハッピーになるだろうに。
ブリジットの父親が、ジム・ブロードベントじゃないの! 相変わらずいい味です。
わざわざ太って頑張ったレニー。庶民的な顔立ちで親しみやすいのを、うまく武器にしてる。
「ありのままの君が好きだ」って日本で言ったら、キザになるよなー。〔2003・4・5(土)〕


ブルージャスミン☆☆☆★わりと笑えるのと、サリー・ホーキンスさんがいいのと。   
セレブから転落する女、ケイト・ブランシェット。
言うまでもなく、上手いです。セレブも似合うから、役にピッタリ。
ウソついて婚約しても、ばれるのは当然…でも、やっちゃうんだねえ。
ネットでインテリアコーディネーターの資格を取るために、まずパソコンを勉強する、なんてのも笑えて、いいのだ。
パソコンが必要ない方法でインテリアコーディネーターの資格を取ればいいのにねえ。〔2015・2・22(日)〕


ブルース・オールマイティ☆☆☆ジム・キャリーが神様の力を得たらどうなるか。何をするかと思えば…。そういう映画です。
彼はテレビ局のリポーター。アンカーマン(ニュース番組のメインキャスター)が夢なのに、ライバルに先を越されて、かんしゃくを起こす。
ナイアガラからのリポート(というだけでマリリンを思う私は、素晴らしいマリリンファンだ)で、キレ切れキャリー。
「タイタニック」のラストで海に浮かぶ2人をギャグネタに。体型ふくよかなケイト・ウィンスレットを茶化す。あれは、日米共通の認識だったんだね! しかし、この後「エターナル・サンシャイン」で彼女と共演することになるキャリー。エライこと言っちまったなあと反省して…ないよね。単なる脚本だし。(^_^;)
神様がモーガン・フリーマン。神様の役って、合ってるのか。まあ、誠実そうだし。ユーモア・センスもあるし。でも、考えてみれば、誰が演ってもいいのかも…。
彼女役のジェニファー・アニストンはテレビシリーズ「フレンズ」で人気が出た女優。可愛いよね。
ジム・キャリーが神の力をゲットして、いたずらするところのノリは、ちょっと「マスク」を思わせる。
終わり方は好みだし、可もなく不可もなく程よく楽しめた。
テレビニュースで、日本のキタモト市をツナミが襲った、なんていう、ヘンな映像が流されていたぞ。(・・;)
監督のトム・シャドヤックはジム・キャリーとは縁が深く、キャリーが初主演した「エース・ベンチュラ」(1994年)と、「ライアー・ライアー」(1997年)でも監督を務めている。
また、キャリーのライバル役のスティーブン・カレルは、真面目な顔して、おかしな芝居も見せたが、ニコール・キッドマンの新作「奥様は魔女」に出演しているというから覚えておこう。〔2005・5・27(金)〕


ブルーバレンタイン☆☆☆きれいな女は悪女だ。周りがチヤホヤするから(そうなっていく)。
とかなんとか、ディーン(ライアン・ゴズリング)が言っておりましたが。
あるカップルの終焉をリアルに描いた、痛い映画。
もちろん、今度マリリン・モンローさんを演じるミシェル・ウィリアムズさん主演だから見たわけです。
彼女が演じるシンディとディーン夫婦の「出会いから結婚」と「現在」を並べて見せる。
最初は見ていて、出会いの頃のディーンは、今のディーンと別の男かと思っていた。そのくらい、メイクで年齢差をつくっているのだ。
はじめのほうは、ラフな編集というのか、カメラはパッパとカットが切り替わるし、乗り切れなかったが、だんだんとドラマに入り込んだ。
即ナンパするのがゴズリングに似合ったキャラ、という感じ。(けなしているのではない。)
そもそも、こういう男にほれるのが間違ってませんか。バイトだし、ウクレレ弾きながら彼女と会話したり。(偏見です。)
でも、まあそれは結果論で、愛は続くのか、正しい相手なのか、なんてことは、本当は、やってみなきゃわからないことだとも思うが。
男のほうが悪いとしか思えない話で、映画のなかでディーンの一番ダメだった言葉は「鍵を閉めろと何度も言っただろ」じゃないかなあ。
思いやりが欠けているのが分かる。
夫婦関係のあり方、永遠の命題ですね。
主演ふたりは熱演。
ミシェル、すごいね。演技派俳優なら、やってみたいような役なのかな?
シンディがクルマに乗っているときに、パット・ベネターの「ウィ・ビロング」が流れたのは、うれしかった!
パット・ベネター、好き。〔2012・3・10(土)〕


プルーフ・オブ・ライフ☆☆☆主演はラッセル・クロウ。メグ・ライアンは活躍しないから助演みたいな感じ。つまらない、という噂も聞いていたが、まあまあ観られたじゃないか。〔2002・8・31(日)〕


ふるさと物語☆☆☆マリリンの未公開作品。マリリンは、新聞社の秘書役で、名前はアイリス・マーティン。
ある記者が、何かというと彼女に声をかけて、ちょっかいを出すので、彼へのマリリンの対応は、低い声で、つんと冷たく、あしらう感じ。
彼女は一言いうたびに、いちいち相手の名前「ミスター・ハスキンス」を語尾にくっつける。記者は、その冷たい態度に「ミスター・ハスキンスは、やめてくれ」というのだが。
マリリンの事務的対処がクールで、よろしい。(笑)
この場面の字幕が、ハスキンスだったりハンスキンだったりするのが、なんとも、おちゃめなDVDだ。
マリリンの登場は、この場面がいちばん長くて、あとは5シーンほど、ちらちらと出てきたくらいか。
だけど、向こうのほうへ歩いて行く姿が映るところは、しっかりとモンローウォークの原型を目撃できるぞ! この頃、彼女は歩き方を意識していたのかどうか? 監督は意識していたのかどうか?
ハスキンス記者を演じたアラン・へイル Jr.が楽しくて面白い役。
お友達ブログの、虎の意地っぱり〜何がなんでもタイガース様によると、この映画、ゼネラル・モータースの会社宣伝用だったという話。やたらブルドーザーが仕事をする描写が長いなあと思ったが、そういう理由なのだろうか。
一応、MGMという、立派な映画会社が作っているのだが。
監督が脚本、製作も兼ねている。
お話のテーマは、自分の勝手な思い込みで他人を疑ってはいけないよ、ということでもある、としておきましょう。マリリンが出ているので0.5点追加。〔2005.7.23(土)〕


☆☆☆マリリンちょい役物語。
彼女はアイリス・マーティンという名前の、新聞社の秘書役です。
感想は、前回の記事でいいでしょう。
1時間ほど時間が空いて、マリリンの映画を見よう、とすると「レディース・オブ・ザ・コーラス」か、これになる。「レディース〜」は主演格で、こちらは端役で、大違いなんだけど…。〔2013・5・19(日)〕


ブルックリン☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・7・24(日)〕


ブレイクアウト☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・7・8(日)〕


ブレイブ ワン☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・10・28(日)〕


ブレードランナー最終版 ディレクターズカット☆☆☆☆★ラストは音楽にのせてクレジットが出ていたが、私が劇場で観たオリジナルは、カメラが景色をずうっと追って走っていた気がする。
連想ゲームをやってみる。強力ワカモト。2つでじゅうぶんですよ、分かってくださいよ。変な漢字や日本語の電飾。雨。ときおり聞こえる奇妙な日本語。雑然とした未来都市。タイレル社。レプリカント。デッカード。レイチェル。アンドロイドは電気羊の夢を見るか。折り紙。ヴァンゲリス。ロイ。ルトガー・ハウアー。鳩。真っ白に燃え尽きる、まるで、あしたのジョーのような。〔2001・6・7(木)〕


プレステージ☆☆☆★クリストファー・ノーラン監督の映画は、じっとり、って感じがする。
最近、劇場公開された「ダークナイト」と、見る順番が逆になってしまったが、彼の作品は、どこか、ねっとりじっとりしているなあと思うのだ。話が暗めで、ストーリー重視で重いせいかな?
プレステージ(Prestige) とは、この映画では「偉業」のことだった。マジックのステージ(舞台)に関することかと思ってたよ。
見始めたら、クリスチャン・ベイルにマイケル・ケイン、ノーラン版「バットマン」のコンビじゃないですか。やはり、お気に入り俳優ってことか…。
ケインはオープニングの語りから、しっかりと映画をリードしていく。もう、そのベテランの安定感は押しも押されもしない。
ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルは、マイケル・ケイン演じるマジシャンの弟子だったが、ある事故のあと、お互いに遺恨をもち、憎しみあい、邪魔をしあうようなライバルマジシャン同士になる。
この復讐合戦がメインの話。
マジックのタネは、分かってしまうと、なーんだ、というものが多いが、小鳥を使ったマジックのタネは私には衝撃的だった。しかし、それがその後の大きな伏線のようにもなっているのが、分かってみると、すごい。
ベイルの、うさんくさい感じ、あの事故はお前のせいなのに、なんで「分からない」なんていうんだ!と見ているこちらも腹を立てるが、それにもワケがあったと解釈できる。
その秘密が周囲の人たちに分からないものなのかは、実際は私には疑問なのだが…。(そういう体験を目の当たりにしたことがないので、何ともいえないけれど。)
女優陣はスカーレット・ヨハンソンがマジックのアシスタントで、けっこう、ちょい役。映画は、彼女を深く描くまでには至らない。
スカ子よりも印象的だったのは、べイルの妻になるレベッカ・ホール。でも、かわいそうでした。
それにもまして、ほんの数分の出演でも可愛かったなーと、もっと印象にあるのが、パイパー・ぺラーボ。ケインのマジックのアシスタントで、ジャックマンの妻の役。彼女の映画は他に見ていないはずだけど、そのうち見てみたいぞ。
ニコラ・テスラという人物が出てくるが、この人は実在。エジソンの直流電流に対して、交流電流システムを生んだらしい。火花バチバチの実験はビジュアル的にSFチックで面白い。
テスラを演じたのが、なんと、デヴィッド・ボウイ! 見ている最中は、まったく分からなかった。だって、こんなオジさんになって…。
ちなみに、今読んでいる「コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチをいかが」(洋泉社)の中で著者の滝本誠さんは、この映画の当初の邦題だった「イリュージョンVS」について、『…イリュージョンVSイリュージョンがマジック世界であるはずだ。しかし、イリュージョンではないマジック、SF領域のマジックが存在すれば? というのが邦題のVSの意味なのだ。』と言っている。
本来はタネがあって不思議なものではないマジックに、SFが融合したらどうなのか。この点において、この映画の評価が分かれているようだが…私は、まったくOK。
映画のマジックというものは、説明できないものに魅惑され翻弄され、だまされるものであってもいい。
ただ、それにふさわしい映画かどうかを感じて判断するのは、それぞれの観客ではあるが。
ラストの瞬間のカットも、じつに楽しい。〔2008・11・15(土)〕


フレディのワイセツな関係★去年のラジー賞で作品・監督(トム・グリーン)・主演男優(トム・グリーン)・脚本・カップル(トム・グリーンと彼が虐待した動物たち)の各最悪賞を受賞したもの。下品、愚劣、エログロ、幼稚でバカそのものの笑えないギャグ。期待にそむかない最悪映画。
トム・グリーンはドリュー・バリモアの元夫(5カ月くらいで別れた。実際にもトムがそうとうなアホだったのかもしれない。この映画を観れば想像がつく)で、この映画にはドリューも出演していて、最後のオマケ映像では、あつーいキスもしている。
原題は“Freddy Got Fingered”で、フレディが(指で)いたずらされた、という意味らしい。フレディは、トムが演じるゴードの弟だ。主人公じゃない人間がタイトルにされるというのも、ヘンだ。〔2003・4・5(土)〕


ブロークバック・マウンテン☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・4・1(土)〕


フローズン・タイム☆☆☆なんだかヌードがあるっぽいので見てみた。(正直である。)
予想に反して、コミカルなところがある映画だった。
彼女にフラれて不眠症になった(何日も一睡もできないなんて有り得ないと思うが)男が、時間を有効に使おうと、スーパーの夜勤を始める。
そこで時を止めて、スーパーの女性客のヌードを絵に描くのが、本作の見どころというか、売り? 男の秘めたる願望!?
ブログに載せた画像、この映画の紹介で、よく使われているが、彼女はヒロインでもなんでもなくて、このシーンにしか出てこない(はず)。
彼はレジ係の女の子を好きになる。
スーパーの店長も同僚も変なヤツらばかりで、ありがちなコメディー化していくストーリーではある。
映像的に面白い部分も。
電話を終えて、部屋に戻ってベッドに横になるシーン。映像処理で、まず人間を正面に向かせ、ベッドのほうが後ろから近づいてきて、そこに人間が寝る、というふうな映像。つまり人間が動作していない。(この説明で分かります?)
時が止まったときの映像は、人間が動かずにいる場合と、静止映像を背景にする場合とがあったように見えた。
動かないでいる演技って、大変だっただろうなあ…見ていて、ちょっと動くのが分かったりして。
ファッションフォトグラファー出身の監督ということで、映像で見せてくれる映画。
ラストの雪の街も、きれいだったね。
魅力的な俳優は、いなかったな…。〔2008・12・20(土)〕


ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・11・2(日)〕


フロスト×ニクソン☆☆☆★ウォーターゲート事件により退陣したニクソン元大統領に、インタビューを試みるテレビの司会者フロスト。フロストにとっては、ニクソンから真実の言葉を言わせたいということよりも、フロスト自身の名声を上げたい思いのほうが大きかったのではないか。
イギリス出身の彼が、アメリカという大きな舞台で活躍したい気持ちは、彼の言葉に表れていた。
以下ネタばれ気味に。
3回に分けて行われたインタビュー、初めのうちは百戦錬磨のニクソンに翻弄されて、いいところがなかったフロスト。
ある夜、ニクソンがフロストに電話をかけてくる。そのあとフロストは、資料を懸命に調べ出すのだ。
このターニングポイントは何なのだろう。ニクソンは、なぜ電話をかけたのか。そのことがフロストに火をつけたなら、ニクソンにとっては余計なことをしたものだ、ということになる。
電話をしてまで徹底的に敵をたたこうとした? それで沈没する相手もいるし、逆の相手もいる。
ニクソンは電話をしたことを覚えていないと自ら言っていたが、果たして?
ニクソンを演じたフランク・ランジェラは、ニクソンの政治家としてのしたたかさをうまく出して適役。顔は似ていないけど。
フロスト役のマイケル・シーンも、一見、軽そうなテレビショー司会者に合っていた。
軽薄なテレビの男と、なめてかかったニクソン側は、思いがけない落とし穴にあった、という感覚だろうか。
ただ、ニクソン自身は、心のどこかで、洗いざらい話してしまいたい、という気持ちがあったのではないだろうか。
結局、話してしまっても、完全に政界への復帰の道が閉ざされただけで、ほかには、たいしたダメージはなかったのでは?
それまで彼が自分の口から言わなかっただけで、ほかの世界中の人には、なんとなく、わかっていたことなのだから。
映画としては、政治がどうの、というよりは「対決」のエンターテインメントになっていて面白い。
舞台で演じた主役ふたりが、そのまま映画に出演したので、演技としても安定したものが楽しめた。〔2010・10・23(土)〕


プロデューサーズ(2005年)☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・4・16(日)〕


プロフェシー☆☆★不可解で超自然的な謎、怪奇の目撃者が続出する町。わけがわからない序盤は怖いです。
目撃したくないし、聞きたくないよ、怖いから。モスマン(蛾男)って初めて聞いたけど、知られてるのか? 
ローラ・リニー見たさで観た映画。主演はリチャード・ギアだった。〔2004・5・15(土)〕


プロメテウス☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・8・18(土)〕


ブロンド・ライフ☆☆☆アンジェリーナ・ジョリーじゃなかったら、星2つ半か。やっぱり、あのゴージャスな、お顔の造作、大きな唇は捨てがたい(誉めてるんだよ)。彼女のブロンド姿も珍しく観賞。
子どもの頃の思い出で、マリリンが「紳士は金髪がお好き」で「ダイヤは最高の友」を歌う場面が、ちらっと出てくる。以前Mさんに教えてもらったとおり。
主人公は、子どもの頃、金髪のゴージャスなスターに憧れていたわけだ。
彼女はシアトルのテレビ局でレポーターとして働いていて、野球のシアトル・マリナーズの選手と恋仲という設定。イチローは出てこなかったなー。当たり前か。
ホームレスで、予言が必ず当たるという男の役に、トニー・シャローブ。「モンク」みたいに、ちょっと変わった役が合ってるんだねえ。
最後に出てきたインタビュー相手が、ストッカード・チャニング。懐かしいー。何の映画に出ていたか覚えてないが、名前が面白い(?)せいもあって、印象にある女優さんなのだ。
予言で、あと1週間の命といわれて、ちょっとだけは人生を考える映画。最後は、仕事か恋か、の選択がある、ありきたりのパターン。
アンジーの相手役エドワード・バーンズは、監督も兼ねた「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」に続き拝見。フツーだね。〔2004・11・28(日)〕


BUNGO〜ささやかな欲望〜 告白する紳士たち☆☆☆3編の物語が入ったオムニバス。
橋本愛ちゃんが出ているから見たまでのことなんだけど。
彼女が出るのは第1話で、岡本かの子の「鮨」が原作。
リリー・フランキーふんする作家が食べに来る寿司屋の看板娘を演じている。
作家の思い出話を聞いたり、彼が店に来なくなってからの自分の感情を表現したり。
作家のお母さん役の市川実日子さんも良かった。
2番目は、坂口安吾の「握った手」。
まあ、なんだかよく分からんかったよ。今をときめく黒木華さんが出ていたので、得した気分。
成海璃子さんは伊達眼鏡をかけてるので、私からすれば、かわいさが半減。
第3話は林芙美子「幸福の彼方」。
第2話に比べたらオーソドックスだけど、そういう正攻法的な感動話のほうが泣けるし、いいなあ。
演じているこの女性、誰だろうと、後で調べて、波瑠さんと分かった。ドラマか何かで見たことはあるはずだが、お顔を覚えていなかった。
良かったです。〔2014・4・29(火)〕


ヘアスプレー☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・10・20(土)〕


ヘイトフル・エイト☆☆★タランティーノ8本目作品が、憎ったらしい8人?
で、まあ、とにかく、ああやって罪のない人間を冷酷に殺していく描写が、いやなんですわい。
死にきれないところを、殺さないで、と目で訴えかけているのに殺す、という描写を、更に見せるから、いやなんですわな。
それがなければ星3つの普通でもいい。
章立てで話が進むのは、過去作でもあった、お得意のパターンか。
終わってみると、わりと単純なことなのに、タラにありがちな長々とした上映時間。3時間近かったか。
同じ場所にいるのに、憎しみをもって、やりあったら、こうなるよ、と、最近の世界情勢を憂いているのでしょうか。だとしたら、わかりにくいけど。
8人以上出てくるから、誰が「ヘイトフル」じゃないのか、考えながら見ていた。
美術が種田陽平。名前を見逃しませんでしたよ。〔2017・3・7(火)〕


ベイビー・ドライバー☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2017・8・27(日)〕

☆☆☆☆極上爆音で2回目!  立川シネマシティにて。〔2017・9・9(土)〕


ヘイフラワーとキルトシュー☆☆☆☆主演の子ども2人が可愛いこと! もう、それだけでいいのです。2人を見ていれば幸せなのです。子どもが好き、という人でなければ、他愛ないお話なので、面白くないと思うよ。
先日観た「ローズ・イン・タイドランド」のジョデル・フェルランドちゃんも可愛かったが、この映画のカトリーナ・タヴィ、ティルダ・キアンレトも、すごく可愛い。自分にも、こんな可愛い子どもがいたらいいなと思ってしまうのは、最近毎度のことなのだ。目が青くって西洋人形だよ! なんで、こんなに可愛いのっ!
映画館で予告編を見て、子どもが可愛いなあと思っていたけど、映画館には観に行かなかった。レンタルで見つけて、さっそく鑑賞。
家具や外の自然など、カラフルな色に包まれていて、こんなところがあったら住んでみたくなる。フィンランド、北欧、いいなあ。冬は寒そうな気がするけど…。
お姉ちゃんのヘイフラワーは、お母さんの代わりに家事をして、やんちゃな妹キルトシューの世話もする、しっかり者。
でも、ヘイフラワーは、もうすぐ小学生。学校に行くことになる。パパはジャガイモの研究で忙しく、ママは外に働きに出たがっている。
私が学校に行ったら、妹がひとりぼっちになっちゃう。どうかママが家にいてくれますように、と祈るお姉ちゃん。
こんな、いい子のヘイフラワーだったが、みんなでオリンピック(運動会)をしたときに、キルトシューにずるをされて、かけっこに負けて、ブンむくれ。口もきかなくなってしまう。明日から学校なのに、こんなことじゃ困ってしまう…。
フィンランドで大ヒットを記録した、7歳と5歳の姉妹が主人公のファミリー・ドラマ。シニッカとティーナ・ノポラ姉妹による人気児童文学を映画化した。
キルトシューが言う。「子どもだからって、いつも、いい子でいることないよ。親なんて、おばかなんだから」
このセリフは可笑しかった。でも、そのとおり、いい子のヘイフラワーは、むくれてしまって、いい子でなくなるのだ。
親は親らしく、子どもは子どもらしく。そういうメッセージもありそう。
キルトシュー役のティルダ・キアンレトは、撮影が始まってしばらくすると、もうキルトシューを演じたくない、と言ったそうだ。
ヘイフラワーに迷惑ばかりかけているキルトシューが、いやだ、ということだったよう。…可愛い!
ご近所さんの太っちょ姉妹や、凸凹警官コンビ(?)も加わって、ほんわりとしたドラマでした。
とにかく、子どもたちが、かわゆいです!〔2006・8・27(日)〕


ベイマックス☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・12・28(日)〕


ペーパーボーイ 真夏の引力☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・8・7(水)〕


べオウルフ/呪われし勇者☆☆☆俳優の動きや表情などをCG化して映像にするパフォーマンス・キャプチャーという手法をとった映画。
特撮映像をつくるのが人間がらみでも容易に可能になったり、俳優がロケ地などに行かなくても一気に出番を撮影できるとすればカネがかからない…などの利点があるのかな?
劇場公開時は、3Dでも公開されていたことを、今回テレビで見たあとで思い出した。3Dだったら、もっと面白かったか。
CGなので、俳優が修正可。主役のレイ・ウィンストンなどは、やたらスマートかつ筋肉質になっている!(笑)
デンマークのお話で、最古の英雄叙事詩ということらしい。
グレンデルという怪物退治にべオウルフが参上。見事にやっつけるが、グレンデルの母の怒りを買う。この母親がアンジェリーナ・ジョリー。思い返せば出番は少なかったけど、さすがの貫禄で印象づけますね。
母親の色仕掛けで、きちんと、たぶらかされたべオウルフであった。英雄、色を好む?
王様になったべオウルフだが、やがて村がドラゴンに襲われだす。
(えー、私、ドラゴンがグレンデルの母親の正体かと思ってました。違うんですね? これ、子どもなんですね?)
かくして、ドラゴン対べオウルフの戦いの幕が切って落とされた…。
最大の見どころは、やはり、きわめて実写っぽいCG映像。3Dで見たかったなあ。
映画の作り方の可能性を広げたというか、まだその途中だろうけど、試みとしては、いいんじゃないでしょうか。
ラストの戦いは、それなりに迫力あり。
主役が色香に迷う。間違いもあるさ、英雄だって人間だ〜。でも、その責任は取る! ってことですね。
グレンデルは、よかったねえ。造形も、性格も。
宴会の騒ぎがうるさくて、耐えられないので暴れたってことは、うるさい人間にも責任があるのでは? 可哀想なヤツでもある。〔2008・12・21(日)〕


北京のふたり☆☆☆★罠にはめられ殺人罪をきせられて、中国で逮捕されたアメリカ人男性。彼と、国選弁護士として付いた中国人女性は、次第に陰謀の核心へと迫っていく。緊迫した法廷場面、大使館への逃亡など、見応えあり。リチャード・ギア、バイ・リン主演。〔2001・7・29(日)〕


別働隊☆☆この作品を観たのは、「モナ・リサ」という曲が使われているから。
「モナ・リサ」はアカデミー歌曲賞をとっていて、私は中高生の頃に、ラジオの映画音楽番組で、よく聴いたことがあった。
♪モナ・リサ、モナ・リサ〜という出だしの甘い歌で、作曲者はレイ・リビングストン。「腰抜け二丁拳銃」の主題歌「ボタンとリボン」(歌詞が♪バッテンボーと聞こえる)、「知りすぎていた男」の主題歌「ケ・セラ・セラ」と合わせて、3回もアカデミー歌曲賞を受賞した人だ。
映画とは別に、ナット・キング・コールが歌ってヒットしたというが、映画の中では、開巻早々にギターで少し歌われて、あとはアコーディオンで演奏されるくらいで、きちんと歌われてはいなかった。
第2次大戦中のイタリアで、パルチザン(地下抵抗運動をしていた人々)の協力を得て、ドイツ軍の情報を集める活動をしていたアメリカ軍大尉がアラン・ラッド。「シェーン」の3年前の作品になる。
戦争が終わって数年後、イタリアに戻った大尉。戦時中、ドイツ軍の奇襲を手引きした裏切り者を探しに来たのだ。彼が好意を寄せていた女性は、そのときに殺されていた…。
それでねえ…あんまりパッとしないんだなあ。アラン・ラッドの映画は、それほどたくさん観ているわけではないが、「シェーン」の他には、どんな映画があるのか記憶に残らない。
別働隊というのは、パルチザンのことを指しているらしいが、原題は「アメリカのケリー大尉」ですか?
主題歌のみで有名な映画ということになりそう。
当時15歳くらいのラス・タンブリン(「ウエスト・サイド物語」「掠奪された七人の花嫁」)が出ているのが、発見!という程度か。
「モナ・リサ」は、映画の中では、ドイツ軍が来るぞー、という警告として、見張りが歌う曲として使われていた。〔2006・3・19(日)〕


ベッドかざりとほうき☆☆☆70年代、ディズニーの実写とアニメ融合ミュージカル。「メリー・ポピンズ」(1964年)と似た部分が多い。
どこが似てるかって、監督が同じ、主演男優が同じ、作詞作曲家が同じ。
主演女優のアンジェラ・ランズベリー、娘役のシンディ・オカラハンは、それぞれ「メリー・ポピンズ」の奥さんと娘に似た感じだし。
原作はメアリー・ノートン。ちなみに、「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)も彼女の原作だ。
マリリン・モンロー・ファンとしては、「アスファルト・ジャングル」(1950年)に出ているサム・ジャッフェの登場も見逃せない。ちょっとだけだけど。
ロディ・マクドウォールも司祭役で、ちらっと。
アンジェラ・ランズベリーは「ジェシカおばさんの事件簿」で知っている人も多いかも。「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」(2005年)にも出てますね。
目がくりっとした、ふっくらめの方。
戦争時に3人の疎開児童をあずかったミス・プライス。彼女は実は、通信教育で魔法を学ぶ見習い魔女だった!(笑)
ロンドンの魔法学校が閉鎖されるという知らせを受けた彼女は、教授に会いに行こうとする…。
「メリー・ポピンズ」には、だいぶ及ばないが…ミス・プライスの家にいる黒猫が、かわいいぞ!〔2011・10・16(日)〕


別離☆☆☆真相は何か?という興味で引っ張る。
ネタばれ多少あり。
11歳の娘(もっと大人に見える)を連れて国外に出たい妻。拒否する夫。夫の父親はアルツハイマーで要介護状態だ。
妻が家を出るので、介護人を雇うことになるが、そこである事件が起きる。
責任の所在をめぐって、家族同士の争いになり、裁判に。
私としては、介護が必要な家のほうの夫に、だいぶ共感しながら見ていた。…共感というか、行ないが正しいかどうかという点で。
真相の決着は、最終的には、おいおい、それを隠してたのかよ!? と、いささか唖然とさせられたが。
隠していた、その場面は、映画自体も映像として見せずに隠していた。
介護問題、夫婦(男女)問題、両親の離婚に伴う子どもの苦しみ、社会的貧困などは、世界の多くの場所でも共通することだろう。
ただ、コーランに誓えるか、と問われて、ウソを言えない敬虔(けいけん)さは、無宗教な私には理解できないところではある。〔2013・7・29(月)〕


ベティ・サイズモア☆☆☆レニー・ゼルウィガーの、ふっくら&目尻ジワ顔が、可愛い。
ショックから空想の世界に突っ走る話がユニーク。
モーガン・フリーマンとクリス・ロックのコンビというのも面白い。ロックの言葉の汚さは少々閉口するが。
フリーマンがレニー・ゼルウィガーのことを「ドリス・デイみたいで、国連で働いてるタイプ」と電話で言ってるシーンは、なるほど、と思ってしまった。
そしたらラストクレジットでは、ドリス・デイが歌って有名な「ケ・セラ・セラ」が流れて、シャレが効いている。
自立を描いたロードムービーとも見られる。
ゴールデングローブ主演女優賞、カンヌ映画祭脚本賞受賞。
ニシキゴイ(錦鯉)って、英語で言ってたね。〔2003・2・11(火)〕


ベティ・ペイジ☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・11・25(日)〕


ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ☆☆☆★オフブロードウェイで2年半ロングラン公演した舞台の映画化。ロック映画として、いい曲もある。性転換したヘドウィグのキャラが際立つ。「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2002・3・16(土)〕


ぺネロピ☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・3・8(土)〕


ベリッシマ☆☆☆★ルキノ・ヴィスコンティ監督、子役オーディションに奮闘する母親を描く。
アンナ・マニャーニが圧倒的な存在感。バイタリティあふれる。
女たちの会話は、もう、うるさいくらい。イタリアって、いまも、おんなじなんだろうか。
マニャーニさんの演技を見るのは価値があることだし、当時のイタリア庶民の姿を活写しているであろう意味でも興味ぶかい。
順番には割り込むわ、試写を強引に見にくるわ、お金がかかってもかまわない…娘を映画に出すためなら何でもやったる! てな迫力。
ところがです、ラストは、こうくるか! という、じんわり感動系? ええ、泣いてますとも。
けんかしながらも結局は夫婦愛、子どもはかわいい、というところもいいよね。
ベリッシマとは、もっとも美しい、という意味。
フランチェスコ・ロージが共同脚本と助監督、フランコ・ゼフィレッリが助監督を務めていたそうだ。
劇中で観ている映画は「赤い河」、エンディング近くでは「バート・ランカスター」(イタリア式発音は、「ブルト」だったけど)の名前が出てくる。
日本公開は1981年。〔2012・2・11(土)〕


ベルヴィル・ランデブー☆☆☆☆これはユニーク! 他のアニメでは見たことがない独特なもの。
とくに、体型などのデフォルメが強烈! 極端な絵が、見慣れてくるとハマる。
ここまでやるか、というくらいな船の形、スーツ姿の真四角さ&一体化などは唖然とするほど。だけど面白い。
それに、主題歌が最高! エンディングに流れてきたときは、ゴキゲンにスウィングしちまうぜ!(この主題歌、ジャンゴ・ラインハルトの音楽に影響されているのだそうだ。)
ツール・ド・フランスの自転車レース中に誘拐された孫を、おばあちゃんが救いに行く。三姉妹も加わっての大冒険。
オープニングは、古き良き時代の、白黒フィルムを映写したかのようなミュージカル。この入り方のセンスがいい。
丸々と太った、まるで犬とは思えない犬と、逆に、ガリガリに痩せた、まるで人とは思えない人。アニメならではの対照的なデフォルメ。
セリフがほとんどないのもいい。だから、歌うときの声が際立ちもする。
おばあちゃんが唯一、声を出す場面は必見、必聴! 楽しくなる。
いつも黙々と何かをこなしている孫。ちょっと、やる気なさすぎのように見えるが、内気さをデフォルメすると、こんなになっちゃうんだろうね。
デブッた犬も、いいキャラクター。電車が通ると、いちいち吠えに行ったり、見る夢がシュールで面白かったりする。エサに釣られてボートを引っ張って泳いだり。クルマがパンクしたときの、とんでもない使われ方には、ブッ飛んだ。
おばあちゃんと三姉妹のセッションも素晴らしい。独創的な音楽は特筆ものである。
セザール賞ほか各映画賞で、多数の受賞を受けてもいる、ユニークなアニメの傑作! かなり、好き嫌いは分かれるだろうが。 〔2006・2・5(日)〕


ヘルハウス☆☆☆☆2度の調査で8人が死亡した、呪われたべラスコ邸。物理学者とその妻、女性の霊媒、前回調査のただひとりの生き残りの4名が、再調査に乗り込む。物理学者は、科学の力で霊魂を払おうとするが…。
霧に煙った屋敷、通りすぎる猫。画面に日時が出るのもリアル感を増す。
霊媒のパメラ・フランクリンは可愛いし、少し色っぽいシーンがある。妻のゲイル・ハニカットは美人で、色っぽいシーンがある。
恐怖映画には、どこかにエロスの要素がなければ面白くない。
観たのは3回目だが、やはり、幽霊屋敷ホラーの雰囲気満点の傑作だ。〔2004・7・10(土)〕


ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜☆☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・4・30(月)〕


HELP!四人はアイドル☆☆☆ビートルズ主演の、ドタバタ劇。
久しぶりに見た。まったく、おばかなギャグいっぱいの内容だが、これはこれでいいんじゃない?
リンゴ・スターがしている指輪を、儀式のために必要なものと思った、ある宗教の一団が、あの手この手で指輪を奪おうとする。
当時は特に、ビートルズのメンバーを見られて、曲が聴ければ、それでいい面があるはずだから、話の内容なんて、どうでもいいようなものだろう。
しかも、ビートルズは俳優じゃないから、難しい演技を求められても困るよねえ。
見るほうも気楽に、ビートルズをなつかしがりながら眺めていれば、よし。〔2010・2・6(土)〕


ヘルボーイ☆☆☆「デビルズ・バックボーン」(2001年)、「パンズ・ラビリンス」(2006年)などのギレルモ・デル・トロ監督の作品。
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」の公開を1月に控えていることもあり、1作目をチェックしてみた。ちょっと変わったヒーローが登場するアメコミの映画化だ。
1944年、ナチスがある実験を行なう。怪僧ラスプーチンの魔力により冥界の扉が開き、ヘルボーイは地上に現れた。
彼が成長して、魔物退治の組織で活躍するのがメインストーリー。
ヘルボーイには、ロン・パールマン。特徴のある顔を生かして、はまり役!?
怪物好き(?)なデル・トロ監督らしく、半魚人みたいなキャラクターも。「パンズ・ラビリンス」でペイルマンなどを演じたダグ・ジョーンズが扮している。
ファイアースターター、つまり、火を発する人間も組織の一員。ヘルボーイは、その彼女に恋していて、新入りの世話係が彼女と出かけると、やきもちをやいたりする。
人間的で(…人間じゃないんだけど)微笑ましい。
ラスプーチンが使う怪物がサマエルという1種類だけなのは、ちょっと寂しいし、結局は「悪を倒すヒーロー」という構図なのが、いまひとつユニークではなくて、弱い気がする。キャラクター的には、じゅうぶんユニークだが。
原作があるから、しかたないか。
デル・トロ的な、怪物世界(?)の雰囲気はあって、楽しめるけれど。〔2008・12・19(金)〕


ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・1・11(日)〕


ベンジャミン・バトン 数奇な人生☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・2・22(日)〕


ヘンダーソン夫人の贈り物☆☆☆オープニングクレジットのアニメ(プラス一部、実写)が、おしゃれ!
未亡人になったアンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)が売りに出されていた劇場を買い、支配人としてヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)という男を雇う。
「ウィンドミル」と名付けられた劇場は、ボードヴィル公演をノンストップで行なうという工夫でヒットを飛ばす。しかし、他の劇場も真似をしはじめ、やがて客入りが悪くなってくる。
そこでヘンダーソン夫人が考えたのが女性のヌード。
女性の裸を舞台で見せようと思いつくのだが、規制は厳しい。
さて、劇場の経営は、どうなるのか。
つい先日見た「クィーン」でも、誠実な監督ぶりを見せたスティーヴン・フリアーズの作品というのが、いちばんの注目点だった。
本当にあった出来事をもとにした映画で、ジュディ・デンチとボブ・ホスキンス、大人の味の2人の演技が魅力。お互い大人だけど、子どもっぽいケンカをしたり。
口出しがうるさいので支配人に「劇場出入り禁止」にされたアンダーソン夫人が、いろんな策を考えて劇場に入ろうとするところなどは、ユーモラス。
デンチさんが可愛い、と思える映画は、あまり見たことがない私である。
やがて戦争が始まり、ドイツ軍のロンドン爆撃が激しくなり、劇場は次々に営業を中止する。だが、ウィンドミルだけは、地下に劇場をもっていることもあったが、戦争に負けないで営業を続けていた。
また、そこにはアンダーソン夫人の、ある思いも込められていたのだった…。
ヌードになる女性たちの動機が、芸術などということではなくて、仕事がないから、というのがリアル。
舞台での歌のパフォーマンスも、いい。
ただ、もうひとつ入り込んで見ることができなかった。少し軽い印象で…。
胸に迫ってこない中で、あるひとりの登場人物だけが重たい運命に陥ってしまうストーリーが、私には、後味の面でも、ちょっと引っ掛かるのだった。
映画を見たあとに調べたら、映画館上映のときはボカシなしだったとも聞く。でも、WOWOWではボカシがあったので、がっかりだった。
ボカシへの文句は毎度言い飽きたところもあるが、この作品は、ある意味ヌードがポイントでもあるので、特に、完全に、不満である。書かずにはいられない。
見たいから、という理由ではなく(見たいのは大いに見たいけど)、ボカシがあると、その映画が損なわれているように思うのだ。その映画に対して失礼なことをしている気になる。
もちろん、映画館の場合よりも、テレビは、どんな人でも視聴する機会があるので、制限を考えるのだとは思うが、映画くらいはそのまま放映してほしいものだ。
ボカシは、純粋に映画の価値を受け止める妨げになる。少なくとも私には。〔2008・3・16(日)〕


HK/変態仮面☆☆☆わりと楽しく見たし、(…)仮面の立派なボディには感心。(タイトルに出ているんだから伏せ字にしなくても…笑)
おおげさだったり、おばかだったり。主人公が、いたって真面目だから、いいのである。笑えて。
片瀬那奈さんはSM女王を怪演、いたぶられて恍惚な刑事、それが両親だったとわ!(文字使いとして「わ」は「は」が正しいが、わざと「わ」にしてある。)
変態血筋の説明が、スラッとシュッとなされていて良い。
片瀬さん、良い! 出番は少ないんだけど。
おいなりさんを、すぐ目の前にして失神するヒロイン、良い。普通っぽい子で、いいですね。
変態仮面に危機を助けられた彼女の気持ちは、変態仮面、好き。でも、変態…。でも、好き…でも…。揺れる乙女心っ!
ムロ、安田、気持ち悪くて良い。安田なんて、仮面でもなくて、ただパンティかぶってる変態なので。でも強い(笑)
漫画はどこかで見たことがあるのか覚えてないが、「それは私のおいなりさんだ」というフレーズは知ってた。インパクトあるから一度知ったら記憶に残るんだろうなあ。
困ったのが、タイトルに「HK」とついていること。「えいちけー へんたいかめん」と読むのだろうか。無視して「へんたいかめん」でいいのか。
タイトルリストで「へ」に入れればいいのか、「え」なのか、が問題なのだが、「へ」にしておいた。
…変態だし。〔2014・4・6(日)〕4月6日)


HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2016・5・15(日)〕


ベン・ハー☆☆☆★映画が好きでなくても知っているかもしれない名作の1つだろう。
私は今回で2回目。なんだか、もっと見ているような気がしていたが、きちんとすべて見たのが2回目なのだった。
ユダ・ベン・ハー(チャールトン・へストン)は町の有力者の家系でユダヤ人。そこへ、ローマ帝国のメッサーラ(スティーヴン・ボイド)が司令官として町を治めに来る。ユダとメッサーラは幼なじみだが、いまや立場が違い、対立は避けられない。
総督が町を行進した際、ハー家の家の瓦が落ち、総督に当たりそうになる事故が起きる。ユダばかりか、母と妹まで逮捕されてしまい…。
3時間半ちょっとある映画だが、あらすじを書こうとすると、案外、簡単。
特に後半1時間は、キリストのありがたい話が中心になるのが印象深い。オープニングもキリストの誕生場面で、映画全体をキリストが支配(?)している。
これは「ユダヤとキリストの物語」ではないだろうか。
馬車競走の場面が、とても有名。
ユダのほうはアラブの白馬4頭で「白」のイメージ。対するメッサーラは「黒」で、とても分かりやすい。
メッサーラの馬車は車輪の軸が刃物になっている「走る凶器」だ。1台だけ、こんな仕掛けで不公平ではないか?
きのうの友はきょうの敵で、ユダにとって自分たち一家を不幸に追いやったメッサーラへの復讐心は消しがたい。けれども、まずは意地でも競走に勝つことで、相手に屈辱を与えたい。メッサーラは返り討ちにしたい。
キリストだったら、この戦いについて、どう言うのか。やめなさい、というのだろうか。
さて、そんな2人の思いが渦巻く競走の結果は…?
ハリウッドの往年の歴史大作の最も優れた1本であるのは確かだろう。見応えは、じゅうぶん。
ウィリアム・ワイラーという名監督のもと、スケールの大きな映画ができあがった。
撮影期間は6年以上という。
ミクロス・ローザの音楽も風格たっぷり。私にとっては、ラジオの映画音楽番組などで、よく耳にしていた名曲だ。
今回のNHK衛星放送では、いまさらながら、チャールトン・へストン追悼、という題もついていたようだが、彼のような、主役として、とてもガッチリしていて堂々と見映えのする、こうした大作に似合うような俳優が存在していたことは、ハリウッドにとっては幸せなことだったと思う。〔2008・9・20(土)〕


ボーイズ・ドント・クライ」☆☆☆☆ヒラリー・スワンクさんがアカデミー賞を取ったのに納得。人間の不安定さを見せつけられる。〔2002・2・2(土)〕


冒険者たち☆☆☆観たのは3回目。凱旋門を複葉機でくぐろうとするのと、海に浮かぶ楕円形の建物が、ずっと印象にあった。アラン・ドロンはかっこいいよ。〔2001・11・25(日)〕

☆☆☆口笛を使った、フランソワ・ド・ルーべの音楽! なんといっても、この映画は、この音楽。
これが聴きたくて、見る、みたいなところもある。実際、見るのは4回目。
ヒロインの名前、レティシア、も忘れられない。アラン・ドロンが歌ってもいるし。(映画のなかで歌ってたっけ?)
青春の冒険(?)とか、ワクワクとか、ノスタルジーとかは…残念だけど私は感じないんだよね…。〔2014・1・28(火)〕


暴行☆☆☆ポール・ニューマンが亡くなり、彼をしのんで何本か衛星放送でオンエアされたうちの1本。
芥川龍之介・原作、黒澤明・監督の映画「羅生門」を、舞台をアメリカの西部に置き換えた作品。
「羅生門」を詳しく記憶していたわけではないので、どの程度似ているのかは、はっきりと分からなかったのだが、あとでこの映画について書かれたものを読んでみると、ほとんど同じらしい。
メキシコ人のならず者カラスコを演じるのが、ポール・ニューマン。
顔のアップになるまで彼だと分からなかった。メキシコ人をやるとは思わなかったし。
メキシコ風に、なまった英語をしゃべり、なりきり演技なのは、(マリリン・モンローさんも通った)アクターズスタジオ仕込みのメソッド演技?(メソッド演技って、よく分からないが、内面・感情を大切にする演技か?)
不思議なのは、なぜニューマンがメキシコ人の役だったのだろうということ。この映画のなかで演じるなら、まあ、この役になるのか…。三船敏郎が演じた主役でもあるし。
カラスコが南部の軍人を殺して、その妻を襲ったとされたが、妻の証言は違った。霊媒師を通じての夫の話もまた、それとは違う。
ラストの真実(?)の描写は、ちょっと笑えるところが。みっともないことはウソをついて隠したくもなるよねえ。
エドワード・G・ロビンソンの詐欺師が、いい味で、さすがの貫禄。
「羅生門」をアメリカでやったら、どうなるか、という興味くらいしかないかも。それくらいオリジナルのパワーは大きい。でも、オリジナルを知らないで見たら、それなりに面白いのではないかと思う。〔2008・12・14(日)〕


ボー・ジェスト☆☆☆ボー・ジェストの子ども時代を演じたのが、ミュージカル俳優として有名なドナルド・オコナーだと知って、びっくり!
1926年のロナルド・コールマン主演のサイレント版に続いて、ゲーリー・クーパーで映画化。
主役の3兄弟に、クーパー、ロバート・プレストン、レイ・ミランド。レイ・ミランドの恋人にスーザン・ヘイワード。スーザンさん、きれいです! 懐かしい名前がいっぱいです。(リアルタイムで見ているわけではないですが、昔の映画も好きなので!)
ついでに書けば、音楽がアルフレッド・ニューマン、衣装がイディス・ヘッドという大御所。
それに、これタイトルに私の名前が付いているから、見なきゃいけないでしょ。
ミステリーじみたオープニング。
砦から銃弾が飛んできたのに、中に入ってみると全滅しているとか、様子を見に行った兵士が消えたり、死体が2つ消えたり。
話は15年前に戻り、ジェスト兄弟たちの子ども時代の話が、しばらく続く。
ある出来事のために、兄弟が3人とも外人部隊に入ってしまう。ここは、三男まで行くことはないのではないかと思ったけど。遅れてやってきた三男を喜んで迎える兄たち。いいのか、それで。外人部隊って、死ぬ危険もあるはずなのに。ちょっと能天気。
隊の軍曹が悪いヤツで、上官が熱病で亡くなると、新しい上官を迎えよという命令を守る気がないのか、これからは、俺がリーダーだと威張る。
演じるブライアン・ドンレヴィ、いいねえ。
あんなヤツが上官じゃやってられんと、兵士たちの間で、反乱の相談が始まる。
そんなところに、敵襲。砦の銃眼、というより壁の隙間から応戦するが、その隙間が広いから、どんどん敵の弾に当たって死んでしまう。これじゃ、攻められたら、絶対にやられるじゃないの? いいのか、これで。
ボーたち兄弟の運命は!?
ここから、オープニングの謎が、きっちりと説明されていく。
さらに、ラストで意外な事実も分かるので、ちょっとした驚き。先読みする人には分かっちゃうのかもですが。
懐かしのキャストと、謎の提出と解決の見せ方と、ラストに、おもに点数をあげます。〔2008・6・28(土)〕


ホースメン☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2009・11・1(日)〕


ボーダーライン☆☆☆★麻薬戦争、恐ろしい!
メキシコの麻薬カルテルをつぶすための作戦に参加したFBIのエミリー・ブラント。
くわしい計画も聞かされずにいたわけを、やがて彼女は知る。
アメリカ側としても、もう、目には目、歯には歯、毒をもって毒を制す、みたいなものですね。
原題は「殺し屋」とのことなので、「ボーダーライン」というのは、かなり離れた意味になるが、それはそれで上手いタイトルだ。
背筋が凍りそうな世界が、この地球上にある。日本にいて、よかったよ、と思う。
すごいハードな内容。青くさい正義感は吹っ飛び、ラストの恐さにも心を締めつけられる。
好き嫌いで決めなかったら、星4つでしょうね。〔2017・4・1(土)〕


HOME 愛しの座敷わらし☆☆☆愛ちゃん不定期祭り第?弾!
朝ドラの「あまちゃん」第8週第45回で、ユイちゃん(橋本愛)がお座敷列車について、「座敷わらし。座敷わらしが走るんですよね」と発言。
当時、私はこの映画のことを知らなかったので、あとになって、このセリフが彼女自らが出演した映画をパロったものであることを知った。
監督が和泉聖治、主演が水谷豊ということで、「相棒」かよ!? と思ったのは私だけではあるまいて。
じゃあ、相棒は誰? 安田成美さん? 座敷わらし? 愛たん?
ネタばれありで。
愛たんは、一家の引越しのせいで転校するわけだが、転校のあいさつのときにお辞儀して、髪の毛が座敷わらしのようになったので、クラスのみんなに笑われてしまう。
前の学校でも嫌われていたらしい彼女は、よく状況を把握しないまま、今度の学校生活も最悪と思い込んでしまう。でも、やがて…という役です。
一家が引っ越した、わらぶき屋根の古い民家(私の実家も昔はこんな屋根だった)には座敷わらしがいて、夫以外の全員が目撃する。
夫ひとりが見ない理由は、劇中でも言われたが、「信じていない」のか「心が清くない」のかということになるのだろうか。
見えないからってカメラを持ち出してくるあたりが「信じてなくて心がくもってる」証拠かもしれん。
とはいえ、座敷わらし効果なのか、彼は理不尽な会社の方針に断固として反対しちゃうのだ。
…そのあとで、座敷わらしが見えてもよかったのでは?
で、結局、一家はこの家を離れることになるのだが、ラストは混乱する。
座敷わらしと別れたのか、座敷わらしが一家に付いてきたのか。
座敷わらしの性格からすれば、一家についてくるわけはない、ということに結論づけたいのだが、座敷わらしのために置いてきたはずの荷物が一家の元にあったり、ウエイトレスには一家の人数がひとり多く見えているみたいだったりするのは、どういうことなのか。
ほっこりする家族ドラマなのは良し。〔2014・6・22(日)〕


暴力脱獄☆☆☆☆ポール・ニューマンかっこいい。権力を前にして、おとなしくしていない。自分の意思に正直に、脱走を繰り返すのだ。クールなやつだぜ、ルークは!(原題Cool Hand Luke)
ゆで卵50個を1時間で食べる、という賭けの場面は面白い。〔2001・6・2(土)〕


ボウリング・フォー・コロンバイン☆☆☆ドキュメンタリー映画のよしあしは、よく分からないが力作ではあろう。
アメリカで、なぜ銃犯罪が多いのか、という疑問。銃所持が多いからだろうと思ったが、カナダでも銃所持は多いが犯罪は少ないという。でも、待てよ。それは狩りなどが目的で持っているからかも?とも思ったが、どうなのだろう。
マリリン・マンソンのロックの影響を糾弾する声に対して、監督のマイケル・ムーアは、コロンバイン高校銃乱射事件の犯人たちが犯行の朝ボウリングをしていたことを取り上げ、ではボウリングを糾弾しなくてもいいのか、と返す。つまり、どちらも糾弾することではないのだ。たぶん。
映画のタイトルが何のことなのか、観てみて分かった。
アニメの「サウスパーク」が語った、アメリカ人と銃の歴史、のようなもの。これがいちばん分かりやすかった。案外、これが正解だったりして。「サウスパーク」恐るべし。
銃弾を売ったKマートに抗議に行ったコロンバイン事件の被害者2人とムーア。ここで、Kマートは銃弾販売を取りやめる約束をする。これは、なかなかの快挙に思えた。いまも販売はしていないのだろうなあ?
アメリカ・ライフル協会会長チャールトン・ヘストンへのインタビュー。銃犯罪があった町で、その直後に、銃を擁護するライフル協会の集会を開いたことなどについてムーアに鋭く突っ込まれたヘストンは、逃げるように退席する。
だが、銃所持が多いカナダで銃犯罪が少ないのだったら、銃所持に賛成しているだけのヘストンを責める意味はあるのだろうか。
関係ないが、「トウフ」が英語として通用しているのにビックリ。
それに、ビートルズの「ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」(訳すと、幸福は暖かい銃。ちなみに「銃」はフロイト的に見れば他の意味も想像できるのだが)がバックに流れていた。「ガン」が歌詞にあるからだね。〔2004・2・1(日)〕


放浪記☆☆☆★林芙美子が、売れない時代の苦しい生活を書いてベストセラーになった小説の映画化。
彼女は、行商人として親と一緒に歩き、ひとりになってからは工場やカフェで働きながら、詩作をしていた。やがて文壇関係者たちと知り合うようになり、同棲や結婚を経験していく…。
わりと面白かった。それは、高峰秀子さんの演技によるところが大きい。
林芙美子さんが実際に、どういう人だったのかは知らないが、高峰さんは、「はすっぱ」で「倦怠感」のある娘をスクリーン上に表出している。喋り方、態度、歩き方、すべてが作られている。眉が下がったりして、顔まで不細工に見えるのは、顔もメイクで作った部分があるのではないか。
ここまで役を作れるとは、あっぱれな女優魂。すごいです。
結婚した男は原稿が売れず、妻に当たるようなダメ男。それでも、ふみ子は別れたくないと言う。どん底の生活。
この結婚相手の男・福地を演じていたのが、宝田明。私は映画を観たあとに調べて、はじめて知った。あんなに若い頃の宝田明さんは、分からなかった。
母親役の田中絹代さんも同様。観ているときは気づかなかった。言われてみると確かにそうなのだが…。とにかく、邦画に疎い私であった。
林芙美子さんの詩作の強力な原動力は、「貧乏」だったようだ。「これだけじゃない、これだけで終わらないんだ」と言いながら、夜中に詩を書く。ハングリー精神みたいなものか。
録画しておいたのを観ていて、あと数分で終わる、というところで録画が切れた。レンタルビデオを借りてきて、最後のところだけ観た。うーん、もったいない! でも、レンタルに置いてあって良かった。なかったら、いつ最後の部分を観ることができたか分からないし。
この話、舞台では森光子さんで有名。森さんは「でんぐり返し」が見せ場のひとつらしいけど、映画では、そういう場面はなかった。〔2006・8・22(火)〕


ボーン・アイデンティティー☆☆★記憶をなくした男が、組織の追手と戦いながら、自分の過去を探っていく。
マット・デイモンに、こういうタフな役は合わないんじゃないかと思ったが、やってみると、そうでもないんだね。
原作は、名の知れた作家であるロバート・ラドラムで、なんと映画の製作総指揮までやっている。力、入ってる!
お話は単純。けっこう地味めだが、実際には、そういうほうがリアルなのかも。カーチェイスなどはあったけど、すごいというほどではなかったし。
地味でリアルなのを、面白いと思うかどうか、ですね。私の鑑賞時の気分では、インパクトに欠けて、あまり面白くはなかった。
しかし、クリス・クーパー。特徴があって印象に残る顔だなあ。〔2005・3・20(日)〕

☆☆☆★前回観たときは、あまり面白くなかったように感想に書いてあるが、今度観たら、なかなか良かった。カーチェイスもグッドだったよ。
どういうわけでしょう。いかに私の感想が、そのときの感じ方に大きく左右される場合があるかが分かろうというものですねえ。
シリーズ第3作「ボーン・アルティメイタム」が公開されて評判がいいようなので、この機会に、前2作を観てから「アルティメイタム」にチャレンジしようと思ったわけ。ありがちな動機です。(笑)
記憶をなくしたCIA部員が、「自分が、どんな人間なのか」(アイデンティティー)を探し求める一方、CIA当局から命を狙われる、という話。
管理下に置けなくなったらヤバイから消す。組織の上層部って、どうして「何かが明るみに出ると困る人」がいっぱい、いるんでしょう。
どこかの国の政治家とか、社長なども一緒なんだろうなあ。
ヒロインのフランカ・ポテンテ。わりと話題になった映画「ラン・ローラ・ラン」(1998年)で主演を務めてました。私は観てないせいもあって、この女優さん、知らなかった。
ドイツ出身で、ニューヨークに出て、マリリンも学んだリー・ストラスバーグの演劇学校に入ったことがあるらしい。
007ジェームズ・ボンドみたいな超人的な活躍ではなく、あくまでもリアルに、知力と体力の限りを尽くす。(とはいえ、鍛え抜かれた能力は、多少は超人的といえそう。)
そこらへんにいそうな、あんちゃん風マット・デイモン、地味めなフランカ・ポテンテのペアも、リアルさを狙ったのか。
多分まだ、そんなに有名でなかった頃のクライブ・オーウェンが、殺し屋でチョイ役出演。ファンは注目かな。
第2班監督に、アレクサンダー・ウィットの名前を見つけた。この人、「バイオハザードU アポカリプス」の監督である。調べてみたら、「第2班監督」担当が多い。「グラディエーター」(2000年)、「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」(2003年)、「007/カジノ・ロワイヤル」(2006年)など、たくさんありました。〔2007・11・17(土)〕


ボーン・アルティメイタム」☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・11・18(日)〕


ボーン・スプレマシー☆☆☆★「ボーン・アイデンティティー」に続いて、続編の本作を鑑賞。
アメリカ同時多発テロ事件で墜落した航空機を中心にしたドラマを取り上げた、ドキュメンタリー風の緊迫感あふれる映画「ユナイテッド93」(2006年)を監督したポール・グリーングラスが、その2年前に作った作品になる。
この映画で、はじめてのハリウッド大作に抜擢されたグリーングラス監督だが、物語展開は快調そのもの。
インドで暮らしていたボーン(マット・デイモン)とマリー(フランカ・ポテンテ)だが、平和な日々をおびやかす影が…。
CIA関係者の機密に関わる事件が起き、またしてもボーンの身に危機が迫る。
陰謀に深く巻き込まれたボーンは、追われる一方で、自分の過去を追い続けながら、ナポリやモスクワへ飛ぶ。
短いカットの積み重ね、ハンディカメラ撮影による画面の揺れ。緊迫感の演出のうまさは、なるほど「ユナイテッド93」に通じていくような特徴もあるような…。
1作目を超えようと頑張ったカーチェイスも迫力。
ラスト、少女に会いに行く場面も、いい。ちょっと、かっこよすぎるけど…。
危険であっても、彼は行かなければならない。そうしなければ、自分の気持ちは、すまない。そこから先へは進めないのだろう。
エンドタイトルは、1作目とデザインも歌も同じ。完璧に続編してて、なんだか嬉しくなる。
スプレマシーは「至高」という意味だが、すっげーヤツ、ボーン。ってことかいな?〔2007・11・17(土)〕


ホーンテッドマンション☆☆★ディズニーのお子様向けお化け屋敷コメディだった。
吹替版で見たが、エディ・マーフィが山寺宏一さんだった。誰でも彼でも山寺さん(なわけないが)。
奥さん美人で、執事がテレンス・スタンプだ。エディ・マーフィべつに面白くなし。それ以外、書くことなし。〔2017・8・25(金)〕


北西騎馬警官隊☆☆★監督セシル・B・デミル、主演ゲイリー・クーパーということでチェック。
この頃、チャップリンの奥さんだったポーレット・ゴダードも出ていた。
カナダの先住民族とヨーロッパ移民との間に生まれたのが、メティスという民族。
彼らがイギリスの支配からの反乱を企てて、騎馬警官隊と衝突する。
クーパーは、犯人を追って偶然、警官隊の砦にやってきたテキサスレンジャーの役。
ポーレット・ゴダードは、メティスの娘の役で、警官隊のひとりと恋仲。情熱を秘めたような演技が印象的。
彼女が出演したチャップリンの映画には、「モダン・タイムス」(1936年)、「チャップリンの独裁者」(1940年)がある。
クーパーは、戦いに巻き込まれてしまうわけで、助っ人的な立場。マデリーン・キャロルに惚れたりしても、彼女には、すでに本命がいる。騎馬警官隊のドラマとして見ると、クーパーはゲストスターみたいな存在だった。
デミル監督の映画は、「サムソンとデリラ」(1949年)、「地上最大のショウ」(1952年)、「十戒」(1956年)くらいしか見ていないが、ハリウッドの大物監督だ。「サンセット大通り」(1950年)には本人役で出演もしているほど。
本作は、彼の初のカラー映画ということ。
内容は…カナダでも、アメリカ同様、支配に関して民族同士の対立があったんだなあと知ったことだけでも収穫。映画としては…、まあ…。〔2009・5・17(日)〕


ぼくたちのムッシュ・ラザール☆☆☆★小学校の先生というのは、子どもとどう接するのがいいのか。
教室で自ら命を絶ってしまった先生の代わりに就任したラザール氏。
担任の先生の死に、少なからずショックを受けた子どもたち。
子どもに手を出すな、触るな、都合の悪い話題にはフタをする、手を触れない、という「事なかれ主義」の学校で、ラザール先生は…。
ラザール自身はアルジェリア出身で、難民申請中。つらい過去を経験している。
「事なかれ主義」の学校のなかに、そういう異質な人物が入ってくることで、何かが変わるわけだ。
達者な子役たちのなかでも、メインの2人、とくにアリス役のソフィー・ネリッセちゃんの可愛さは、天使なみ!〔2013・7・28(日)〕


墨東綺譚☆☆☆新藤兼人監督、津川雅彦、墨田ユキ主演。「墨」の字は実際には「さんずい」がつくが、ワープロシステムの中に入っていないようだ。
永井荷風の「墨東綺譚」と「断腸亭日乗」を原作にした作品。
荷風を演じるのが津川雅彦。この人は何を演じても堂々と安定感があって、安心して見ていられると思う。近年では、NHKの大河ドラマで徳川家康を演じたのが印象にある。
墨田ユキは、この映画でいくつかの新人賞を取ったという。
隅田川の東、玉の井の娼婦を自然な感じで演じていた。男のことを「あなた」と呼ぶのが面白い。荷風が自分の名前を教えていなかったからだろうけれど。
墨田ユキという芸名は、監督がつけた名前だという。隅田川、そして役名の「雪」。そこから命名したのか。
お雪が20代半ば、荷風が50歳過ぎ。お雪は荷風の嫁になりたいと乞う。
荷風は承知するが、いざそのときになると、足踏みしてしまう。年齢差もそうだが、なによりも家庭に縛られたくない気持ちがあったのか。(母親=杉村春子さんが演じる! との会話でも、そういうことを言っていたし。)
勝手といえば勝手な男だが、そんなふうに悩んだりする、弱いところも人間的ではある。
そうこうするうちに、空襲で東京は焼け野原になる。けなげに男を待ちつづけていたお雪が亡くなり、悲劇で終わるならば、ありがちな話だが、さて…。
荷風の半生記のような映画だった。荷風のことはよく知らなかったので、勉強になった。
先日訪問した三ノ輪の浄閑寺も映画に登場した。
荷風は墓はここにしてくれ、と言ったらしいが、私が浄閑寺で聞いたところでは墓は雑司が谷にあるという。浄閑寺には筆塚と句碑がある。〔2003・8・10(日)〕


牧童と貴婦人☆☆☆★ゲーリー・クーパーとマール・オべロン主演の恋愛コメディ。1938年作品。クーパーは純朴なカウボーイ。こういう役は似合う。マール・オべロンは、この翌年に出演した、ワイラー監督の「嵐ヶ丘」の女優、ということくらいしか知らなかったが、初めて観た(と思う)。見ているうちに可愛く思えてくる。
階級差を隠して付き合うことから生まれる、すったもんだ話。ありふれてるけど面白いと思ったら、原作が、有名な監督でもあるレオ・マッケリーだった。
ちょい役で、ヒッチコックの「白い恐怖」のラストでびっくり顔を見せた切符切りを演じたアービング・ベーコンが出ている。あの、びっくり顔の表情が同じだから気がついて調べたのです。
お母さんのエプロンのヒモを引っ張って解くイタズラをするクーパーがよかったね。私も同じことやったなあ、と思い出して微笑ましかったよ。
で、ウォルター・ブレナンが出ているけど、若い! 観ているときは気づかなかったさ。〔2003・10・11(土)〕


ぼくの美しい人だから☆☆☆★マリリン友だちのMさんに、この映画の主人公ノーラがマリリン好きで、部屋中にマリリンのポスターや写真を置いているのだと聞いて、そりゃ観なきゃ!と思って、さっそく鑑賞。
ヒロインの名前はノーラ・ベイカー。ちなみにマリリンの本名はノーマ・ジーン・ベイカー(またはモーテンソン)だ。
しかし、あとで調べてみると、以前に観たことがあるという記録があった!
なぜ覚えていなかったのか。唖然。マリリン絡みなのに信じられない!
時間を経て観てみると、映画の印象は違うことがあるのだということを再認識した。
原題は「白い宮殿」という意味で、ノーラの職場であるハンバーガーショップの名前。
ともに家族関係で悲しい過去を持つ男女が出会う、ラブストーリーだ。ただし、男は27歳のエリート、女は43歳の、しがない店員。
社会的な地位の違いに加えて、うんと年上の女性と付き合う男の気持ち、うんと年下の男性と付き合う女の気持ちの難しさを、よく描いていたと思う。
スーザン・サランドン、いいです。「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)で下着姿で熱演していたときから好きだったが、ここでもかなりセクシャルに頑張っている。役柄と実年齢を同じ設定にしているし、熟れた女の生々しい存在感が抜群。確かに、そこに生きているんだと感じさせる。
男に惹かれる一方、自分は若い男には合わないとコンプレックスに悩むあたりは、上手い。
ジェームズ・スペイダーの役は、単なる若造。それでいい。
年上すぎる彼女を、周囲の人間に紹介するのをためらうのは仕方ない。ただ、自分が乗り越えるしかないこと。周囲の目に、どう対するか。好きな気持ちが勝つなら、進むしかない。その人のすべてを受け容れるべきなのだ。
ほこりのついていない掃除機(映画を観ると分かります)みたいな見せかけは止めて、本当の愛を貫きたい!(そんな愛に出会えれば…)
監督のルイス・マンドーキは「男が女を愛する時」(1994)、「メッセージ・イン・ア・ボトル」(1999)など、苦さをトッピングしたラブストーリーがお得意のようだ。
男の住む部屋は高価で、「なんとかパレス(宮殿)」という名前だとしても、ぴったり。原題は、ショップ名であるとともに、それにもかけた言葉なのではないか。 〔2005・3・6(日)〕


ぼくのエリ 200歳の少女☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2010・7・24(土)〕


北北西に進路を取れ☆☆☆☆アルフレッド・ヒッチコック監督得意の巻きこまれ型サスペンス。脚本と音楽が優れもの。ラストの危機一髪からの見事なまでの場面転換は、あっけにとられるほどで、一気にジ・エンドへ。いまじゃ、こんな終わり方はないだろうな。〔2002・11・23(土)〕

☆☆☆☆☆ツイッターでも書いたが、たいしたことのないサスペンスを10本見るより、この1本を見たほうがよさそう。こんなに面白いとは。以前、見ていたにもかかわらず。細かいところまで覚えていなかったせいもあるだろうけれど。記憶力の悪い自分に感謝。(笑)
「午前十時の映画祭」、MOVIXさいたまにて。
バーナード・ハーマンの音楽が、ソール・バスのタイトルデザインにのるオープニングから、うれしくてゾクゾクした。
ノンストップ・サスペンスを彩るのに、ふさわしいメロディ。聴いていてワクワクすること、このうえない。
私の場合は音楽がいいと、そのぶん映画の好き度も上がる。というより、いい映画は音楽もいい、ということなのかもしれない。
なぜ崖から落ちないとか、なぜ人違いをするとか、ささいな映画上の都合のよさは、ストーリーの面白さの前では問題にならない。
関係ない人間が自分の意思に反して事件に引きずり込まれてしまう「巻き込まれ型サスペンス」の典型であり、頂点のひとつだろう。
加えて、ケーリー・グラントの都会的な洒脱なユーモアも存分に発揮される。
相手役の(もちろん、ヒッチコックお気に入りの「金髪」である)エヴァ・マリー・セイントも、少し硬質なクールさで、謎めいたところもあっていい。これが、たとえば先日観た「裏窓」のグレース・ケリーだったら、彼女に観客の目が行きすぎて、ストーリーとケーリー・グラントに意識が集中しなくなってしまう。大スターはグラントだけでいいのだ。そういったキャスティングも絶妙。
悪党コンビのジェームズ・メイソンとマーティン・ランドーもいい。
これだけ面白いとなると、つまり、悪いところが見つからないのも同然ということになるわけだ。
危険なドライブがあったり、飛行機に追われたり、大統領の顔を彫った岩山で追いかけっこがあったりと、見せ場は満載。
エレベーターやオーディション会場などからの脱出のアイデアも見事。繰り返して言うが、スリルだけでなくてユーモアもあるから素晴らしい。
ラストシーン。あっ!と思った。「あっけにとられる」とは、このようなことだろう。
以前に見たはずなのに、そのとき以上の驚き。ワクワクと楽しんで観てきたから、また素直に、うわっ!と思ったのだろう。
この鮮やかな「まとめ方」には、鳥肌が立つ。
もう、うーーん、すごい。と、うなるしかない。シャッポをぬぐとか、シャッポがなかったら拍手するとかしてもいい。
これでもか、と散々おもしろく、たたみかけて見せてきたうえに、この終わり方ときたら!
映画の技術は進歩しただろうが、これほど面白い話は、めったに作れるものではない。脚本、監督、俳優、音楽、撮影、美術、編集…すべてがそろわなければならない。
また観に行きたいなあ。〔2010・10・24(日)〕 

☆☆☆☆☆前回観賞して、あまりに面白かったので、再び映画館で。
ネット予約開始の日の午前0時に即、予約しましたよ。それでなきゃ六本木ヒルズの「午前十時の映画祭」はチケットが取れないかも、と思って。
しかし、何回見ても面白いなー。
ヒッチコック監督は、ちらっと自分が自作に出演するお遊びが好き。
本作では、オープニングタイトルが終わるときに登場。バスに乗り遅れる人を演じている。おちゃめ。
バーナード・ハーマンのスコアは素晴らしいとしか言いようがない。翌年の「サイコ」でも、スリリングなメロディをヒッチコックに提供する。〔2010・11・21(日)〕


僕らのミライへ逆回転☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2008・10・13(月)〕


ぼくを葬(おく)る☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・4・29(土)〕


ホステル」☆☆「ホステル2」が8日から公開ということで、ちょっと気になっていた前作を観てみた。
クエンティン・タランティーノが製作総指揮を担当。
ホラーは嫌いでもないが、とくに選んで観てきてはいないジャンル。
ホラー映画の残酷さというのは、見たくないけど怖いもの見たさ、のようなもの。作り物の映画だからいいのであって、実際の話だったら、とんでもない。
本作、あまり怖くなかった。拷問の痛さが売りらしいが、もしやレンタル版は手加減してあるのだろうか。断りなく、映画の内容を変えるようなことは許されざる行為だと思うが、どうなんでしょう。
でも、やはり、こんな痛い映画を好んで観たくはない。
スロバキアが恐怖の舞台なのは、なんとなく雰囲気。たとえばドラキュラはルーマニアだし、中欧あたりの神秘的というのか怪奇的なムードをうまく使っている。…実際にそんなふうなのかは知らないけど。
なぜ拷問を行うのか、という仕組みの設定が恐ろしい。有り得ないことではないし。(実際にあるという話も。)
三池崇史監督が、セリフ一言のシーンで特別出演。イーライ・ロス監督に頼まれたらしい。
映画では日本人女性のカナが重要な役どころなのだが、エンドロールを見たらジェニファー・リムという女優だった。ちゃんとした日本人女優、いないのかねえ。
(もうひとりの日本人女性役ユキを演じたのは、Keiko Seiko という人。誰じゃ、そりゃ。Seikoという名字って変じゃない? 1983年生まれ、大阪出身とのこと。)
中盤までのお色気と、それ以降のホラー。やっぱりホラーとお色気は切り離せないねえ。〔2007・9・2(日)〕


ポセイドン☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・6・10(土)〕


ポセイドン・アドベンチャー☆☆☆☆パニック大作映画のクラシックともいえそう。
なにしろ、映画の最初に「ハリウッド・クラシックス」と字幕が。名作、古典なんですね、すでに。
TOHOシネマズ 日本橋、「午前十時の映画祭」にて観賞。見るのは今度で3回目。
主題歌の「モーニング・アフター」は、当時、よく耳にした。ラジオの映画音楽番組だったか。
歌手役はキャロル・リンレーさんだけど、モーリン・マクガヴァンさんが映画でも吹き替え(のはず)。
船が転覆して、すべてが逆さまになったところを、救助を待つために、下から上へ向かう。いちばん上にある、スクリュー近くの、鉄板が薄い「船底」へ向かうわけだ。
牧師を中心にして動き出した一行は10人。
この牧師、自分の力で何かを切り開こうという意思の力が強くて、リーダーにふさわしいのだけど、ワンマン気味に引っ張る人間に対しては、反発する人も出てきがちなんですよねえ。
対立する者もいれば、仲介する者もいたり。人間模様がおもしろい。人物をしっかり描写するのが、いいドラマ。
記録のために、10人を書いておくと、フランク・スコット牧師(ジーン・ハックマン)、マイク・ロゴ刑事(アーネスト・ボーグナイン)、妻のリンダ・ロゴ(ステラ・スティーヴンス)、独身の雑貨商ジェームズ・マーティン(レッド・バトンズ)、歌手のノニー・ペリー(キャロル・リンレー)、孫に会うために旅行中の夫婦のマニー・ローゼン(ジャック・アルバートソン) 、ベル・ローゼン(シェリー・ウィンタース)、10代の姉弟のスーザン・シェルビー(パメラ・スー・マーティン)、ロビン・シェルビー(エリック・シーア)、船のボーイのエイカーズ(ロディ・マクドウォール)。
もう、最初に転覆して、みんなが下へ落ちていくところから、悪夢のようで、かわいそうで、泣けてきた。
ちょうど新年があけて、全員でお祝いをしていたところなので、急転直下のインパクトが強い。なんという運命なのか。
映画は、牧師が率いる10人の行動を追っていく。水が迫ってくるなかを、困難な道のりを、なんとかルートを探して進む。
がんばって、みんな助かって! と応援しながら、ハラハラしながら見守るのだが…。
生き残った乗客たちに向かって、牧師は上に移動することを勧め、船のパーサーはその場にとどまることを主張する。
どちらが正しいのか、どちらに付いていくのかは、個人個人が判断するしかない。これは難しい。自分だったら…?
正しい道を進んでも、ちょっとした不運で命を落とすかもしれない…。牧師でなくとも「神よ!?」と言いたくなりますよ。
船長さんをレスリー・ニールセンが演じていて、のちに、おとぼけお笑い映画の主役をやるとは思えないくらい、凛々(りり)しくて、かっこいい。(笑)
マリリン・モンローさんのファンとしては、牧師のジョンとして、アーサー・オコンネルが出演しているのに喜ぶ。なにしろ 「バス停留所」のボーの師匠ともいえるバージですから!(わからない方は映画「バス停留所」を見てくださいね。)
でも、ジョン牧師、10人の一行に加わらなかったんだ…。
シェリー・ウィンタースさんも、マリリンと知り合い。
ステラ・スティーヴンスさんは「プレイボーイ誌」のグラビアに出たという、マリリンとの共通点あり。
娯楽アドベンチャーでありながら、人間関係のドラマも見応えがあって、すばらしい。〔2016・9・3(土)〕


ポゼッション☆☆☆☆強烈なインパクトがある、とんでもない怪作。
俳優の演技は火花が散りっぱなしで、鬼気迫る!
なんたって、イザベル・アジャーニ。とりつかれるような演技が、すごい。美人だから、なおさら狂気の美が際立つ。(思えば「反撥」のカトリーヌ・ドヌーブもそうか。)
美女が、あんなんなったり、こんなんなったり、というのが、基本、好きなんだな私は? え?(笑)
とくに、地下通路での「ひとり狂気芝居」の、ものすごいことといったらない。
彼女は他の作品でも、精神を病む役が、いくつかあったような…上手いのである。
彼女の夫役のサム・ニールも負けじと狂う。(?)
夫婦の言い争いの場面なんて、すっごいです。空気も張り詰めてる。
イザベルがインタビューで、監督にいつも泣かされてたようなことを言っているが、俳優を精神的に追い込む作戦だったのかな、ズラウスキー監督は。
イザベルはマジに、おかしくなる一歩手前にイッタのかもしれない。
演技がすごいのは主演ふたりだけではない。
ハインツ・ベネントは、サム・ニールと会話するときに、ダンスをするようにくるくる回ったりしていて変だし、マルギット・カルステンセンは登場場面から、すでに、足を骨折してギプスをして歩く格好が、何だか異様。
みんながみんな、怪演なのだ。
ここからネタばれ。というか、私の解釈。
けっきょく、あの不気味なモノは「悪」と総称してもいいのではないか。
観念的な意味で、そうした形で見せているもの。
とすれば、登場人物たちは狂っているのではなく、「悪にとりつかれている」。(似たようなものか。)
彼女自身も、ちゃんと、「もうひとりの私…」と話している。良い私と悪い私。
ラストでは、子どもが逃げ出して、ついには、あんなことになる。
空襲のような音が蔓延する。
空襲イコール悪といえるから、そこだけ見れば戦争批判にもなりそう。だが、そのように考える根拠は、ほかにはない。
テーマが悪の台頭となれば、つまり、それは、神の不在、ともいえる。(そう言ってしまうと、なにか陳腐になりそうだが。)
どうも刺激的な映画が(も)好きな私(ホラーが好きということではない)だが、本作はその最たるもの。
アンジェイ・ズラウスキー監督、恐るべし。
ゲテモノ、エログロ映画ととらえる人もいるかもしれないが、そうではない。というか、それだけではない。(と思う。)
成り行きで、ある人にDVDを貸したが、きっと好みじゃないだろうなあ…。
イザベル・アジャーニは、カンヌ映画祭主演女優賞ほかを受賞。
DVDは、スティングレイから発売中。〔2010・11・28(日)〕


ポゼッション(2012年)☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・6・8(土)〕


火垂るの墓☆☆☆★空襲で母を喪った、少年と幼い妹の運命。
神戸の空襲は、先日読んだ「少年H」を思い出させました。焼夷弾というのは、こういうふうに落ちてくるのか、と画面を見て知り、恐ろしく感じました。
いまは、アメリカの映画を観て楽しんでいる時代だけど、昔、日本に爆弾を落としたのも、そのアメリカなのだということを、改めて思う。戦争だから仕方がない、のだろうか。すべての人間は、一瞬のうちに、大切な人との絆を断ち切ってしまう、戦争という行為の愚かさを肝に銘じているべきだと思う。
そのためには、こうした映画は、とても意義のあるものだと信じる。
ただし、私はこの映画の主人公の少年には文句がある。少年は、空襲で焼け出されて親戚を頼るが、しだいに親戚の家に居ずらくなって、幼い妹と2人だけで暮らし始める。食べるものはひどくなり、やがて栄養失調になっていく。ちゃんと食べられないなら、なんとしても親戚の家に置いてもらうべきだし、ぶらぶらせずに働くべきでもあったと思う。妹を飢えさせずに、兄妹2人でしっかり生き抜くことが、亡き母の望みでもあったはずだ。たとえ、父が海軍さんで、貧乏ではない家庭だったとしても、生き延びるためには、つまらないプライドは捨てて、親戚の世話になるべきだったのだ。
少年には、生きようとする気力が不足していたと感じる。母の死に遭い、心のなかのどこかで、自分も死んで母親のところに行きたい、という気持ちがなかったとはいえないのではないだろうか。極言すれば、妹は道連れにされたといってもいい。
すべては、こうした事態を生んだ戦争が悪いと言ってしまえば、おしまいだが、もっとがんばって生きてほしかった。〔2001・8・10(金)〕


墨攻☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・2・12(月)〕


ホットロード☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・8・24(日)〕


ボディ・スナッチャー/恐怖の街☆☆☆いくつかリメイクもある有名なSF作品。
最初の映画化は1956年、ドン・シーゲル監督で、劇場未公開だったのか。
しかも、調べたところ、「インベージョン」も同一原作(ジャック・フィニイ「盗まれた街」)だというから驚いた。と思って、自分が書いた「インベージョン」の記事を読んだら、ちゃんとボディ・スナッチャーがどうだこうだと書いてあるじゃないか! 忘れやすいにも、ほどがある!
町の人々が見かけは同じでも、次々に別人に変わっていく、という基本のストーリーなわけだ。
オープニングロールで、知ってる名前を探していて、ダナ・ウィンターさん、キャロリン・ジョーンズさんが出る! ん? サム・ペキンパーだって? 監督じゃなくて出演!?
見ている間はどこに出たか、わからなかったが、あとで調べて、ガス屋のチャーリーと判明。ちょっとしか出ていませんでしたね。
ヒロインのダナ・ウィンターさん、名前は知っているけど、作品はあんまり見たことがない。
今回は、おっぱいの張りが、どーんと、すごい。服装がタイトなのもあるのかな。見ていて素直に楽しいです! そういうの好きです!
キャロリン・ジョーンズさんといえば、「七年目の浮気」なんですよ、マリリン・ファンにとっては。
ミス・フィンチ役で、看護婦。入院中の主人公を熱愛します(ただし、主人公の妄想です)。
人間の中身が、みーんな乗っ取られて、感情がなくなってしまうって、社会的に考えると、いろんなこと(○○主義とか)の怖さに当てはめられる。
個人的にも、あれ、もしかして、いまの自分って、乗っ取られたあとなんじゃないか?(なぜか、乗っ取った記憶はなくなっているとしたら。)なんて。
スナッチャーとは、強奪者のことだそうです。
派手さはなし。
エンディングは、いまだったら、もっとバッドエンドにしそう。〔2017・3・25(土)〕


ボディ・ダブル☆☆☆デ・パルマ的「めまい」「裏窓」ミックス!?
ヒッチコックにオマージュということでいえば、ヒッチ映画に出演したティッピー・ヘドレンさんの娘であるメラニー・グリフィスさんの起用も、そのひとつだろう。
お話は、豪華マンションの一室の留守番を頼まれて、望遠鏡で向こうの家を覗いてみると(「裏窓」風)、下着姿の女がひとりでダンスしてます。
彼女が怪しい男に狙われてると思って、車で彼女のあとをつける(「めまい」風)けど、肝心なところで男は閉所恐怖症で困ってしまう(「めまい」は高所恐怖症だったが)。
ポルノ映画撮影所のシーンで、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの名曲「リラックス」が、まるでビデオクリップ!
メラニーさんも出てくるし、ラブシーンでは2人のまわりを360度カメラが回っちゃうお得意の撮影術も。
もっと「めまい」的なストーリーもあるけど、伏せておく。
前半はメラニーさんでなくて、元ミスUSAのデボラ・シェルトンさんが活躍する。〔2014・2・16(日)〕


ボディ・ハント☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・11・18(日)〕


ホテル・ハイビスカス☆☆☆「ナビィの恋」を作った中江裕司監督の作品。舞台はやっぱり沖縄。
小学3年生の女の子が主役で、この子が、めっちゃ元気で楽しい。蔵下穂波という子でオーディションで選ばれたらしいけど、この映画は、この子に尽きる。
ハイテンション演技でも、わざとらしくない! すごいっす。
沖縄の、どこか、のんびりとして開放的な気分がいいなあ。いろいろ問題もあるだろうけど、そんななかで自由に元気に暮らす一家。なにしろ、小3の娘が、父親に手紙を見せたいがために、ひとりでバスに乗って遠くへ出かけちゃうんだからねえ。
学校の先生役で、西田尚美さんがゲスト出演。ちらっとしか映らないから、よく確認できないけど、最後に名前が出ていた。「ナビィの恋」の主演女優だから、この映画にも出るんじゃないかなと思ったら、期待通りだったね。〔2005・1・30(日)〕


ホテル・ルワンダ☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2006・1・21(土)〕


ホノカアボーイ☆☆☆小泉今日子さんが主題歌、というので見てみた。それだけの理由。そしたら、マリリンの話が出てきたよ!
ひとりの大学生男子が、ハワイのホノカアで過ごした日々。
彼が働く映画館は、実際にホノカアにあるものだそうだ。
食いしん坊のオーナー(だったかな?)が松坂慶子さん。のんびりムードが似合ってて、いい。
いつも彼に、ご飯を作ってくれる女性が倍賞千恵子さん。彼が好きだからだよね。ずいぶん年下の男の子、なんて関係ないさ。嫉妬だってするよ。
付き合うガールフレンドが長谷川潤さん。
エロ本は日本のものがいい!と、あっちは現役?なおじいちゃんが喜味こいしさん。
ほかに、正司照枝さん、蒼井優さん、深津絵里さんなども。
喜味こいしおじいちゃんと大学生の彼の会話。
「あっち(筆者注:天国のこと)でね、マリリン・モンローを見つけちゃった」
「ほんとに?」
「いいよ、いい女だ。超エッチだな」
「エッチなの?」
「目がねえ、目がすごくエッチだ」
「いいねえ、それ」
「ペネロペ(筆者注:女優ペネロペ・クルスのこと)も早くこっち(筆者注:これも天国)へ来てくれないかなあ」
マリリンがエッチだ、目がエッチだ、というのは、あまり同意しないけど、そう見る人もいるだろう。
ハワイの、のんびり感は、いいなー。行ったことないけど、住人になったら満足するかもしれない。
のんびりして寝そうな、スローライフな映画って、一部で流行りなのか、先日も「マザーウォーター」などを、観たけれど。
あ、どっちも小泉さんが絡んでるじゃないか! スローライフが似合うイメージの彼女なのかねえ?
エンディングの彼女の歌「虹が消えるまで」を聴きながら、やさしい歌に泣けてきた。いまの彼女には、スローな歌は、よく似合う。〔2010・11・27(土)〕


仄暗い水の底から☆☆☆☆平日に映画を観るのは珍しい。きょうは時間の余裕があったのである。
原作は読んだことがある。基本設定は同じだが、他は、かなり変えているように思う。
けっこう、ぞくぞくした。怖いものチラリズム。
最後に思ったのは、母が子を守る愛というのは、理屈じゃない、ということ。
しかし、マンションに引っ越してきて、すぐに雨漏りじゃあ、たまらん。
他の住人が部屋の扉から、まるで出てこず、主役2人だけしかいないのも怖い。
雨が降って、雨音も強い夜に観たのは、偶然? 映画と同じようなところに住んでなくてよかった…。
さて、リメイクは、どうなるか。〔2004・3・30(火)〕


ホビット 思いがけない冒険☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2012・12・16(日)〕


ホビット 決戦のゆくえ☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・12・14(日)〕


ホビット 竜に奪われた王国☆☆☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2014・3・1(土)〕


ほぼトワイライト☆☆☆トワイライト・シリーズ(最初の2作?)のおバカなパロディ映画。
WOWOWにて。
見ていると、ああ、オリジナル(本家)にこんなシーンがあったな〜と思い出す。
くだらねーとエヘラエヘラしながら見るべし。
オリジナルを見たあとのほうが楽しめるので、よろしく。〔2012・1・29(日)〕


ポリス インサイド・アウト☆★「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2007・4・8(日)〕


ホリデイ☆☆☆★ケイト・ウィンスレット嬢が出ているので、映画館で観たいなと思いながら、機会を逃した作品。
上出来なラブコメだった。観客を楽しませるという基本は、しっかり押さえている。
設定がおもしろい。期限付きでの、家の交換。
雪のイギリスの田舎家と、都会のロサンゼルスの大きなハイテクな家の好対照。
キャメロン・ディアスのほうは、すぐに彼が見つかり、ケイトのほうは、すぐに恋人はできないけど、おじいちゃんと友達になる。
キャメロンは涙が出なくて、ケイトは大泣き。
キャメロンの仕事は映画の予告編制作。ケイトは新聞社に勤務。
キャメロンと出会うジュード・ロウは編集者。ケイトと出会うジャック・ブラックは作曲家。ケイトの友達のおじいちゃんは元脚本家。
みーんな、マスコミ関係。類は友を呼ぶのか?
他にも、イギリスの家がある町は、ケーリー・グラントの出身地だったり。
検索サイトのグーグルで、キャメロンがバケーション先を検索していた。
アメリカでも、やっぱりググるんだね。
ホリデイもパソコンで探す、今の時代です。
男と別れて、すぐに代わり(?)が見つかるなんて何とも都合がいいけど、ラブコメだから100パーセント、それでいいのだ。
キャメロンのシーンで時々、まるで彼女の職業病のように、予告編っぽいナレーションが流れたのには笑った。ナイス脚本!
ケイトの友達おじいちゃんを演じるのが、イーライ・ウォラックだ。
マリリン・ファンにとっては、何といっても「荒馬と女」で忘れられない、大切な俳優。
パッと面影が浮かばないくらい、おじいちゃん。
だけど、うれしいなあ。元気で映画に出てくれている。
昔は映画の脚本家、というわけで、アイリーン・ダンなんて懐かしい女優の名前も出てくる。
かと思えば、ダスティン・ホフマンが一瞬カメオ出演していたし!
どうしても涙が出なかったキャメロンが、最後には…というところも、うまーく出来ている。
映画好きには、いろいろとプラスアルファで楽しいメニューでした。
私の場合、「ホリデイ」と聞くと、マドンナの曲を思いだすんだよねえ。
そういえば劇中の予告編に、最近マリリンをまねしたリンジー・ローハンが出てたっけ!〔2008・2・17(日)〕


ポルノグラフィックな関係☆☆☆☆ナタリー・バイとセルジ・ロペスのほとんど2人芝居。いい感じ。〔2001・10・6(土)〕


ポロック 2人だけのアトリエ☆☆おもしろくなかった。
エド・ハリスが、抽象画家のジャクソン・ポロックを演じる。
彼が何年もの間、映画化を考えてきた題材だったらしく、けっきょく、監督も他人に任せる気になれなくなったという。
私はポロックという画家は、まったく知らなかった。この映画を観たのは、最近毎度のことではあるが、ジェニファー・コネリーお嬢様が出ているからなのだった。
この映画を観て、よかったなと思うのは、ポロックという画家を少しでも知ったことくらい。
抽象画というのは別に好きではない。意味が分からないし。
ポロックの絵は、絵の具を床に敷いた紙の上にふりまく、といったような作品作りが特徴的。
誰にでも出来そうでもあるが、ハリスによれば、これは計算の上で描いているらしい。
精神的に不安定で、酒を飲んでダメになったりと、芸術家によくありそうな問題を抱えたポロック。
エド・ハリスの熱演(とくに絵を描くところ)、彼の妻のマーシャ・ゲイ・ハーデンの演技のうまさは認めるが、もともと私がポロックという人自体に興味がなかったうえ、類型的な破滅に終わってしまったストーリーなので、退屈だった。
展開が、ありふれているのだ。
ジェニファー嬢にしても、ラスト20分くらいで、ようやく登場。
知らない間に、どこかで出てきていたのか、と途中で考えてしまったくらい、なかなか出てこなかった。
ポロックの愛人役だった。
ゲスト出演っぽい扱い。彼女が、この映画に出たがったのか、それともハリスが彼女のネームバリューを映画に使いたかったのか。
ちなみにポロックさん、広辞苑を見てみたら、ちゃんと載っているほど有名な画家でした。
私は興味ない。
エンディングには、トム・ウェイツの歌が流れた。〔2007・6・10(日)〕


幌馬車☆☆ジョン・フォード監督の1950年作品。幌馬車が旅をするのを追う、西部開拓の一編を観るような話。主演はベン・ジョンソンとハリー・ケリーJrで、フォード作品でもお馴染みの2人だが、地味めだよね。ヒロインは、こちらもフォード組といえるジョーン・ドルーだ。
一行に、悪党5人組が同行して、緊張感が増す。でも、幌馬車隊の旅を描いてるだけという印象が。
スタン・ジョーンズが作り、ザ・サンズ・オブ・ザ・パイオニアが歌う歌が西部の叙情を盛り上げる。〔2004・4・11(日)〕


ホワイトアウト☆☆☆細かいところがいまいち分からなかったよ。犯人たちがダムを占拠するというアイデアは、新しいのかもしれない。ハリウッド製アクション映画にもそれほど見劣りしない。犯人の計画の詳細が、よく把握できなかったが…。菜々子さんが、そんなに活躍しなかったのはつまらない。〔2001・10・7(日)〕


ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火☆☆☆戦車の戦いというのを見てみたくて。   
ドイツ軍の「ホワイトタイガー」。たった1台で、ソ連のT-34戦車を次々と砲撃して、餌食にしちゃうんですねえ。
強っ! なんでか分からん。砲弾がすごいのか、命中率がすごいのか。
砲撃戦は面白かった。
ソ連側も、ホワイトタイガー戦で重度の火傷を負いながら奇跡的に生き延びた兵隊が、戦車を操縦してリベンジを挑む!
1対1の砲撃戦!
…で、いきなりドイツ敗戦の風景となって、展開が妙なふうに進む。
ここは変だったよね!〔2015・1・18(日)〕


ホワイトハウス・ダウン☆☆☆☆「映画感想/書くのは私だ」に感想あり。〔2013・9・8(日)〕


ホワット・ライズ・ビニース☆☆☆★ミシェル・ファイファー主演のサスペンス・スリラー。公開時に映画館で観ていて再見だが、面白い。隣家を覗くなんてヒッチコックの「裏窓」みたいだし、音楽も少し、ヒッチコック映画の常連だったバーナード・ハーマンを思わせたりして。なんたって美女を怖がらせるのがスリラーの王道です。「映画感想/書くのは私だ」に初見時の感想あり。〔2002・4・28(日)〕


ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ☆☆☆★彼女の演奏した曲を探して聴いてみたくなった。クラシックは詳しくないので、彼女のことは、この映画で初めて知った。
ダニエル・バレンボイムが映画に出てきたときは、おお! と思った。彼の名前くらい知ってますよ。彼がジャクリーヌの夫だったんですね。
幼い頃、姉ヒラリーはフルートで、妹ジャクリーヌはチェロで、数々のコンクールで優勝するほどの才能ある演奏家だった。しかし姉は結婚して主婦となり、妹は音楽家の道へ進む。そして妹を襲ったのは、多発性硬化症という難病だった…。
エミリー・ワトソン、レイチェル・グリフィスの好演。
原作は姉と弟によるが、姉妹の私生活を赤裸々に描いた映画には、母国イギリスでデモが起きたそうだ。バレンボイムはノーコメントらしい。またジャクリーヌのチェロは、いまはヨーヨー・マが持っているとか? 〔2001・9・30(日)〕